- 投稿日:2025/12/11
「いつかお菓子屋さんを経営してみたい!」
「開業って、どれくらいお金がかかるんだろう?」
そんな夢や疑問を持つ方にこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

私はオンライン中心で焼き菓子を製造・販売している個人のお菓子屋です。
開業して3年目になり、季節のお菓子やギフト向けの商品を、ひとつずつ丁寧に手作りしています。
開業前の私は、
「オンラインなら100万円くらいで始められるでしょ?」
と本気で思っていました(笑)
でも実際に動き始めると、内装、厨房機器、物件、ロゴ、許可証…と、思った以上に“見えない費用”が次々と登場。
最終的な初期費用は 3,455,533円(約350万円)。想像を大きく超える金額になりました。
それでも焦らずに済んだのは、
「開業には意外とお金がかかる」
と事前に知っていて、コツコツ貯金していたからです。
この記事では、
・実際にかかった費用の内訳
・やってよかったこと
・やらなくてよかったこと
そして「お菓子屋って儲かるの?」というリアルまで、体験ベースで正直にまとめてみました。
これから開業を目指す方の不安が、少しでも軽くなりますように、参考になれば幸いです。
1. オンライン販売でも安く済まない…私の勘違い
開業前は
「お店を構えないなら、そんなに費用はかからないでしょ」
と軽く考えていました。
ところが現実は、設備・環境づくり・デザイン……オンライン販売でも必要なものは多く、小さな費用の積み重ねが大きな金額になりました。
2. 総額 3,455,533円。お菓子屋の開業費はこうして決まった
最終的な初期費用は 3,455,533円。
「考えてた金額の3倍!?」
と正直びっくりしました。でも費用の現実を知っていたおかげで、心の準備はできていました。
3. 内装・厨房・物件…予想外に積み上がった初期費用の正体
▼ 調理場を借りるための初期費用:336,750円
「通勤時間は短くしたい」「家賃は10万円以下」と条件を決めて探した結果、希望の物件に出会うまで 約3ヶ月 かかりました。
そして出会えた物件は家から徒歩5分(最寄り駅からも10分以内で)築40年の約7坪(1Kのマンションくらい)の居抜き物件で月の賃料は5万円でした。
※一軒家みたいですが居抜き物件です(笑)
理想的な物件を探せましたが、敷金・礼金などで 30万円以上 が先に必要でした。
賃料に応じてこの初期費用も多くかかります。
▼ 内装改装:1,815,000円
約7坪の調理場スペースを改装してもらいました。
特にトイレの変身ぶりには驚きました(笑)
「そもそも店舗の改装業者ってどう選ぶの?」
と思う方もいると思うので、わたしがおすすめする改装業者選びを紹介します。
【おすすめの店舗改装業者の選び方】
1.地元のお菓子屋さんに直接聞いてみる
2.リベ大工務店に相談してみる
3.インターネットで検索してみる
インターネットで選ぶ場合、
1.インターネット検索で「〇〇(地元の名前) 店舗内装」
2.検索で出てきた業者に見積を3〜5社依頼する
このような手順で相見積もりを取れば、ボッタクリ業者を選ばないのでおすすめです。
▼厨房機器:979,000円
一般的には中古やリサイクルショップで探すのがおすすめです。
テンポスドットコムさんは全国的に広がっているのでお近くにあればぜひ覗いてみてください。
「そもそもなんの調理器具や型番が必要なのかわからないよ!」
という方は安心してください(笑)
実際の調理器具や型番、大きさなどこれから開業する人で具体的にわかる人の方が少ないです。
実際に地域のお菓子屋さんに会って話を聞くのが一番早いです。
リベシティを活用してリベシティマップやお菓子屋さんが集まるチャットグループなどを活用して先行く先輩に相談することをおすすめします。
私の場合は、改装業者さんが厨房機器も扱っていて、まとめて発注できたおかげで費用を抑えられました。
▼ ロゴデザイン料:100,000円
オンライン販売は第一印象が命。
無料でもできますが、思い切ってデザイナーさんに依頼した結果大満足でした。
▼ 菓子製造許可証:14,000円
オンライン販売でも必須です。
※自治体によって違うので、最新のルールは必ずチェックしてください。
▼ その他雑費:210,783円
材料、小物、試作用の細かいアイテムなど。地味ですが積み重なると大きいです。
4. 理想とのギャップ:100万円では全然足りなかった
「オンラインなら安く済むでしょ」という思い込みは完全に崩壊です(笑)
ただ、これは多くの人が通る“開業あるある”でもあります。
5. 焦らず進められた理由は “貯金の習慣” にあった
「高いなぁ…!」と思った瞬間はもちろんありました。でも焦らなかった理由は、開業準備を意識し始めた頃からコツコツ貯金をしていたからです。
お金の余裕は心の余裕。
判断ミスも減り、人に相談するゆとりも生まれました。
おまけ①:やってよかったこと 4選
開業前にやってて良かったことを紹介します。
▼SNS(主にInstagram)
開業初期から発信していたおかげで、初月の売上が 50万円 に!
▼リベシティ
先輩方からリアルな経験を聞けたことで、不安かなり減らせて、致命傷は避けられました。
▼地元マルシェへの出店
これは開業後ですが、宣伝にも売上にもつながる場で同業者も集まりやすい。
▼お店の紹介ページを整えておいた
「どんな人が作っているのか?」を伝えるだけで、オンライン販売は信頼度がグッと変わります。
おまけ②:やらなくてよかったこと 3選
逆にやらなくてよかったことの紹介です。
▼商工会への入会
商工会によって当たり外れがありますが、個人的にはリベシティだけで十分でした。
▼電気会社の乗り換え
「安くなりますよ〜」と営業されましたが、市場連動型で逆に高くなる可能性があり断念。
▼地震保険
PL保険と火災保険のみで対応しました。
おまけ③:お菓子屋って儲かるの?夢と現実
月商100万円は夢じゃない。
でも材料費・資材・光熱費などコストも多く、利益率は高くありません。
夢だけで走らず「どう利益を残すか」を考えるのが大事だと感じています。
まとめ:費用の現実を知っておくと挫折しにくい
開業はワクワクがいっぱいですが、その裏には「費用」という大きな壁があります。
でも、現実を知って準備しておけば、その壁はぐっと低くなると思ってます。
あなたの開業準備がスムーズに進むきっかけになったらとても嬉しいです。
この記事が一人でも多くのお菓子屋さんを目指す人のためになればいいと思っています!最後まで見ていただきありがとうございました!