- 投稿日:2026/01/30
1. はじめに:ロキソニンとカロナールはどう違う?
ロキソニンやカロナールは、発熱時や痛みがあるときに多くの方が使用する非常に身近な薬です。


しかし「どちらも同じ痛み止め」と思われがちですが、実は成分や作用の仕方、副作用の出やすさには大きな違いがあります。
本記事では、ロキソニンとカロナールの違いを理解し、自分の状態に合わせて適切に使い分けられるようになることを目標としています。
2. 解熱鎮痛薬の大きな分類
解熱鎮痛薬は大きく2つのグループに分けられます。
グループ①:NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)
ロキソニン(ロキソプロフェン)、イブプロフェン、ボルタレンなどが該当します。
グループ②:アセトアミノフェン
カロナールが代表的な薬です。
この2つは「熱を下げる・痛みを抑える」という結果は同じですが、体内での作用機序や副作用の傾向が異なります。
3. ロキソニンの特徴と作用
ロキソニンはNSAIDsに分類される解熱鎮痛薬です。
主な特徴は以下の通りです。
痛みや発熱の原因物質の産生を抑える
炎症を抑える作用がある
鎮痛作用が比較的強い
効果の発現が早い
また、ロキソニンは「プロドラッグ」という性質を持ち、胃を通過する際には活性化しないため、他のNSAIDsと比べて胃への負担が出にくいとされています。そのため、医療機関でもよく処方される薬の一つです。
4. カロナールの特徴と作用
カロナール(アセトアミノフェン)は、ロキソニンとは異なるグループの解熱鎮痛薬です。
特徴としては、
脳に作用して痛みや発熱を抑える
炎症を抑える作用はほとんどない
胃や腎臓への負担が比較的少ない
妊婦や小児にも使用できる安全性の高さ
があります。
例えば、喉の痛みのように「炎症」が関与する症状ではロキソニンが向いている場合があります。一方で、安全性を重視したい場合にはカロナールが選択されることが多いです。
5. ロキソニンの主な副作用
ロキソニンで注意したい副作用は、主に以下の2つです。
胃への負担
痛みの原因物質を抑える一方で、胃を守る物質も減らしてしまうため、胃痛や胃荒れの原因になることがあります。自己判断での長期使用は避け、5日程度使用しても改善しない場合は医療機関を受診しましょう。
腎臓への負担
特に脱水状態で服用すると腎臓への負担が大きくなります。服用時はコップ1杯(約200ml)の水で飲むことを意識しましょう。腎機能が低下している方や高齢者は特に注意が必要です。
6. カロナールの主な副作用
カロナールで注意すべき点は、肝臓への負担です。
通常量であれば問題ありませんが、
過量服用
肝機能が低下している場合
には注意が必要です。体内で代謝される過程で、肝臓に負担をかける物質が生じるためです。
ただし、用法・用量を守って使用する限り、他の解熱鎮痛薬と比べて安全性は高く、小児や妊婦にも使用できる薬とされています。
7. まとめ:知識を持って適切な使い分けを
ロキソニンとカロナールは、どちらも優れた解熱鎮痛薬ですが、特徴や副作用は異なります。
強い痛みや炎症を抑えたい場合:ロキソニン
胃腸や腎臓への負担を抑えたい場合、妊婦・小児:カロナール
正しい知識を持つことで、薬はより安全で心強い存在になります。症状や体調に合わせて、適切に使い分けていきましょう。
また、私はにくまんさんの記事を監修しております。
にくまんさんは【薬の知識】『解熱鎮痛薬』知っておくべきことをノウハウ図書館に投稿されております。
色々な種類の解熱鎮痛薬に関する特徴を分かりやすく解説してくださってます。お薬選びの参考に、知っておいて欲しい要点がまとめられているため、ぜひご一読ください♪