話が長くなりがちな人は、入口と出口を意識しよう

話が長くなるのは、情報が多いからではない

話している途中で「あれも伝えたほうがいいかも」と思ってしまい、気づけば話が広がりすぎてしまう。説明が長くなってしまう人の多くが抱えているのは、情報量の問題ではありません。どれだけ内容を整理しても、流れそのものが整っていなければ話は自然に蛇行していきます。

長くなる理由は、意志が弱いからでも、説明が下手だからでもなく、話し始める前の“入口”が曖昧なまま進んでしまうことにあります。どこから話し始めるのかが決まっていないと、話は途中で枝分かれしやすく、気づけば本題から少しずつ離れていく。そして出口が決まっていないと、どこで終わればいいのかがわからなくなり、話は終わり先を探しながら長く伸びていきます。

入口と出口が曖昧だと、内容は自然と増えていきます。逆に入口と出口がひとつずつ決まっているだけで、その間の流れは驚くほど整います。情報が多すぎるのではなく、情報を流す“導線”が見えていないだけです。話が長くなるのは、構造の問題であって能力の問題ではありません。

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