- 投稿日:2026/02/09
- 更新日:2026/02/09
「今の不調は、長年の癖が原因かもしれません」
「正しい姿勢に直しましょう」
そう言われて、素直にやろうとしても、うまくできない。
実はそれ、とても自然なことです。
できないのは意志の問題ではない

正しい姿勢ができない理由は、
やる気や努力不足ではありません。
理由はひとつ。
👉 動きの選択肢を知らないからです。

長年の癖によって、脳は
「この動き方が安全」
「この姿勢がいつもの状態」
と学習しています。

そのため、急に「正しい姿勢を取ろう」とすると、
脳は慣れない動きに警戒し、無意識に力を入れてしまいます。
見よう見まねで直すと逆に不調になる

鏡を見て姿勢を正したり、
人の動きを真似して形だけ整えたりすると、
・肩に力が入る
・呼吸が浅くなる
・余計に疲れる
といったことが起こりがちです。
これは、脳がその動きを知らない状態だから。
正しさよりも、「知っている動き」を優先しようとするためです。
脳に必要なのは「正解」ではなく「経験」

脳は、命令よりも体験から学ぶ器官です。
赤ちゃんが何度も転びながら歩けるようになるように、
脳は試して、感じて、情報を集めることで
「自分に合う動き」を見つけていきます。
だから必要なのは、
いきなり正しい姿勢を作ることではありません。
癖を知って「反対の動き」を試す

大切なのは、今の癖を知ること。
そして、その癖と反対の動きを体験してみることです。
・いつも右に体重をかける → 左に乗ってみる
・いつも丸まる → 少しだけ胸を開いてみる
・いつも力が入る → あえて力を抜いてみる
この「反対の動き」は、正解でなくてかまいません。
脳にとっては、新しい選択肢が増えることが何より大切です。
選択肢が増えると、体は自然に整う

動きの選択肢が増えると、脳は
「こっちの方がラクかも」
「今日はこの動きがいいな」
と判断できるようになります。

無理に癖を直さなくても、
正しい姿勢を頑張らなくても、
体は自然とラクな位置を選び始めます。
まとめ|不調は「体からのヒント」

今の不調は、体からのサインです。
「ダメだから直して」ではなく、
「他の動きも知ってほしい」というメッセージかもしれません。
今日できることは、たった1つ。
いつもと少し違う動きを試してみること。
それだけで、脳と体の世界は、少しずつ広がっていきます。