- 投稿日:2026/01/23
3Dプリンター初心者向けポッドキャストのシーズン3が始まりました。
シーズン1では「買う前」、シーズン2では「買った後」の話をしてきましたが、シーズン3のテーマは「素材を知ろう」です 🎓
🔄 なぜ今さらPLAを復習するのか
「えっ、PLAって最初に散々やったじゃん」って思いますよね。
その通りです。シーズン1でも、シーズン2でも、何度も「まずはPLAで」って言ってきました。
じゃあなんで今さら復習するのか。
理由は簡単で、これからいろんな素材の話をするからです。
PETGとか、TPUとか、ABSとか。
そういう素材の話をするときに、必ず「PLAと比べて」っていう表現が出てくるんですよ。「PLAより強い」とか、「PLAより柔らかい」とか、「PLAより扱いが難しい」とか。
つまり、PLAが基準点になるんです 📍
だから、まずPLAをちゃんと整理しておかないと、他の素材の話がピンとこない。そういうわけで、今日は改めてPLAについておさらいします。
🌽 PLAって何?
正式名称は「ポリ乳酸」って言います。まあこれは覚えなくていいです。
大事なのは、トウモロコシとかサトウキビから作られてるってこと。
「環境に優しい」ってよく言われるんですけど、これ正確に言うと「作る原料が植物由来」っていう意味です。生分解性はあるんですけど、それって産業用コンポストみたいな専用の環境が必要で、家庭のゴミ箱に捨てて勝手に土に還るわけじゃないんで、そこは誤解しないでください ⚠️
結局、普通のプラごみです。
✨ PLAの4つの特徴
PLAの特徴を4つに絞ります。
① 印刷しやすい 🖨️
これが一番大事。
温度は200度前後。ベッド温度は60度くらい。他の素材に比べて、反りにくい、剥がれにくい、失敗しにくい。
何がありがたいかって、温度が多少ズレても、そこそこ出てくれるんですよ。「あ、設定ミスった」ってなっても、意外と成功する。これがPLAの懐の深さです。
初心者が最初に使うべき理由がここです 👍
② そこそこ硬い 💎
PLAは硬めの素材です。カチッとした質感。爪で押してもあんまりへこまない。
ただ、ここ注意なんですけど、硬いけど粘りがないんですよ。
ゴムみたいに柔らかいわけじゃない。PETGみたいに粘り強いわけでもない。硬いけど、粘りがない。これがPLAです。
だから、形を保ちたいものには向いてるんですけど、逆に柔軟性は期待しないでください。曲げようとすると、パキッといきます 💥
③ 色の種類が豊富 🎨
これ、地味に大事なんですけど、PLAって色の選択肢がめちゃくちゃ多いんですよ。
赤、青、黄色、白、黒、透明。さらにラメ入りとか、グラデーションとか、蛍光色とか。もう無限にあるんじゃないかってくらい。
他の素材だと色の選択肢が限られることが多いんですけど、PLAは本当に幅広い。だから、見た目にこだわりたいときもPLAが便利です。
④ 安い 💰
1kgで2,000円から3,000円くらい。
Bambu Labの純正PLAでも、だいたいそのくらいです。他の素材、例えばTPUとかABSに比べると、明らかに安い。
これも初心者向きの理由です。
⭕ PLAの得意なこと・苦手なこと
得意なこと:形を保つもの全般 🏆
PLAで何が作れるのか。得意なのは、「形を保つもの全般」です。
例えば、スマホスタンド、小物入れ、ネームプレート、フィギュア、棚の整理グッズ。こういうのは全部PLAで十分です。
苦手なこと3つ 🚫
逆に苦手なことも3つあります。
① 熱に弱い 🔥
PLAは60度くらいで変形し始めます。だから、夏の車内に置きっぱなしとか、熱いものの近くに置くとか、そういうのはNG。「暑いところで使うもの」には向いてないです。
② 衝撃に弱い 💢
硬いんですけど、粘りがない。だから、落としたり、ぶつけたりすると、割れます。
ただ、ちょっと補足すると、「PLA=弱い」って思われがちなんですけど、これ半分正解で半分間違いなんです。
静的な力、つまり置いて使う分には意外と強いんですよ。棚に置いて荷物を支えるとか、そういうのは全然平気。でも、動かしたり、落としたり、衝撃が加わると弱い。そういう特性だと覚えておくといいです。
③ 柔軟性ゼロ 🙅
曲げたい、伸ばしたい、クッション性がほしい。こういうニーズには全く応えられません。
🤔 それでも「迷ったらPLA」な理由
ここまで聞いて、「なんだ、PLAって意外と弱点多いじゃん」って思った人もいるかもしれません。
でも、それでも「迷ったらPLA」なんです。理由は3つ。
① 失敗しにくい ✅
3Dプリントって、失敗すると時間もフィラメントも無駄になるんですよ。PLAは失敗率が圧倒的に低い。これが最大の強みです。
② 家庭用プリンターで家で使う分には十分 🏠
「熱に弱い」「衝撃に弱い」って言いましたけど、これちょっと難しいんですが、家庭用のプリンターで家で使う場合は、ほとんどPLAで問題ないんですよ。
もちろん、屋外放置とか、車内用途とか、そういうのは別ですよ。あくまで「家の中で使うもの」に限った話です。
家の中で使う小物とか、飾るものとか、棚の整理グッズとか。そういうのは全部PLAでいけます。「強度が必要」とか「柔らかいほうがいい」とか「熱に強くないと」っていう特殊なケースじゃない限り、PLAで十分なんです。
③ 他の素材を試すための基準になる 📐
これが今日一番言いたいこと。というか、シーズン3全体で一番大事な考え方です。
他の素材を使うときも、「PLAと何が違うのか」を考えるんです。
「PLAじゃダメだから、PETG使おう」とか。「PLAだと硬すぎるから、TPU使おう」とか。そういう判断をするために、まずPLAを知っておく必要がある。
だから、今日わざわざ復習したんです。
📝 まとめ
PLAは、印刷しやすい、そこそこ硬い、色の種類が豊富、安い。だから初心者向き。
得意なのは「形を保つもの全般」。苦手なのは「熱」「衝撃」「柔軟性」。
でも、家庭用のプリンターで家で使う分には、ほとんどPLAで十分です 👌
そして、他の素材を選ぶときの基準点になる。これがPLAの立ち位置です。
次回からは、PETGとか、TPUとか、他の素材を紹介していきます。そのときに、「あ、これPLAと違ってこういう特徴があるんだ」っていうのが分かるようになります。全部「PLAと比べて」で説明しますので 🔜
それでは、また次回もご覧いただけると嬉しいです! 👋
