- 投稿日:2025/11/20
はじめに:なぜ「使い切り設定」が必要なの?
新NISAのつみたて投資枠は年間120万円に設定されています。この枠を『年末にピッタリ使い切りたい!』と考える方も多いのではないでしょうか。
普段の積立設定だけでは、年の途中で相場状況が変わったり、設定金額の調整を忘れるなどして、枠が少し余ってしまうことがあります。
そんな時、楽天証券が提供する「NISAつみたて投資枠 使い切り設定」が非常に強力な味方になります!この機能を使えば、余ったNISA枠を一気に埋めることができますよ。
◆ 楽天証券「使い切り設定」ってどんな機能?
この機能は、すでに設定している毎月の積立に加えて、年間投資枠の残りを一括で埋めることができる便利な仕組みです。
目的: つみたて投資枠の年間120万円を漏れなく使い切ること。
対象: NISAつみたて投資枠で「毎月積立」をしている銘柄。
注文日: 毎年12月18日(固定。休業日の場合は翌営業日)に一括で発注されます。※2025年は12月18日(木)
つまり、普段の積立とは別に、年の最後に残りの枠を調整して自動で注文してくれる「駆け込み積立機能」だとイメージしてください!
◆ 利用する際の【超重要】ポイント3点!
この設定を活かすために、特に注意していただきたい3つのポイントを解説します。
普段、楽天カードクレジット決済や楽天キャッシュで積立をしている方でも、「使い切り設定」で増額する部分の引落方法は必ず「証券口座引落」になります。
注文がエラーにならないように、発注日である12月18日の前営業日まで(2025年は12月17日)に、必ず証券口座に資金を用意しておく必要があります。
◇ 資金準備の方法
・ マネーブリッジ設定あり
必要な口座: 楽天銀行口座
入金期限: 12月18日の前営業日まで
備考: 楽天銀行から自動でスイープ(入金)されます
・ マネーブリッジ設定なし
必要な口座: 楽天証券口座
入金期限: 12月18日の前営業日まで
備考: ご自身で証券口座に入金が必要です
この設定は、年明けから年末までいつでもできるわけではありません。
設定可能期間: 当年1月1日00:00 〜 12月17日23:59まで
年が明けてから枠の残額を確認しつつ、早めに設定しておくのがおすすめです。
◆ 「使い切り設定」利用の流れ(簡単4ステップ)
設定自体は簡単です!
ログイン後のウェブサイトから以下の手順で進められます。
1. ログイン: 楽天証券ウェブサイトにログインし、NISAの積立設定画面へ移動。
2. 銘柄選択: 「使い切り設定」をしたい銘柄(すでに積立設定済みのもの)を選択。
3. 金額設定: 120万円の年間枠から、すでに利用した金額や利用予定額を差し引いた、残りの「使い切り金額」を設定し、ファンドごとに配分します。
4. 確認・完了: 設定内容を確認し、取引暗証番号を入力して完了!
◆ さいごに:確実にNISA枠を使い切ろう!
楽天証券の「使い切り設定」は、新NISAの恩恵を最大限に受けるための「詰めの一手」となる機能です。
この機能を活用すれば、「うっかり枠を余らせてしまった…」という後悔をせずに、非課税投資枠を無駄なくフル活用できます!
「はじめは小さい金額で始めたけど、思ったより株価の動き見てても大丈夫そうだから増額してみようかな…」「途中から始めたから全部使い切れなさそう…」という方も、ぜひ活用してみてください!