- 投稿日:2025/12/06
- 更新日:2026/01/08
「こんなこと、突然やってくるなんて…」親の介護が頭をよぎったときの不安
親の様子を見て、「前と少し違うかも…」と感じた瞬間はありませんか?
・ 物忘れが増えた気がする
・ 転びやすくなった
・ 外出がおっくうになっている・・・
どれも、よくある小さな変化です。それでも多くの方が、「まだ大丈夫かな」「気にしすぎかもしれない」と、その不安を心の奥にしまい込んでしまいます。
地域包括支援センターで働いていると、相談に来られた方から「もっと早く相談しておけばよかった」という言葉を聞くことが少なくありません。介護の悩みは、“いきなり重たい問題として現れる”のではなく、小さな違和感から始まることがほとんどです。だからこそ、「相談するほどじゃないかも…」と感じる段階で、話をしてほしいのです。
地域包括支援センターは、介護が必要かどうか決まっていない段階でも、迷いや不安をそのまま話していい場所です。
このあと、
✔ どんな内容なら相談していいのか
✔ 相談する前に知っておくと安心なポイント
を、現役包括職員の立場からお伝えしていきます。
地域包括支援センターって、どんなところ?
地域包括支援センターは、高齢者本人やその家族が、最初に相談できる公的な相談窓口です。
「介護が必要かどうか分からない」
「何から始めればいいのか分からない」
そんな整理できていない不安の段階から相談できます。介護保険の申請だけでなく、健康のこと、生活のこと、家族の悩みまで、まとめて話していい場所だと思ってください。
どんな人が対応してくれるの?
地域包括支援センターには、主に次の専門職が配置されています。
・社会福祉士→ 生活や家族関係、制度の相談を担当
・主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)→ 介護サービスやケアマネジメントの相談
・保健師(または看護師)→ 健康面や医療とのつながりをサポート
それぞれの専門性を活かしながら、「今の困りごと」に合った支援を一緒に考えていきます。
「こんなことで相談していいの?」と感じやすい内容
実際に多い相談は、決して特別なものではありません。
最近、物忘れが増えた気がする転びやすくなって心配一人暮らしを続けられるか不安家族としてどう関わればいいか分からない介護保険を使うべきか迷っている「この程度で相談していいのかな?」と思う内容ほど、現場ではよく聞きます。
だからこそ、遠慮せずに相談してほしいのです。
相談する前に知っておくと安心な4つのポイント
「ちゃんと準備してから行かないと…」と思う方も多いですが、完璧な準備は必要ありません。ただ、次の4つのポイントを知っておくと安心です!
1.本人でなく、家族だけの相談でもOK
本人が来られなくても、家族だけでの相談も問題ありません。
「まずは話を聞いてほしい」そんな相談からで大丈夫です。
地域包括支援センターの主な対象者は、お住まいの市区町村に居住する65歳以上の高齢者とそのご家族・ご親族です!ご連絡を頂いても、対象から外れた場合、別の相談先を紹介する可能性があります。まず対象となるのか押さえることがポイントとなります!
✅ 65歳以上の高齢者ご本人
対象地域に住む65歳以上の高齢者であれば、要介護認定の有無に関わらず誰でも利用できます。
✅ 65歳未満の方
65歳未満であっても、特定疾病により介護が必要な方(要介護認定の対象者)や、高齢者支援に関わる方も相談対象となります。ご家族・ご親族: 高齢のご家族に関する心配事や悩みについて、ご本人以外の方が代わりに相談することも可能です。
✅ 高齢者支援に関わる人
地域で高齢者支援の活動に関わっている方(ボランティア、関係機関など)も対象となります。
2.担当の地域包括支援センターを確認する
地域包括支援センターは、住んでいる地域ごとに担当が決まっています。
自治体名+「地域包括支援センター」で検索すると、簡単に見つかります。
✅ 市役所の高齢者支援課(介護保険課)に電話して確認
✅ 自分の住民票住所から判断する(基本ルール)
✅ 最寄りの地域包括支援センターに直接問い合わせる
3.相談内容は、簡単なメモで十分!
相談をスムーズにするために、次のようなメモがあると役立ちます。
【相談メモ例】
✅ 最近困っていること
✅ いつ頃から変化があったか
✅ 家族構成や生活状況
このくらいで十分です。うまく話そうとしなくて大丈夫!
4.事前に連絡・アポイントを取ると安心
地域域包括支援センターでは、24時間体制で専門の相談員が介護予防や高齢者の抱える問題等について相談をお伺いしていますが・・・
地域包括支援センターの職員は、24時間事務所に常駐ていない事業所が多いです!
地域包括支援センターは基本的に平日の日中の時間帯に運営をしている所が多いです。そのため、24時間体制ではない夜間・休日は事務所に職員はいないです!緊急のご相談に対応できるよう、休日・夜間は待機担当職員が電話で連絡を受けられる体制を取っていますが、事務所にいない夜間・休日に連絡を入れても、緊急を要する案件でなければ、平日の営業時間に連絡をお願いする事が多いです!地域包括支援センターに連絡を入れる際は、営業時間帯に連絡を入れることをお勧めします!
アポなしで地域包括支援センターへの相談は可能なのですが・・・
・全員訪問に出かけ、対応できる職員がいなくて話が出来なかった😨
・職員はいるが、限られた時間しかお話を聞けなかった😨
・聞きたい情報を聞けなかった😱
と耳の痛いご意見を頂くのですが、地域包括支援センターは「外に出る仕事が多い」為、事務所に誰もいない時間帯が発生しやすい構造 になっています。地域包括支援センターへアポを取る連絡をして、しっかりお話を聞ける時間を確保することが大切です!
落ち着いて相談するためにも、事前に連絡して予約するのがおすすめです。
電話では、こんな一言でOKです。
「初めて相談したいのですが、予約をお願いできますか?」
まとめ:迷ったときこそ、相談してほしい
地域包括支援センターは、**「困ってから行く場所」ではなく、
「迷ったときにつながる場所」**です。
「まだ介護が必要か分からない」「相談するほどのことじゃない気がする」
何を話せばいいのか分からない
そんな状態で大丈夫です。
「こんなことで相談していいの?」
そう思ったときこそ、
相談していいタイミングなのかもしれません。
あなたやご家族は、
今どんなことで迷っていますか?
よければ、感じていることをレビューで教えてください。