- 投稿日:2025/11/08
1. はじめに:「毎日投稿=毎日書く」は、私には無理でした
こんにちは、ぽんです。 リベシティの皆さんの中にも、本業や育児の傍ら、SNS発信を頑張っている方は多いと思います。
私も精神科看護師(3交替)と2児の育児の傍ら、X運用代行の副業をしていますが、X運用を始めた当初は、最大の壁が「毎日投稿」でした。
「毎日投稿が大事」とは分かっていても、
深夜勤明けで、頭がまったく回らない。
日勤の日は、帰宅したら子供との格闘で、PCを開く気力もない。
準夜勤の日は、生活リズムが狂ってそれどころじゃない。
早々に「毎日ネタを探して、毎日書く」ことを諦めました。 ですが、今はクライアントワーク(X運用代行)も含め、毎日投稿(予約投稿)ができています。
それは、「毎日投稿する = 毎日書く」というマイルールをやめたからです。 私が実践している、不規則勤務でも回せる「SNS投稿の仕組み化」を紹介します。
2. 「スキマ時間」神話の罠
よく「スキマ時間で書きましょう」というノウハウがありますが、私の場合、それは機能しませんでした。
3交替勤務と2児育児における「スキマ時間」は、
・子供が騒ぐリビングでの10分
・夜勤中の仮眠前の5分
・通勤中の車内
こんな細切れの時間では、集中して「ネタ探し」や「執筆」などできませんでした。 「今日もできなかった…」と自己嫌悪に陥るだけです。
そこで私は、「スキマ時間」にやることをやめ、「まとまった時間」で「一気にやる」方針に切り替えました。
3. 私の「SNS投稿ファクトリー」稼働時間
私が「SNS投稿」の作業をするのは、以下の2パターンだけです。
「平日休み」の日(子供が保育園に行っている午前中)
「準夜勤(夕方から)」の日の午後(出勤前の2~3時間)
この「まとまった時間」に、SNS投稿を「製造」します。 私にとってSNS運用は「創作活動」ではなく「工場での作業(ファクトリー)」に近い感覚です。 そして、その工場の優秀なパートナーが「AI」です。
4. AIと二人三脚! 私の「投稿まとめ作成」4ステップ
「さあ、まとまった時間だ!書くぞ!」と意気込んでも、ゼロからネタは出てきません。 そこで私は、GeminiやNotebookLMといったAIを「壁打ち相手」兼「アシスタント」にします。
まず、AI(NotebookLMなど)に、クライアントの資料やミーティング議事録、過去の投稿データを読み込ませます。 その上で、AIに「今週のポスト方針、どう思う?」と相談(壁打ち)します。
私: 「今週は『サービスAの魅力』を伝えたい。ターゲットの採用に繋がるポストの切り口?」
AI: 「過去のデータから、社内の雰囲気や、企業理念が伝わるポストの反応が良いです。その切り口でどうでしょう?」
こうして、まず「何を発信するか」の軸を決めます。
軸が決まったら、Geminiに「ポスト案を10個出して」と指示します。 ここで出てくる案は、まだ「60点」くらいです。でも、それでいいんです。
ゼロから1を生み出すのが一番辛い作業。AIには、その「たたき台」を作ってもらいます。
これだけでも、全体作業の負担感が60%くらい減るイメージです。
AIが作った60点の投稿案は、無機質で「誰でも言えること」です。 ここからが、運用代行者である私の本領発揮です。
AIの案を眺めながら、**クライアントがミーティングで語った「言葉」「熱量」「想い」**を再現していきます。
競合リサーチ: 他の運用者は、同じテーマでどう発信してる?
→ 表現は参考にしますが、あくまで核は「クライアントの言葉」です。
「想い」の再現: NotebookLMに入れた議事録を見返し、クライアントが使った「生の言葉」を拾い上げます。
例えばですが、
AI案:「このサービスは便利です」
私が修正:「クライアントは『単なる便利さじゃなく、忙しい朝の“5分の余裕を作りたい』と言っていたな」
→ 「忙しい朝に“5分の余裕”を生み出す。私たちが目指したのは、そんなサービスです」と、「クライアントの体温」が感じられる文章に書き換えます。
ひらめきの追加: この作業をしていると、「クライアントならこう言うはずだ」という新しいポスト案をひらめくこともあり、それも追加します。
この作業で、60点のポストが「クライアントらしい」90点の投稿に磨かれていきます。
90点になった投稿案を、すぐには予約投稿しません。 必ず「日を置いて」再チェックします。
私の場合、この「まとめ作業」をした日とは別の、例えば「夜勤明けで頭がリセットされた日」や「翌日の朝」に、新鮮な目でもう一度読み返します。
「クライアントの想いや考えと、本当に合致しているか?」
「この表現で、誤解を招かないか?」
「読んだ人が、不快にならないか?」(※精神科看護師の経験がここで活きます)
この最終チェックを経て、初めて「完成品」として予約投稿のボタンを押します。
5. まとめ:「ひらめき」より「仕組み」が継続の鍵
「毎日ネタを探さなきゃ…」 「今日は何もひらめかなかった…」
本業や育児で忙しい私たちが、この「ひらめき」に頼っていては、SNS発信は続きません。
私のやり方は、
✅「書く時間」を固定する(まとまった休日)
✅「AI」をアシスタントにし、ゼロから考えない
✅「クライアントの想い」を核として、人間(私)が魂を吹き込む
✅「日を置いて」再チェックし、品質を担保する
という「仕組み(システム)」です。 これなら、夜勤明けで頭が回らない日も、子供と全力で遊ぶ日も、SNSは動き続けてくれます。
もしあなたが「毎日投稿」のプレッシャーに悩んでいるなら、「毎日書く」のをやめて、自分なりの「投稿ファクトリー(仕組み)」を作ってみてはいかがでしょうか。