- 投稿日:2026/01/03
春から高校生になる我が子は、自転車での通学を予定しています。
また私自身も、通勤や買い物などで日常的に自転車を利用しています。
だからこそ「自転車のルール変更」は、まさに他人事ではない話題です。
2026年(令和8年)4月から、自転車のルールが大きく変わるのはご存知の方も多いでしょう。
警察庁が発表した新制度により、16歳以上の自転車利用者にも「交通反則通告制度(青切符)」が導入されるのです。
これまでの「注意で済む違反」も、場合によっては反則金が発生します。
私自身のために、また保護者として知っておきたいポイントを、わかりやすくまとめました。
◆ 青切符とは? 16歳以上が対象に!
これまで自転車の交通違反は「赤切符」扱いで、警察や検察の手続きが必要でした。
新しく導入される「青切符」は、違反したその場で交付・反則金を納めるだけで完了。
裁判もなく、前科もつかないシステムです。
対象は 16歳以上の自転車運転者。
つまり、高校生も対象になります。
「どんな行為が反則金の対象になるの?」
警察庁のガイドでは、次のような“よくある違反例”が示されています。
◆ どんな違反が反則金の対象?
警察庁のガイドでは、以下のような「危険・迷惑行為」が反則金の対象となります。
【違反行為】 【内容】 【処理区分】
信号無視 赤信号で進入 青切符(反則金)
一時不停止 停止線を無視して交差点進入 青切符(反則金)
スマホ使用・ながら運転 画面注視・通話しながら走行 青切符(反則金)
無灯火 夜間ライト未点灯 青切符(反則金)
イヤホン使用 周囲の音が聞こえない状態 青切符(反則金)
飲酒運転 酒気帯び・酒酔い運転 赤切符(刑事手続)
妨害運転 あおり・危険な追い越しなど 赤切符(刑事手続)
反則金の目安は、3,000円〜12,000円程度(※都道府県によって異なる場合あり)。
◆ イヤホン運転は「ながら運転」の一種
音楽を聴きながら、あるいはスマホで通話しながらの運転。
つい「少しなら大丈夫」と思ってしまいがちですが、実はこれは「安全運転義務違反」や「携帯電話使用等(保持)」として取締りの対象になります。
警察庁ガイドでは、次のように分類されています。
→「イヤホンなどで音楽を聴き、周囲の交通音が聞こえない状態で運転する行為」は、危険・迷惑性が高く、青切符による反則金の対象。
特に、
・ 交差点で車の接近音が聞こえない
・ 後ろから来る自動車や自転車に気づけない
といった危険が大きく、事故のリスクは数倍に跳ね上がります。
※ 片耳イヤホンでも危険とされる場合が多く、地域によっては条例で禁止されています。
お子さんには「イヤホンをつけて運転しない」をしっかり伝えましょう。
◆ 「指導警告」で済む場合もあるけど…
警察庁の方針では、青切符導入後も基本は「指導・警告」中心です。
ただし
・ 歩行者を驚かせるようなスピード走行
・ 信号無視やスマホ操作など、明確な危険行為
これらは検挙(青切符)対象になります。
また、16歳未満のお子さんの場合は、指導警告カードを交付し、家庭で再指導が求められます。
つまり、違反しても「まだ子どもだから」で済まされなくなる時代に入るのです。
◆ ヘルメットは“努力義務”でも命を守る習慣に!
ヘルメット着用は法律上「努力義務」のまま。
罰則はありませんが、「非着用時の致死率は着用時の約1.4倍」という警察庁のデータがあります。
令和6年の統計でも、自転車事故による死者の約半数は「頭部損傷」でした。
たとえ短距離でも、ヘルメットは命を守る最強の防具。
家庭で「お出かけ前のルーティン」にしておくのがおすすめです。
◆ 歩道走行のルール、あらためて確認!
通学中によく見かけるのが、「歩道をスピードを出して走る」姿。
実は歩道走行にも、きちんと条件が決められていることをご存じでしょうか?
・「普通自転車歩道通行可」の標識があるとき
・ 13歳未満・70歳以上・身体に障害がある方
・ やむを得ない危険回避のとき(車道が危険な場合など)
歩道を走るときは中央から車道寄りを徐行(すぐ止まれる速さ)が原則です。
歩行者がいたら必ず止まりましょう。
◆ 保護者ができる「家庭の安全教育」
家庭でできることは、意外とシンプルです。
・ 家族で「自転車安全利用五則」を声に出して確認
・ ヘルメット・ライト・ベルを毎回チェック
・ 自転車保険(賠償責任保険)への加入確認
・ 通学ルートを一度一緒に走って危険箇所を確認
特にイヤホンやスマホを使いながらの走行は、反則金だけでなく、命に関わる重大事故につながることを話し合いましょう。
お子さんと「ながら運転禁止ルール」を共有しておきましょう。
◆ まとめ
青切符制度は「罰するため」ではなく、「守るため」の制度です。
子どもたちが安全に通学できるように、そして家族が安心して送り出せるように、この機会に、家庭でも改めて自転車ルールを見直してみましょう。