- 投稿日:2025/11/14
- 更新日:2025/11/19
数字が苦手な人でも、簿記3級は合格できる
あなたは、簿記3級の合格を目指して勉強している最中ですか?
あるいは挑戦したけれど、思うように結果が出なかった人もいるかもしれません。
私は理系出身ですが、昔から数字に苦手意識がありました。
学生時代は「とにかく量をこなす」ことで何とか乗り切ってきたタイプです。
特に英語にハマってからは文系寄りの思考になり、
それに比例して数字がさらに遠い存在になっていきました。
そんな私も、簿記3級の試験に2回落ちています。
1回目は短期間で無理に挑戦し、2回目は理解が浅く得点に結びつきませんでした。

当時は「どう勉強すればいいのか分からない」と迷い、
「理解しているはずなのに点が取れない」と悩む日々が続きました。
挫折しかけたこともあり、今まさに勉強でつまずいている人の気持ちはよく分かります。
しかし、3回目の挑戦で大きな気づきを得ました。
それは「量をこなす勉強」から「質を高める勉強」へ切り替えたことです。
勉強の方向性を見直すだけで、結果は驚くほど変わりました。
この記事では、私が3回目の挑戦で実践し、合格につながった勉強法を3つ紹介します。
内容を取り入れることで、今迷っている人も効率よく合格に近づけるはずです。
正しい方法を選び、学習を積み重ねれば、数字が苦手でも簿記3級は必ず合格できます。
1️⃣ 教材は「一つに絞って一点突破」する
私は初回と2回目の試験で、複数の教材を同時に使っていました。
『[書籍]スッキリわかるシリーズ スッキリわかる 日商簿記3級(著者:滝澤ななみ、出版社:TAC出版)』
『YouTube』
『資格★合格クレアール』
などを併用していたのです。
しかし、教材ごとに用語や解説の流れが異なり、頭の中が整理しきれませんでした。
結果として、どの教材も中途半端な理解で終わっていたのです。
そこで3回目は、教材を『資格★合格クレアール』に一本化しました。
講義・テキスト・問題の流れが統一され、理解が自然と深まっていきました。
「あれもこれも」と手を出すより、「一つを深く」学ぶ方が圧倒的に効率的です。
自分に合った教材を選び、その一つをやり抜くことを強くおすすめします。
教材を選ぶ際は、以下の3つを意識すると良いでしょう。
教材選びのポイント
・講義や解説が分かりやすいか
・自分のペースで進めやすい構成か
・テキストと問題集の連動性があるか
2️⃣ 理解に時間をかけすぎず、「問題集を繰り返し解く」
「理解してから解く」よりも、「解きながら理解する」方が定着は早いです。
まずは全体をざっと学んだら、すぐに問題集に取りかかりましょう。
少し考えても分からない問題は、答えを見ても構いません。
大事なのは、立ち止まらず回数を重ねることです。
同じ問題集を繰り返すことで、知識が自然と積み上がっていきます。
私は問題集全体を3周し、苦手な問題はさらに追加で何度も解きました。
解くたびに「このパターンだ」と瞬時に判断できるようになります。
完璧を目指すより、手を動かす回数を増やす意識が大切です。
地道な繰り返しが、理解の深まりにつながっていきます。
3️⃣ 本番を想定し、「模擬試験で自分の戦い方を確立」
問題集を一通り終えたら、次は模擬試験に挑戦しましょう。
目的は、時間配分・順序・集中力を“本番仕様”に慣らすことです。
本番同様に60分を計り、各大問の配分を意識して解いてみてください。
最初はうまくいかなくても、回を重ねるうちにペースがつかめます。
私は模試を繰り返す中で、自分に合った戦略を見つけました。
配点の高い大問1と3を先に解き、残り時間を大問2に充てる方法です。
自分なりの解く順番を見出すことで、安定した得点が狙えるようになります。
また、模試を繰り返すことで、引っかけ問題にも自然と慣れていきます。
私は4種類の模擬試験を5回ずつ解き、本番の感覚を掴みました。
結果として、試験当日も焦らず冷静に対応できました。
私のおすすめ教材は『資格★合格クレアール』
簿記3級の教材は数多くありますが、私が最も効果を感じたのは『資格★合格クレアール』です。
講義が丁寧で、テキストとの連動も分かりやすく、理解が深まりやすい構成でした。
さらに、問題集や模試の難易度がやや高めで、本番に強くなれる点も魅力です。
「理解→実践→模試」の流れが自然で、勉強のリズムが作りやすい教材でした。
ただし、『資格★合格クレアール』は有料教材です。
コスパ面や自分との相性を考慮して、納得できるものを選びましょう。
無料のサンプル講義動画も公開されているので、試してみるのもおすすめです。
自分に合う教材と出会えれば、学習効率は一気に上がります。
私が3回目で合格した時の「勉強ペース」
参考として、私が3回目の受験で実践した勉強ペースを紹介します。
期間はおよそ3か月で、平日は通勤前や休憩時間に最低1時間取り組みました。
休日は3〜4時間を目安に学習し、余裕のある日はさらに時間を確保しました。
大切にしたのは、完璧を狙うよりも“毎日触れる習慣”を維持することです。

短時間でも継続することで理解が安定し、本番でも落ち着いて臨めました。
「量」と「質」。やることを絞って積み上げれば合格は近い
3回目の試験で合格できた理由は、次の3点を徹底したからです。
① 教材を一つに絞る
② 問題集を繰り返し解く
③ 模試で本番の感覚をつかむ
数多くの教材に手を伸ばすより、「これだけを仕上げる」方がはるかに早く伸びます。
まずは今日、使う教材を一つ決めて、最初の1ページだけでも進めてみてください。
積み重ねは小さくても、続ければ確かな力になります。
数字が苦手でも、正しい方法で努力を重ねれば必ず合格に届きます。
あなたの挑戦が実りますように。