- 投稿日:2025/11/08
- 更新日:2025/11/08
はじめに
思い出が多いほど、片づけが難しくなる
子どもが成長していくと、家の中にはいつのまにか「思い出のもの」が増えていきます。
お気に入りだったぬいぐるみ、サイズアウトした服、もう遊ばなくなったおもちゃ……。
どれも思い出が詰まっていて、なかなか捨てづらくありませんか?
赤ちゃんの頃からの服やおもちゃを、「これは思い出のものだから」と取っておくうちに、気づけばクローゼットも部屋の中も、過去の思い出でいっぱいになっていました。
家はどんどんものだらけ・・・。
“今”の子どもたちにはもう不要なのに、「捨てたら後悔するかも」「もったいない」という気持ちが邪魔をして、なかなか手放せなかったんです。
そんな時に出会ったのが、“捨てない断捨離”という考え方でした。
【第1章】『捨てない断捨離』の選択
きっかけになったのは、NPO法人ワールドギフトさんの活動です。
「使わなくなった物を、必要としている誰かのもとへ届ける」——
その仕組みを知った瞬間「これならできるかもしれない」と思いました。
衣類・ぬいぐるみ・靴・雑貨・文房具など、
まだ使える日用品を段ボールに詰めて送るだけで、国内外の人々の手に渡るというシンプルな流れ。
“捨てる”ではなく“つなぐ”という手放し方に、
心から納得できた気がしました。
「えっ、これもOKなんだ」と驚いたもの
◆ランドセルや鍵盤ハーモニカなどの学用品
◆使いかけの色鉛筆やノート
◆まだ使えそうな靴や上靴
◆ハッピーセットなどのおまけ
◆使用感のある少し汚れたこども服
◆使用した調理器具(フライパン・おたまなど)
◆習い事の指定バッグ(スクール名入り)
◆ぬいぐるみ
◆紙おむつ(開封済でも不衛生でなければ可能)
どれも「まだ使えるけど、捨てるのは気が引ける」ものたちです。
特にぬいぐるみは、顔があるだけでゴミ袋に入れるのがつらいですよね。
でも「次の誰かに使ってもらえる」と思うと、罪悪感を感じることなく、むしろあたたかい気持ちで手放せるようになりました。
【第2章】私の使い分けルール(メルカリ→寄付)
私はまず、新品や状態の良いものはメルカリに出品しています。
数か月先の期日を決め、その間に売れなければ、ワールドギフトに寄付。
このルールを決めたことで、「売るか寄付か」の2択になり、迷う時間が減って一気に片づくようになりました。
さらに寄付はまとめて発送できるので、一度にスッキリします。片づけた後の爽快感は思った以上に大きいです。
【第3章】寄付できる物・できない物の基本
ワールドギフトは「再利用できるもの」をつなぐ仕組みなので、不用品だからといって何でも送っていいわけではありません。
送らなかったもの
壊れているもの
包装材や緩衝材
日本語の文庫本 など
最新の対象品目や受付状況は、公式サイトの案内が確実です。
→ ワールドギフト公式サイト
問い合わせをして感じた安心感
送っていいもの・ダメなものは公式ホームページに記載があります。
もし送りたいものが一覧になく、迷ったときは問い合わせをしましょう。
私も何度かお聞きしたことがありますが、すぐに丁寧な返信をいただけました。
【第4章】申し込みと寄付金について
申し込みはWEBで完結します。
寄付金(2,900円〜)がかかります。
自宅まで集荷に来てもらえるので、いつも大きな140cm段ボールにぎっしり詰めて発送。
家にいながら「誰かの役に立つ」手放しができるのは大きな魅力です。
最初は「お金がかかるのか」と少し迷いましたが、誰かの役に立つ形で手放せることがうれしくて、「お金を払ってでも続けたい」と思えるようになったんです。
また、寄付金には任意で上乗せ寄付もできるので、私も時々+αで気持ちを添えています。
不用品は“ごみ”ではなく、“贈りもの”になる
「日本ではゴミとして扱われたり、捨てられてしまう物でも、世界には喜んで使っていただける人々がいます。」
NPO法人ワールドギフトHPより
公式サイトやInstagramでは、寄付された物を受け取った方々の笑顔の写真や動画が発信されています。
今の自分がどれだけ恵まれているか、再確認する瞬間でもあります。
大きな寄付はできないけれど、私でも誰かのために役に立っていると思えるとなんだか温かい気持ちになりました。

【第5章】ものを減らすと、行動が軽くなる
片づけを通して気づいたのは、
「ものを減らすと、頭の中までスッキリする」ということ。
視界に入る“やらなきゃ”が減ると、
時間や気持ちのリソースを“今やりたいこと”に使えるようになります。
ものを減らす=心の余白をつくる。
余白ができると、自然と行動のスピードが速くなる気がします。
【まとめ】“捨てない断捨離”で、心も暮らしも軽くなる
私たちにとって今必要ないもの、捨てるにはもったいないものも世界には喜んで使って頂ける人々がいます。
思い出たっぷりで捨てにくいものも、誰かが喜んで使ってくれると思うと、手放しのハードルが一気に下がりました。
衣替えの時期に定期的に利用させていただくようになり早2年ほど。
今ではこどもたちも進んで、協力してくれるようになりました。
ワールドギフトへの寄付は、
あなたの思い出を次の誰かの笑顔につなぐ、やさしい循環。
「手放す」と「誰かの役に立つ」が同時に叶う。
私は、行動力って「片づけた“余白”」から少しずつ生まれてくるものだと感じています。