- 投稿日:2026/01/25
はじめに マインドマップの精度を高めるBOI(基本アイデア)
😩どうも頭が働かない
😣すぐに忘れてしまう
こういった悩みは脳全体の動きが停滞しているからかもしれません。
でも、マインドマップを使えば、脳の動きが活性化して、自分の可能性を引き出すことができる!
僕自身の体験を踏まえて、マインドマップの可能性を探求するシリーズをこれまで3回投稿してきました。
第4弾の今回は、マインドマップの「骨組み」とも言える非常に重要な概念、
「BOI(Basic Ordering Ideas:基本アイデア)」
について深く掘り下げていきます。
前回の記事では、マインドマップがいかに脳のポテンシャルを引き出すか、そして自由に発想を広げる「ミニマップ」の楽しさをお伝えしてきました。
ミニマップは非常にパワフルなツール。
正直、これだけでマインドマップといっても差し支えがないくらい使い勝手の良いツールです。
しかし、アイデアを出し切った後、
さて、これをどう整理して行動に移そうか?スッキリはしたけど、答えが見えなくなってしまった
と迷うことがあります。
その解決策が、BOI(基本アイデア)です。
ミニマップで拡散したアイデアに対して、ある程度狙いを絞って枝を広げていく方法のこと。
簡単に言うと、中央から伸ばす1番最初の太い枝のことです。
《左に『心理』右に『身体』これが、BOIになります。》
では何を太い枝にすればいいのか?
先に答えを言うと、"たくさん書けばなんとなくわかってくる"です。
今回は中級編。
ミニマップをかいてみて、もう一段階レベルアップしたい人はぜひこの先を読んでみてください。
1. 大人の脳は「丸暗記」ができない?衝撃の事実
最初に、なぜ「思考の整理」に苦労するのか、その根本的な理由を脳科学の視点から見ていきましょう。
よく「大人になってから記憶力が落ちた」と嘆く声を聞きます。
しかし、東北大学教授の川島隆太氏らによると、これは能力の衰えではなく、
脳の使い方のモードが変わっただけ
と言います。
10代前半までの子供の脳は、意味がわからなくても情報をそのままコピーする「丸暗記(意味記憶)」が得意です。
《記憶をつなげていくためには、連想が必要》
しかし、大人の脳はこれに代わり、「連合記憶(つながり暗記)」という仕組みが優位になります。
連合記憶とは、「すでに持っている知識と、新しい情報を結びつけて覚える」仕組みのこと。
大人の脳にとって、文脈のないバラバラな情報はただの「ノイズ」。
逆に、明確な「フック(引っ掛かり)」があれば、驚くほどスムーズに情報を吸収できるんです。
マインドマップのBOIは、この「脳のフック」を意図的に作り出すための装置と言えます。
2. BOIは思考を支える「大黒柱」
BOI(基本アイデア)とは、マインドマップの中心(セントラルイメージ)から最初に伸びる、一番太いメインブランチ(枝)のこと。
マインドマップを「本」に例えるなら、BOIは「章のタイトル(目次)」です。
ミニマップとの決定的な違い
前回の「ミニマップ」は、いわば思考の「放流」。
どこへ飛んでいってもいい、自由な連想です。
《ミニマップは自分のアイデアを湧き出す泉》
一方で、今回お伝えするBOIを持ったマインドマップは、「思考の構造化」です。
《構造化して論理的に書くマインドマップもあります》
ある程度狙いを定めて、
"どんな視点でこの問題を解決するか?"
という枠組みを先に決めてから枝を伸ばしていきます。
この「枠組み」こそがBOIです。
3. なぜ「文章」ではなく「単語」なのか?
ここで、マインドマップの鉄則である
「1ブランチ=1ワード(単語)」
というルールについて再確認しましょう。
多くの人は、ノートを取る時に文章で書き留めてしまいます。
しかし、文章を書いた瞬間、脳は「これで完結した」と勘違いし、思考のシャッターを下ろしてしまいます。
一方、枝の上に「単語」だけを乗せるとどうなるでしょうか?
