- 投稿日:2025/11/20
- 更新日:2025/11/21
海外旅行中にスマホを盗まれたら、あなたはどう対処しますか?
実は僕、フィリピンで実際にその状況に直面しました。
そこから学んだ盗難対策と保険請求の全手順を、すべてお話しします。
スマホを盗まれた経緯

僕は去年、フィリピンのマニラに滞在しました。
けっこう田舎なところで、道路の舗装もあまりされていないような場所です。
そこで夕方ごろ、ご飯を食べにホテルから近くのレストランへと向かいました。
その途中、小柄な男性が僕にぶつかってきたのです!
そのとき道はけっこう混雑していたので、特に不自然なことは感じませんでした。
その後レストランに着いたところで、スマホがないことに気づいたのです。
最初は「ホテルに忘れたかな」と思い、そのままレストランで食事をとりました。
その後ホテルへ戻ってスマホを探してみたものの、まったく見あたりません。
「道路に落としたのかな」と考え直し、今度はレストランへの道を再び歩いてみました。
注意深く路面を確認するものの、スマホは落ちていません。
ここで僕は、男性がぶつかってきたことを思い出しました!
「もしやあのとき、スマホを盗まれたのでは?」
そう考えた僕は急いでホテルへ戻り、パソコンからグーグルのスマートフォン検索サービスに接続したのです。
そこで今のスマホの位置情報を調べたところ、今まで自分が行ったことのないところにスマホがありました。
「やられた・・・」
ここで僕は、自分のスマホが盗まれたことを確信したのです。
盗難スマホの悪用対策

スマホが盗まれたことが分かったので、そこから僕は悪用対策を考えました。
まずグーグルのスマホ検索サービスから、スマホのロックをかけたのです!

ロック画面にメッセージを作成できたので、以下の文言を書き入れました。
Please bring my phone back to ○○hotel and I will give you 5,000PHP
(このスマホを○○ホテルに持ってきてくれたら15000円を支払います)
そしてホテルに事情を説明し、電話番号の入力欄にホテルの番号を入れさせてもらったのです。
これでとりあえず1日待ってみましたが、何の進展もありませんでした。
そこでもう取り返すのはあきらめ、スマホ内の全データ消去を決断したのです!
これも、グーグルのスマホ検索サービスからできました。

海外旅行保険の請求方法

今回はスマホ盗難ということで、実際に海外旅行保険の携行品損害補償を請求してみました。
その請求方法や手続きの経緯について、順を追って説明していきましょう。
現地の警察から事故証明書をもらう
海外旅行保険で盗難補償(携行品損害)を請求するには、以下の書類が必要でした。
・保険金請求書及び事故状況報告書
・日本出国日を示すパスポート(コピー)
・事故証明書(公の機関、やむをえないとき第三者のもの)
・購入時の価格・購入先を示す書類
これらのうち、現地で調達しなければいけないのは「事故証明書」です。
なのでこれをもらいに、フィリピン警察へ行きました。
まずはホテルの近くにある、小さな交番(派出所?)に行きました。
そこでスマホが盗まれたことを説明し、事故証明書を発行してほしいとお願いしたのです。
しかしここの警察官は残念ながら、まったく仕事ができない人でした。
遊びに来ていた友達みたいな人と談笑をしていて、手続きがいっこうに進みません。
1時間半ぐらいかけて何とか手続きが済んだと思ったら、最後にこう言われました。
「事故証明書はここじゃ作れない、本署へ行って」
だったら最初から、そう言ってくれよ。泣
悲しみをこらえながら、今度はその足でマカティ警察の本部へ向かったのです。

ここの警察官は先ほどとは違い、マジで優秀でした!
スマホが盗まれたことを説明すると、すべてを悟ったかのようにこう言ってきたのです。
「ははーん、保険を使うために事故証明書が欲しいんだな」
「そうやって来る外国人、けっこう多いんだよ」
「大丈夫、すぐに準備してやるから」
その後は必要な質問をいくつか投げかけてきて、あっという間に事故証明書を作ってくれました。
最初から、こっちに来ておけば良かった。笑
こうして無事に、事故証明書をゲットできたのです!
保険会社へ連絡
そうして日本に帰国した後、保険会社に保険金を請求したい旨の電話を行いました!
その数日後に必要書類が送られてきたので、必要事項を記入して返送することに。
しかしこのとき、実は大きな問題が発生していました。
なんと日本へ帰るまでの間に、事故証明書を濡らしてしまったのです!

しかし保険金の請求書を見ると、届け出た警察署・届出日・受理番号が分かればオッケーと書いてあります。
幸いにもそこら辺の情報は水でにじんでいなかったので、そのまま添付して出してみたのです。
そしたら1か月後ぐらいに、保険金を振り込んだ旨の連絡が来ました。
一時はヒヤリとしましたが、無事に補償を受けられて良かったです!

海外旅行保険は必須

海外へ行くなら、海外旅行保険には絶対に入っておきましょう!
今回のように、旅先で物を盗まれたときの補償があるのはもちろん…
病気やケガをしたり物を壊したときも、非常に大きな助けになりますよ!
僕は海外でノートパソコンが壊れた時や、足をケガして病院に行った時もお世話になりました。
ちなみに、保険会社の担当者が以下のように言っていました。
「海外旅行保険の携行品補償で修理費を請求する人はそんなにいない」
「自分の不注意で壊したり盗まれたものは保険の対象外」と、多くの人が勝手に考えているみたいです。
しかし海外旅行保険には、自分に落ち度がある事故でも補償があります。
たとえば、旅先でふざけて壊してしまったスマホでも修理費が出るのです!
こんなに条件の良い保険って、他にないですよね。笑
実際に「海外旅行保険」って、保険会社にとっては儲からない商品のようです。
保険会社にうま味がないということは、客である僕たちには得であるということ!
なのでぜひとも、活用していきましょう。
ちなみに一番のおすすめは、無料で自動的に海外旅行保険に入れるクレジットカードを持つことです!
そうすればお金を払うことなく、また面倒な申込などもせずに補償を得ることができます。
今回の盗難事故も、クレカ付帯の海外旅行保険で補償してもらいました。
ただしクレカ付帯の海外旅行保険の場合、注意が必要です。
海外旅行の費用をそのクレカで払わなければ、対象にならないといったことがあります。