- 投稿日:2025/11/28
宅建試験に挑戦したいと思っても、「独学でどう勉強を進めればいいんだろう…」と迷う方も多いと思います。
私は不動産知識ゼロで、FP3級の試験勉強のときには不動産分野が一番苦手でした。「不動産には縁がないから捨てよう」と思っていたほどです。
それでも、独学で宅建試験に挑戦し、無事に合格することができました。
この記事では、そんな私が 合格までにかかった費用 をリアルに公開し、使った教材や効率的な勉強法をまとめています。
1.宅建合格までにかかった費用
私が使った教材は以下の通りです。
この他にアプリやYoutubeの無料教材も活用しました。
2.学習の軸
休日は趣味の時間を確保したかったため、余裕を持って1月から少しずつ学習を開始しました。
(実際には6~8月に中だるみしたので「もう少し遅くても良かったかも…」というのが本音です。)
勉強の方針は、ノウハウ図書館の先輩方の記事を参考に決定。
教材選びに迷う時間を大幅にカットできたので、とてもありがたかったです。
そして、いよいよ学習スタート!学習の軸は次の5ステップです。
1.全体像の把握
マンガ教材で試験範囲をざっくり理解。
2.基礎固め
教科書をさらっと読んで、論点ごとにアプリで問題演習。出題ポイントを把握。
3.スキマ時間の活用
移動や休憩時間は、アプリの過去問一問一答やYoutubeを活用。
丸暗記にならないよう、「なぜその答えになるのか」理由を必ず考えるようにしました。
4.予想模試で実力チェック
7月から1か月ごとに 計4回分を演習。
本番の時間配分と弱点を確認。
5.得点源の強化
試験1か月前は得点が伸ばしやすい宅建業法と法令上の制限を重点的に学習。
1日あたりの勉強は短時間でも”毎日継続”を意識したことが、最後まで挫折しないポイントだったと思います。
3.教材レビュー
ここからは、私が実際に使った教材を「役割」「使い方」「必要度」に分けて紹介します。
1.うかる!マンガ宅建士入門(2,420円)
必要度:〇
役割:宅建試験の全体像をつかむため導入本。未経験者は読んでから始めると学習に入りやすい。
使い方:ざっと読んで試験範囲を理解。細かい用語の理解はさておき、「何を学ぶのか」をつかむことができます。
2.みんなが欲しかった!宅建士の教科書(3,300円)
必要度:◎
役割:基本知識の学習・理解が曖昧な箇所を調べるための辞書代わり
使い方:軽く読んで、論点ごとに問題演習。つまずいた箇所を読み返す。問題を演習するなかで新たに学んだ知識を書き足していく。
3.みんなが欲しかった!宅建士の論点別過去問題集(2,750円)
必要度:△
役割:各論点学習後の理解度確認
使い方:私の場合、教科書を読んだ後は無料アプリの過去問を解いたため、ほぼ未使用でした。
紙の問題集にこだわりがなく、持ち運びがめんどうな人には不要かもしれません。
4.みんなが欲しかった!宅建士の一問一答式過去問題集(2,090円)
必要度:◎
役割:スキマ時間での過去問演習・苦手の確認
使い方:付属しているアプリにお世話になりました。間違った問題をまとめておくことができるので効率的。
5.みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集(2,860円)
必要度:△
役割:過去問を試験形式で解き、試験の傾向をつかむ。
使い方:試験演習の基本。しかし、たくさん過去問に触れていると記憶している問題が多く、試験さながらの緊張感は得られませんでした。結局1年分しか解いていません。後述の模試に2年分の過去問が載っていたため、必須ではありませんでした。
6.出る順宅建士!当たる直前予想模試(1,760円)
必要度:◎
役割:試験形式の理解と時間配分のチェック。本番の緊張感を体験する。
使い方:本番同様に時間を測って解く。「棚田行政書士の不動産大学」とのコラボ模試を行っており、期間中に得点を入力すると受験者内での位置がわかります。
結果をもとに重点的に勉強する部分を決める➡翌月の模試を受けて実力確認を繰り返しました。
◆無料教材(Youtube・アプリ)
Youtube:棚田行政書士の不動産大学
・解説がわかりやすく、基本知識や苦手分野の理解が進みました。
・毎日動画が公開されているので、必ずチェックしてモチベーションを維持しました。
・情報量が豊富。オンラインサロンもありますが、無料動画のみで十分活用できました。
アプリ・Webサイト:タテスタ宅建士/宅建過去問TODAY/過去問道場
・スキマ時間にテンポよく解けるのが強み。
・問題数が多く、参考書にはない問題もカバー
・間違えた問題だけを反復できるので、効率よく弱点をつぶせました。
最後に
独学は不安に感じるかもしれませんが、宅建は未経験からでも合格を狙える試験です。
必要なのは「続けること」で、教材費用は2万円以内で十分。
この記事の教材レビューや勉強法が、これから挑戦する方の助けになれば嬉しいです。