- 投稿日:2025/11/11
自分だけの答えとは?
「13歳からのアート思考」松永幸歩著より。
この書籍の詳細・解説は、書籍または中田敦彦氏のyoutubeでご覧になってください🙇
部分的に引用し、私が感じたことと答えです。二番煎じですが、面白かったので気になった方はぜひ書籍をご覧になってください。
石の話
アートと聞いて何を思い浮かべますか?
私は2017年に放送された『ダイアモンド博士の“ヒトの秘密"』から「アートは人間だけのものではなく、そもそも異性を引き付けるためにある!?」という説をなかなか気に入っていました。
例えば石器時代の狩りに使う石は、こんな風に片側が刃物、片側が持ち手の方が使いやすいです。
しかし、実際には両方とも刃になっていて、しかも綺麗に磨かれた石が発見されています。これは実用的ではありません。むしろ、「こんなに綺麗に磨かれたものを作れるんだぜ俺(ドヤァ)」、「きゃー!かっこいい!」といったアート的な表現だったのではないかと思います。
そして、こうした“美しく作る力”が種の存続にも影響したのかもしれません。狩りの上手い人だけでなく、器用な人も生き残った。これこそ、多様性の始まりの一例だと感じます✨
このエピソードが真っ先に頭に浮かびました。だからアートはそこら辺にあるはずだ。モネやピカソだけがアートではないという理解をしていました。
アートの範囲
そして、どんどん歴史が進み近代化すると、中世の宗教画や自画像などが主流だった時代から、絵がカメラの出現により代替できるようになり、どんどんとアートとはなにか?という疑問が拡大してきます。
花の部分を描いていた芸術家たちは、やがて地中の根のように「興味の種」や「探求の根っこ」へと意識を伸ばしていきました。
つまり、表面に見えている作品の中に込めた、自分なりのものの見方と自分なりの答えが求められる様になりました。(これは作者にも観客にも言えます)
まとめ:この本から得た教え
・表現方法は何でもいい。石でもいい。(著者は石でいいとは言ってない)
➔デザインだけではなく文章やコード、ハンドメイドやLINE構築などなんでも表現できるものはアートになりうる。
・そこにどんな意味を与え、価値を与えるかによってアートかどうか=ただの花職人なのか、根のある思考を含んだ作品になのかが異なる。
・インターネットの普及により、個人の思考が大事になってきている。『正解』はない。良いと思うものや興味のあるものを調べて、真似して、作り出すことが大事。
・小さな気付きから「どこから/そこからどう思う?」と言った表現をしてみると良い。正解はない。
・そして、なにか作品(アート)を見たあと、「感性」モードに入る。そこで一度自分で手を動かして表現してみること。その繰り返しでどんどん興味は広がっていく。何が見えたか書き出してもよい。
・そうして、根の生えた花は多くの人を引き付ける。(モテるわけじゃないかもしれないけど、価値を知ってもらえる。ここに古代からの繋がりを感じました)
ここまでお読みいただきありがとうございました。繰り返し作成していると過去の自分の作品がなんと恥ずかしいものか、と見えるのはあるあるだと思います。しかしそれは、自分の興味から更に手を動かして、成長した結果の気付きだと思います。
稼ぐ力は先が長いですが、一緒にがんばりましょう〜!