- 投稿日:2026/03/09
- 更新日:2026/03/09
この記事は約3分で読めます
要約
運動後の「気持ちいい」は脳の報酬回路が生み出す科学的現象。赤核と腹側被蓋野を結ぶ神経経路がドパミンを放出し、運動の継続や上達を支えます。脳科学から見た運動継続の秘訣を医師が解説。
運動をしたあとに「気持ちいい」「スッキリする」と感じた経験はありませんか?
これは単なる気分の問題ではなく、脳の中でしっかりとした神経メカニズムが働いている結果です。最近の研究では、この「運動による快感」や「運動の学習能力」を支えている重要な経路として、赤核(せきかく)と腹側被蓋野(ふくそくひがいや)を結ぶグルタミン酸経路が注目されています。
「赤核」と「腹側被蓋野」って何?
少し専門的な話になりますが、
・赤核:小さな運動の中継センターのような場所。
・腹側被蓋野(VTA):やる気や快感に関係する「ドパミン神経」が集まる場所です。
この2つを結ぶ神経回路が、運動の「報酬(気持ちよさ)」や「学習」に関係していることが分かってきました。
運動で活性化される「報酬回路」
たとえば自発的に走ったり、筋トレをしたりすると、この赤核からVTAに向かうグルタミン酸作動性の神経が活性化します。
すると、VTAにいるドパミン神経が刺激され、「やってよかった」「またやりたい」という報酬感覚が生まれます。
続きは、リベシティにログインしてからお読みください