- 投稿日:2025/11/14
- 更新日:2025/11/22
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要約
・通期最終利益を3700億円→3900億円に5.4%上方修正
・減益率は13.4%→8.7%に縮小
・自社株買い枠を800億円→1,000億円に拡大
・配当予想は変更なし
・3Q累計(1-9月)最終利益は前年同期比+1.4%の2,934億円
・市場も好反応
1 ◆通期業績の上方修正
INPEX(1605)は2025年12月期の通期最終利益予想を、従来の3,700億円から3,900億円へと5.4%上方修正しました。前期(2024年)の実績4,273億円には届かないものの、減益率は13.4%→8.7%へと改善。資源価格の下落傾向にもかかわらず、安定した収益基盤を維持しています。
2 ◆自社株買い枠の拡大
自己株式取得枠は800億円から1,000億円へと増額されました。
株価水準を依然として割安と認識していることに加え、業績の上方修正を背景に、資本効率の改善と株主還元の強化を図る姿勢が鮮明です。
株価チャート(2025年11月14日から過去1年間)(Yahoo!ファイナンス)
3 ◆株主優待制度の拡充
新たに「800株以上かつ長期保有」の条件を満たす株主に対し、QUOカードの額面が増額されるほか、オリジナル記念品の進呈も発表されました。高配当+優待の組み合わせにより、長期保有インセンティブが強化されています。
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