- 投稿日:2025/12/09
はじめに|12月は詐欺被害が最も増える季節
「まさか自分が騙されるなんて」
そう思っている人ほど、実は狙われやすい――。
近年、日本では 12月に特殊詐欺の被害件数が急増 していることが問題になっています。その背景には、
年末の忙しさ(判断力の低下)
ボーナスの支給(口座残高が増える)
帰省・買い物などで注意力が散漫になる
といった条件がそろうことが挙げられます。
今回取り上げるのは、広島で実際に起きた「住職が狙われた詐欺未遂事件」。
詐欺師たちは「警察」「検察」を名乗り、マネーロンダリング容疑で逮捕される可能性があると脅し、1,000万円の送金を求めてきたのです。
この事例から、私たちが学ぶべきは何なのでしょうか。
実際にあった詐欺手口の流れ(要約)
詐欺は、次のような流れで進行しました。
「警察です」と電話がかかってくる
「あなた名義の口座が犯罪に使われている」と告げる
「このままでは逮捕される可能性がある」
ZoomやLINE通話で「偽の警察手帳・庁舎映像」を見せる
「無実を証明するためにお金を一時的に預けてください」
指定口座に1,000万円を振り込ませようとする
極めてリアルで、しかも「心理的に逃げ道をふさぐ構造」になっています。
普通の人であれば、冷静な判断ができなくなるのも無理はありません。
なぜ人は騙されてしまうのか?(心理トリック)
詐欺師は、以下の3つを巧みに利用します。
① 権威性
→ 警察・検察・銀行・大手企業などの「肩書き」
② 緊急性
→ 「今すぐ対応しないと逮捕」「期限は今日中」
③ 孤立化
→ 「誰にも相談するな」「これは極秘捜査」
人間はこの3つが揃うと、思考力が著しく低下します。
つまり「騙しの技術」ではなく、「心理操作」なのです。
被害に遭わなかった“唯一の分かれ道”
自分は出会わないだろうと思っていたが不審に思い、弁護士に相談をしたところ…
「警察が金銭を要求することは絶対にない」
「これは100%詐欺です」
という判断に至り、送金を止めることができた!
ここが最大のポイントです。
👉 詐欺は「誰かに相談した時点でその力を失う」
今日からできる「実践的な対策」7つ
この件から学べる、具体的な対策をまとめます。
① 警察が「お金を振り込め」と言うことは絶対にない
100%詐欺です。
② 知らない番号は基本「出ない」
留守電に切り替えておくのが最も有効。
③ 「急いで」は100%疑う
本物の機関は猶予を与えます。
④ 公的機関は、LINEやZoomで呼び出しません
⑤ 公式番号を自分で調べて“かけ直す”
相手の言う番号ではなく、Google、ChatGPT、パプちゃんなどで調べる。
⑥ 「誰にも相談するな」は完全に黒
これを言われたら即アウトです。
⑦ 家族で合言葉を決めておく
例:「本当に俺?」と聞くための秘密ワード
要注意!年末に多発する詐欺の種類
今回のような詐欺は、以下のタイプと併発しています。
偽警察官詐欺
劇場型詐欺(複数人が役割分担)
投資詐欺
ロマンス詐欺
還付金詐欺
QRコードなりすまし
すべてに共通するのはこれです。
「あなたを焦らせ、考える時間を奪う」
最後に|知っているだけで守れる命と財産がある
この手の詐欺は、
頭が悪い人が騙されるのではありません。
「真面目で責任感が強く、人が良い人」
ほど被害に遭います。
だからこそ、
知識は「最強の防犯ツール」になります。
この情報を、ぜひ家族や大切な人にも共有してください。
あなたのひとつの行動が、
誰かの人生を救うかもしれません。