- 投稿日:2025/12/12
- 更新日:2025/12/13
住み替えで家賃を毎月4万円下げたことで、合計350万円以上の支出を抑えられ、コツコツ投資で約500万円に。
生活の満足度を下げずにお金を増やす方法は、意外とシンプルです。
それが「住まいの見直し」。
毎月必ず出ていく家賃を変えただけで、家計は想像以上に楽になりました。
7年前の引っ越しが、老後資金を「現実的な数字」に変えた話です。
この記事はこんな方におすすめです
✅家計の黒字はあるのに、資産が増えにくさを感じている
✅家賃が高いかもしれない…と薄く気になりつつ、行動に移せていない
✅ダウンサイジングに興味はあるけれど、満足度が下がりそうで不安
✅「住み替えで本当にお金が貯まるの?」とリアルな数字を知りたい
✅老後資金を少しでも確実に増やしたい
はじめに
10年間住んだ都内の賃貸。
家賃は14万円。ルーフバルコニーつきの3DK。
駅から徒歩5分で、床暖もあるし、ガーデニングも楽しめて、友達にも気軽に泊まってもらえるし……と、とても快適でした。
家計も赤字ではありませんでした。
けれど、──「老後資金が、なかなか増えていかない」。
原因はとてもシンプル、
家賃が高い。
これマズいかも…。
そこで、住み替えを検討することにしました。
家賃10万円の1LDKへ引越し…ダウングレード?
探しに探して見つけた新しい住まいは、家賃10万円の1LDK。
月4万円、年間48万円の固定費カットです。
ただ、生活空間はギュッとコンパクトになりました。
築40年超えで設備は最低限。
ルーバルなし、床暖なし。オートロックも宅配ボックスももちろんなし。
「かなり設備が見劣りするなぁ、ちょっと惨めな気持ちになるかも?」
多少の心配はありました。
でも不思議なことに、トータルで見たら暮らしの満足度は下がりませんでした。
駅徒歩1分になった。(これ満足度大きい!)
夫は通勤20分に短縮、
私の通勤は長くなったものの、思ったほど苦ではない。
そして、しょっちゅう友だちを家に呼んでいた暮らしも
コロナを機に自然と変化しました。
物を整理してスッキリさせるのも気分良く、
広さよりも身軽さが心地いい。
そんな価値観の変化にもマッチしたのだと思います。
家賃だけじゃない!静かに効く副次的メリット
家賃4万円ダウンは大きいのですが、
実際にはもっと多方面でじわじわ効く節約があります。
■ 敷金・礼金・仲介手数料も下がる
家賃が基準になるので当然ですが、
長期的に見ると初期費用の差はかなり大きいです。
(築古物件に移ったので敷礼は半分以下で済みました)
■ 更新料も下がる
2年ごとの更新料は初期費用よりも大きく効きます。
(このあたりでは更新費用の合計は家賃の1.5ヶ月分)
家賃が下がれば、更新のたびの負担も軽くなります。
■ 契約アンペアが下がり、電気代の固定費が減った
部屋が狭くなると、自然と電気使用量も減ります。
引越し時にアンペアを抑えて契約したので、基本料金も下がりました。
(お風呂が狭くなって、水道代も減りました)
■ 物を増やさなくなって支出が減った
収納が必要以上にないため
(クローゼット×2と押入1間 → 押入1間のみ)
自然と持ちすぎない暮らしが続くようになりました。
こうしてみると、家賃だけでなく、固定費が連動していくつも下がることが実感できます。
住み替えて7年。資産へのインパクトが想像以上だった
あれから7年。
家賃:48万×7年=336万の削減
さらに更新料、電気代などのマイナス分も加味すると、引っ越す前より
ざっくり計算で、350万円以上の支出を抑えられていました。
その分を淡々と積立投資に回し、
仮に年5%運用だとすると、
今では 約500万円 の価値になっている計算です。
(直近の株は好調なので実際はもっと多いです)
たった「家賃を4万円下げた」だけでこれ。
固定費削減のインパクトは、とても大きい!
暮らしの満足度は維持したまま(ここ重要!)、
老後資金の準備も進み始めました。
結論:満足度を下げない家賃削減はおすすめ!
引越しってめんどくさいし、家賃を下げると生活が不便になるんじゃないか?など、なかなか踏み切れないのは当然です。
でも、条件をうまく組み合わせれば、
暮らしの快適さを保ちつつ、固定費を確実に下げることができます。
私の場合は、駅近・コンパクトライフという価値観とフィットして、
暮らしはスリムに、資産は増えました。
もし、
「家計を見直したいな」
「老後資金を増やしたい」
そんな気持ちがあるなら、
住み替えは大きな選択肢になると思います。
私の場合は、そもそも家賃が高すぎたと思います(その前に住んでいた賃貸が立ち退きになったので、立ち退き料でちょっと背伸びした物件を選んでしまったのが原因です)
固定費が動くと、資産の増え方がしれっと(笑)変わります。
無理のない範囲で、価値観に合った住まいの最適化。
おすすめします。
次に住み替えるときは、駅近は譲ってもいいので、
クローゼットのある部屋を探すつもりです。
今の部屋はコートが掛けられないのが唯一の不満なので。