- 投稿日:2025/11/30
はじめに
初めまして。私は年子の兄妹を育児する2児の母です。
この記事では、1人目では3ヶ月、2人目では1ヶ月で完ミ(完全ミルク育児)にした私の経験を踏まえたミルク育児についてお伝えします。
私は完ミにしたことで身体も心も楽になり、前向きに育児に向き合えるようになりました。この経験が、現在育児中の方やこれからお子さんを迎えるママ・パパの少しでも参考になれば嬉しいです。
この記事は、決して母乳育児を否定するわけではありません。周りの友達では完母の方もたくさんいます。あくまで私個人の一意見として読んでいただければと思います。
私がミルク育児になった理由
1人目を出産する時、母乳は自然と出るものだと思っていました。ミルクは夜間のみのつもりだったので、哺乳瓶も1本しか用意していませんでした。ただ、私の場合は母乳の出が悪く、頻回授乳(複数回授乳することで出るようにしていくこと)で、段々と慣らしていく必要がありました。
しかし、産後の身体が回復しない中、
授乳する→子供は嫌がり全く飲まない→ミルクをあげる→グビグビ飲む
を繰り返す中で、少しずつ夜間以外のミルク育児も考えるようになりました。
そこで、最初は混合(母乳とミルク)を目指しました。
母乳の方が免疫がつく!と考えていたからです。ただ、徐々に母乳拒否(おそらく母乳が全く出ていなかったため)するようになり私も辛くなってきたためミルクの割合がどんどん増えていきました。
子どもに母乳を嫌がられる、搾乳やマッサージをしても母乳量が増えない日々に精神面でどんどん辛くなってきた時に助産師さんから「初乳以外は、母乳もミルクも栄養変わらないよ」とアドバイスを頂き、さらに旦那に言われた一言。「完ミにしない理由は何なの?すればいいじゃん」そしてミルクのメリット(後述)を知り、私は完ミに移行する決断をしました。
ミルクのメリット・デメリット
メリット
・誰でもあげることができる
・ママが好きなものが食べれる
・外出時にどこでもあげれる
最近では多くのショッピングモールに調乳機が設置されていますし、持ち運び用の缶ミルクを使えばすぐに用意することもできます
・夜間によく寝てくれるように
・母乳で不足している栄養を取ることができる
デメリット
・ミルク代がかかる
・洗う手間がある
・消化に時間がかかるので次のミルクまで一定時間必要
ミルクの気になること
ミルクってお金かかるよね?どれくらいかかるの?
母乳よりはかかりますが、何よりママの負担には変えられません!
参考までにわが家のミルク代を記載しておきます。
わが家はミルクキューブを使っています。理由としては、粉の缶ミルクだと量を量るのに手間がかかること、缶のゴミが増えること、そして1番大きいのは金額計算したところキューブとそこまで値段が変わらなかったことです。
★固形タイプ(明治ほほえみ らくらくキューブ)
・価格 5,999円
・内容量 1620グラム
1グラムあたり3.7円
200ml(キューブ5個)あたり100円
★粉タイプ(明治ほほえみ 粉ミルク)
・価格 3,049円
・内容量 800グラム
1グラムあたり3.8円
200ml(スプーン10杯)あたり103円
※価格は2025年11月時点。ベビザらスの店頭価格を参考にしています。
お店や時期によって価格は変わる場合があります。
離乳食を始める前後のミルクを1番飲む時期でも、一日あたりの量は1,000mlが上限でしたので、だいたい、1日500円くらいが目安になると思います。
わが家の場合は楽天やAmazon、近所のドラッグストア(キューブタイプだと割引券が使える!)を使い割安で購入するようにしています。
そうすると固形タイプが1,000円ほど安くなるので更にお得になります。
母乳の方が栄養があるんじゃないの?
初乳(産後1週間ほど出る母乳)は子どもの免疫には必要と言われていますが、その後はミルク育児でも栄養は充分とれると言われています。
母乳にも粉ミルクにも赤ちゃんの健康的な成長に必要な栄養は十分に含まれています。そのため、どちらで育児をしても問題はありません。
西松屋 MIMISTAGE子育て応援サイト
わが家は(体質もあるかと思いますが)2人ともミルク育児でも生後半年は風邪を引いたことがなく、現在(0歳、2歳)も元気に育っています。
母乳では不足している栄養を補うことも
ミルクでは「鉄分」や「ビタミンD」、「ビタミンK」等、母乳では充分満たすことの出来ない必要な栄養素を摂取することができます。
例えば鉄分は、完母の場合では生後半年ほどで不足すると言われていますが、完ミではその心配もありません。
成分も母乳に限りなく近づけた栄養素で構成されているので、母乳とミルクの良い部分を取り入れることができます。
また、ミルクは成分が調整されているため、赤ちゃんの成長や発達に必要な栄養をバランスよく摂取できるのも大きなメリットです。
わが家のミルク育児活用法
哺乳瓶は5本準備
わが家は160mlのサイズを2本、240mlを3本準備して使っています!小さい頃はそこまで量は飲めませんが、成長するとどんどん飲むようになります。
人によっては多いかもしれませんが、外出して洗えない時もありますし、まとめて洗うことが出来るのもメリットなので、わが家にはこの本数が合っていました。
本数は家庭やお子さんの状況に合わせて考えてもいいですね。
食洗機をフル活用
え!?消毒しないの!?と思われるかもしれませんが、わが家は全く消毒していません。理由は、食洗機を利用し、高温で洗浄・乾燥させているからです。
冷静に考えれば、母乳を与える時に手や乳首を完全に消毒することはできないですし、子どもがあちこち触るようになり手を口にいれたりすれば周りの菌を摂取してますよね。
そんな中で、哺乳瓶を消毒液に沈めることにどれだけの意味があるのかを考えたのがきっかけでした。
食洗機での洗浄でも十分な根拠をCDC(アメリカ疾病予防管理センター)等が出している情報をもとに現役医師がまとめている記事もあるので、詳しくはそちらを見た上で取り入れても良いと思います。
また、消毒系のアイテムや洗うブラシ等のアイテムもいらないので、台所も片付いて、一石二鳥です。
ウォーターサーバーで時短
夜間や急いでいる時にお湯を沸かすのって手間じゃありませんか?
新鮮なお水をあげることができますし、お湯とお水もすぐに用意できるのでわが家のミルクづくりには欠かせません。
子どもが小さいうちはすぐにお水が飲みたい時にもあげることができます。水を湯冷ましとして使って、適温であげることができるのが◎です。
ただコスト面を考えて大人はほとんど使わず、もっぱら今はミルク用として使っています。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
冒頭でもお話しましたが、私はミルク育児にすることで身体も心も楽になり前向きに育児に取り組むことが出来ました。
母乳育児、ミルク育児どちらが良いというわけでなく、それぞれの家庭に合った育児が出来るといいですね。
この記事が少しでもママ、パパのお役に立てればと思います。