脳はその単語を「未完成のジグソーパズルのピース」のように捉え、無意識のうちに次のピース(関連するキーワード)を探し始めます。
これが「数珠つなぎ(ビーズ・リンキング)効果」です。
1つのBOI(太い枝)に「目的」という単語を置いてみる
自由に枝を伸ばしてもいいけれど、目的を決めてから枝を伸ばすと、脳は「なぜ?」「誰のために?」「何のために?」と、次々に新しい枝を生み出します。
目的を指し示して、狙った方向性でアイデアを広げていく。
そして、文章ではなくキーワードを枝に乗せることで思考のブレーキが外れます。
結果的に思考は加速するのです。
4. 思考を停滞させない最強のBOI:「5W1H」
「太い枝をどう出せばいいかわからない」という方に、おすすめするのが「5W1H」のフレームワーク。
シンプルな視点はそのままBOIになります。
分類ができると一気に思考が加速します
ここでは、僕が実際に使っている
「手書きマインドマップ(5W1H)」をそのまま載せています。
完璧に真似しなくてOK。
「太い枝の考え方」だけ持ち帰ってください。
ちょっと例を作ってみましょう。
僕は、この記事をキッカケに、マインドマップ講座を開きたいなと思っています。
中心に『マインドマップ講座を開くなら?』とタイトル名と、それに関係するイメージ図を描きます。
そこから「5W1H」の太い枝(BOI)を伸ばしてみましょう。
はじめに枝を5W1Hで出してみよう
「5W1H」には何を書いた?
When(いつ)?
2月か3月の休日
具体的な日取りも思い浮かんできました。
Who(誰が・誰に)?
・僕がファシリテーターとして
・(所属している)リベシティのフォロワーさん3名
を想定した講座のイメージがわきました。
Where(どこで)?
リベシティの新橋オフィスが最初に思い浮かびました。
書いているうちに、池袋オフィスや、足を伸ばして立川や横浜まで行ってもいいなと考え始めました。
What(何を)?
マインドマップ体験講座
体験講座から初級・中級・上級講座。
マップを描いているうちに、講座の内容までイメージし始めました。
Why(なぜ)?
ブログ記事だけでは伝わらないテクニックや、対面でしかできない交流ができるから。
✅実技
✅疑問
✅刺激
と書きました。
対面だからこそ聞けるし刺激になることがあります。
改めて対面講座の面白さを感じました。
How(どのように)?
テーブルに集まって、ペンをシェアしながら楽しく書く。
僕はファシリテーターとして、スライドを準備した上で進行をする,
すでに講座の構成もほぼイメージできました。
《描き始めてから10分で完結しました》
いかがでしょうか?
画像は撮影用に簡潔に書きましたが、この後いくらでもアイデアが広がりそうです。
BOIをハッキリさせるだけで、思考の「ヌケ・漏れ」は劇的に減ります。
何より、書いているうちにポンポンとアイデアが出てきます。
さらに大事なことのイメージ像がハッキリしてきます。
基となる柱を持っておけばマップは描きやすくなります。
枝を伸ばしている最中に手が止まったら、
「まだ『Who』の枝が細いな」
「『Why』をもう少し深掘りしよう」
と、自分の思考の状態を一目で客観視(メタ認知)できます。
マインドマップは他場面でも大活躍する
これは職場のマネジメントでも非常に有効です。
僕の場合に当てはめると、
✅複雑なイベント企画
✅多様なステークホルダーが絡む課題整理
✅イベントの目的と運営
など、この5W1HのBOIを立てるだけで、一つの仕事が驚くほどスッキリと構造化されるんです。
僕自身、マインドマップを再開してから箇条書きのTodoリストでは物足りなくなってきました。
まとめ 「描く楽しさ」が脳をフロー状態にする
マインドマップのもう一つの真髄は、その「没頭感」にあります。
僕は発色の良いペンを使っています。
鮮やかな色、有機的な曲線、そして自分で描くイラスト。
これらはすべて右脳を刺激し、勉強や仕事を「苦痛」から「創造的な快楽」へと変えてくれます。
「やらなければならない」
という義務感で書くノートと、
「次はどんな枝を伸ばそうか」
とワクワクしながら描くマインドマップ。
どちらが脳に深く刻まれるかは、火を見るよりも明らかです。
まずは描いてみる。そして見直してみる。
そのサイクルが、しっくりくるマップづくりになりますよ
まずは真っ白な紙を横に置き、中央にテーマを描いてみてください。
そして、今日学んだ「BOI」という力強い柱を数本、立ててみましょう。
マインドマップは
「考えるための道具」
ではなく
「考え続けるための相棒」
です。
最初は不格好でも構いません。
自分らしい色と曲線で枝を広げていくうちに、バラバラだった知識が一つに繋がり、
あなただけの「知の地図」
が立ち上がってくるはずです。
複雑な悩みや膨大な知識が、たった1枚のカラフルな絵にまとまったとき、視界はどのように開けるでしょうか?
ぜひ、BOIという新しい翼を手に入れて、思考の大空へ飛び出してみてください。