- 投稿日:2025/11/23
自治体は毎年秋ごろ、翌年度の予算編成の準備を始めます。先日、予算編成方針の説明会議に参加しました。 以前、学長マガジンで家計の予算作成方法について投稿があり、その中で「これは自治体の予算作成概念をエッセンスとして入れているのでは?」と感じました。 そこで、以前にnoteで投稿した記事を元に、難しい財政の話を家計管理にたとえて整理してみます。
1.予算はある、けど手元にない──資金繰りの視点を持つ
予算=使えるお金ではありません。重要なのは、手元資金の把握です。 自治体の一般会計は「単式簿記」で作られています。どれだけ入ってくるか(歳入)と、どれだけ出るか(歳出)を決め、その通りに執行・決算する仕組みです。
家計簿と同じく「入る・出る」を記録する構造ですが、これだけでは「今使えるお金」や「財産の全体像」は見えません。そこで次の4点を別途管理します。
今の手持ち資金(通帳残高)
急な支出にすぐ使えるお金(小払資金・つり銭)
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