- 投稿日:2026/02/11
- 更新日:2026/02/12
はじめに:学長の言葉が、私の背中を押してくれました
もともと、私は「一生賃貸でいいかな」とのんびり考えていたタイプでした。
しかし、副業で築古戸建ての不動産投資を始め、自分なりに勉強を続けるうちに、学長がいつも言っている「マイホーム購入は不動産投資と同じ」という言葉が、すとんと胸に落ちたんです。
「自分の住む家も、大切に育てていく資産として見ればいいんだ」
そう思えたことで、地元でたまたま巡り合った「お宝物件」に一歩踏み出すことができました。
家の購入は値引きができないと思っていませんか?
実は、不動産投資としての視点で『ある数字』と『値引き交渉の材料』を味方につけることで、私は600万円もの大幅な値引きを実現することができました。
1. 「不動産屋さんの言葉」を鵜呑みにしなかった物件探し
理想の物件に出会うまで、地元の情報を3年以上追い続け、ネットで閲覧した数は500件、内見した数は30を超えました。そこまでしてようやく見つけたのが、今回の築50年の物件です。
• 物件の第一印象: 庭は木々がボサボサで、まさに「うっそう」としている状態。不動産屋からは「建物はもう使えないから、中を見ても無駄ですよ」とまで言われていました。
• 自分の目で見た確信: それでも気になって、許可を得て庭をかき分け、外観をじっくり確認しました。すると、外から見る限り構造はしっかりしており、「これなら十分住めるんじゃないかな」と直感したんです。
2. 決定打は「隣人さん」の声
さらに安心材料を探すため、隣で事業を営んでいる社長さんに勇気を出して話を聞いてみました。すると、嬉しいお話が聞けました。
「あそこ? つい半年前まで、うちの社員用に借りてたけど、全然普通に住めるよ。 水回りもきれいだし、いい家だよ」
不動産屋さんが「住めない」と言っていた物件は、実は最近まで誰かが心地よく暮らしていた家でした。この一言で、私は改めて「中を見せてください」と強くお願いすることができました。よく話を聞いてみると不動産屋の担当者は中を見たことがなかった事が判明しました。

3. 売主さんの想いと、スピード感を持って向き合った価格交渉
売主さんはご高齢で、ちょうど資産整理をされているタイミングでした。代々続く名家の方だったようで、家の造りが本当に丁寧でしっかりしていたからこそ、築50年経っても問題なく住める状態だったんです。
売主さんにとって思い入れの深い大切な家だったので、壊してしまうことには抵抗があったようです。私が「今の家にそのまま住みたいです」とお伝えしたところ、とても喜んでくださったのが心に残っています。
「これはご縁だ」と思い、内見で水回り、家の傾き、家の基礎、外壁の状態を確認したその日に、すぐにお返事をしました。
交渉の目安にしたのは市場価格ではなく、勉強して覚えた「路線価(土地の市場価格の約8割)」です。路線価以下で購入できれば、買った時点で損することはありません。ただし、そこまで値下げしてくれるのは稀なケースです。
そこで、自分なりに工夫して交渉してみました。
もともと「古家付きの土地」として販売されていたので、普通は売主さんが費用をかけて建物を取り壊し、更地にする必要があります。私はそこに着目し、「私がそのまま住むので、売主さんは取り壊す手間も費用も必要なくなりますよね」という点を、値引き交渉の材料としてお伝えしました。
交渉のステップ
• STEP 1:最初の相談(-1,000万円)
建物価値を0円とし、路線価をベースに「1,000万円引き」で指値を入れました。しかし、さすがに安すぎるとのことで一度はお断りされました。
• STEP 2:お互いの歩み寄り(-500万円)
売主さんの資産整理という事情もあり、先方から「500万円引きなら対応できる」という歩み寄りの提案をいただきました。
• STEP 3:最終合意(-600万円)
「あと一押し、合計で600万円引きにしていただけるなら、今日この場で即決します」と誠実に伝えたところ、無事に成約。結果として、路線価をさらに下回る価格で譲っていただけることになりました。

4. 買った後でわかった「土地のポテンシャル」と分筆のお話
住み始めてすぐに不動産屋さん3社に査定をしてもらったところ、建物の評価は「0円」でしたが、土地の値段だけで解体費を含めて買値よりも800万円ほど高いという結果が出ました。
もともと出口戦略としては、建物ではなく「土地」として販売することを予定していました。売るまではあくまで数字上のものですが、大きな安心感に繋がっています。
さらに、ある業者さんからはこんなアドバイスもいただきました。
「土地が広くて家の前に私道があるから、ここを『公道』として市に寄付できれば、土地を2つに分けて(分筆して)売ることもできますよ」
※ 分筆(ぶんぴつ): 1つの土地を分けて、2つの住宅用地にすること。
日本の法律には「道路に2メートル以上接していない土地には、家を建ててはいけない」というルール(接道義務)があるからです。
私道を公道にすることで、切り分けた後のそれぞれの土地がこのルールをクリアでき、独立した「売却可能な住宅用地」として法的に認められるようになります。
実際、不動産屋さん経由で某大手ハウスメーカーさんから「分筆した後の買い付け価格」を提示していただき、その金額にびっくりしました。
今の時代、広すぎる土地は庭の手入れなどが大変で敬遠されることが多く、実は需要が少ないそうです。逆に分筆して使いやすいサイズにすることで、一気に買い手が増え、土地全体の価値が2倍近くになることもあるのだと実感しました。
公道に接することでそれぞれの土地に価値が生まれ、将来の選択肢がぐんと広がります。土地の持つ「表面上の価格」だけでなく、その奥に眠る「力」を見極める大切さを知りました。

5. リフォームのこだわり:中身はそのまま「耐震補強」だけ
購入後のリフォームも、自分なりに優先順位をつけました。
もともと綺麗に使われていた家だったので、内装などの中身はいじらず、リフォームは安心のための「耐震補強」だけに絞りました。築50年という不安に対して、一番必要なところだけに手をかけた形です。
6. 地盤の硬さを信じて、自分なりに納得した保険の選び方
この物件は地盤がとても硬い場所にあり、ハザードマップでもリスクがない「真っ白」なエリアでした。
そのため、私は地震保険にはあえて入らず、火災保険のみに加入しています。学長が言っている地震保険は割に合わない保険という言葉も頭にありました。
「もし何かあっても、地盤の良い広い土地が残る。更地にして2つに分けて売れば、また一からやり直せる」という、自分なりの出口戦略を立てたからです。
今、思うこと
勉強中の身ではありますが、今回の経験で「自分の足で動いて、数字を確かめる」ことの大切さを実感しました。
• 不動産屋さんの言葉を鵜呑みにせず、自分で確かめたこと
• 隣人さんに「生の声」を聞きに行ったこと
• 路線価という「納得できる数字」を軸に交渉したこと
これらはすべて、少しずつ学んでいたからこそできた判断だと思います。
子供が大きくなって巣立ったら、売却して賃貸暮らしに戻る予定です。
最後に……
マイホームを「一生に一度の重い買い物」ではなくて、自分を助けてくれる「投資」として捉える。
その視点を持つだけで、家探しがもっと前向きで、ワクワクするものに変わるかもしれません。とは言え、大きな買い物である事には間違いない事と、購入に関わる諸費用、住み始めてからの固定資産税や修繕費などのランニングコストも考慮して、くれぐれも慎重に行動してくださいね。
私の等身大の体験が、これから家探しをする方の参考に少しでもなれば嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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