- 投稿日:2026/03/07
- 更新日:2026/04/28
1. StockViewとは?
株価チャートツール、無料でも使えるものはあります。 でもこんな経験はありませんか?
✔無料版だとアラートが3件しか設定できない
✔ウォッチリストの銘柄数に制限がある
✔広告が多くて集中できない
✔ちゃんと使おうと思ったら結局有料プラン(月額約2,300円〜)が必要
✔そもそもどのツールを使えばいいかわからない
「無料で始めたのに、気づけばストレスを感じて有料を検討している」——これ、よくあるパターンだと思います。
僕自身がまさにそうでした。ストレスなく使おうとすると年間約2.8万円。それがもったいなくて、「だったら自分で作ろう」と思って開発したのが
StockViewです。
有料ツールと同等のチャート機能を完全無料で。ウォッチリストもアラートも無制限。広告も一切なし。
ソースコードは GitHub で公開しています。自分のパソコンにインストールして使う形なので、データもすべて自分の手元にあって安心です。

2. できること(機能紹介)
① 株価チャート(日足・週足、最大15年分)
画面右上の検索バーに銘柄コード(例:7203)、会社名(例:トヨタ)、米国株ティッカー(例:AAPL)を入力するだけでチャートを表示。日本株3,000銘柄以上、米国主要株・ETFに対応しています(※株価データは約20分遅延)。
日足・週足を切り替え、1年〜最大15年分のチャートを一画面で確認できます。出来高の表示/非表示もワンクリックで切り替え可能。長期投資の方は「週足 × 5年〜15年」がおすすめです。

② ファンダメンタルズ分析(IR BANK連携で自動取得)
「気になる銘柄、自分でファンダメンタルズを確認したくないですか?」
銘柄コードを入れるだけで、IR BANKのデータを自動取得してグラフ表示します。IR BANKを開いて数字を見比べる手間がなくなります。
表示される指標:
✔一株当たり配当金
✔EPS(1株当たり純利益)・配当性向
✔売上高・営業利益率
✔ROE(自己資本利益率)
✔配当利回り推移
✔自己資本比率
特に配当利回りチャートには「平均配当利回り」と「現在の配当利回り」が両方表示されるので、「今は割安/割高」が一目でわかります。
面倒なデータ入力は一切不要。ワンクリックで分析画面が開きます。

③ テクニカル指標(EMA・ボリンジャーバンド)
EMA(指数移動平均線)とボリンジャーバンドをワンクリックで表示/非表示。 設定画面から期間やパラメータのカスタマイズも可能です。

④ ウォッチリスト(カスタムタブで自由に分類)
お気に入り銘柄をウォッチリストに登録して一元管理。 「高配当」「成長株」「監視中」など、カスタムタブを自由に作成して分類できます。
一括インポート機能もあるので、銘柄コードをコピペするだけで複数銘柄をまとめて登録できます。

⑤ 株価アラート(無制限)
一般的な有料ツールでは無料版だとアラートが3件しか設定できませんが、StockViewなら無制限。
「この銘柄が○○円以下になったら買いたい」を何銘柄でも設定できます。 条件に達した銘柄はウォッチリスト上にベルアイコン🔔で表示されるので、買い時を逃しません。

⑥ トレンドライン描画
チャート上に自由にトレンドラインを引けます。 支持線・抵抗線の分析がチャート上で直接できます。

⑦ 一括インポート
銘柄コードをカンマ区切りやスペース区切りで貼り付けるだけ。 数十銘柄でも一瞬でウォッチリストに追加できます。
例:7203, 9984, 6758, 8306
AAPL MSFT GOOGL

3. 有料ツールとの比較
「本当に無料で大丈夫?」と思う方のために、一般的な有料チャートツールと比較してみました。
有料ツールの無料プランは制限が多く、ストレスなく使うには有料プランが必要です。1年で約2.8万円、5年なら約14万円。 StockViewなら、その分を投資に回せます。
また、StockViewは自分のPC内で動作するので、ウォッチリスト・アラートのデータもすべて自分の手元にあります。第三者のサーバーに個人情報を渡す必要がないのも安心ポイントです。
4. こんな使い方ができます
自分で高配当株を見つけるワークフロー
「おすすめ銘柄を買うだけじゃなく、自分でも探してみたい」——そんな方におすすめの使い方です。
ステップ1:気になる銘柄をウォッチリストに登録 ネットや書籍で見かけた銘柄を、検索バーからどんどん追加。カスタムタブで「候補」「検討中」「保有中」と分けておくと管理しやすいです。
ステップ2:ファンダメンタルズ分析で中身をチェック ワンクリックで配当金の推移・EPS・配当性向・ROEなどをグラフで確認。「配当は増えているか?」「利益は安定しているか?」が一目でわかります。
ステップ3:チャートで買い時を見極める テクニカル指標やトレンドラインで、今の株価が割安かどうかを判断。
ステップ4:アラートを設定して待つ 「この価格まで下がったら買いたい」をアラートに設定。あとはStockViewを開くだけで、条件に達した銘柄がベルアイコン🔔で教えてくれます。
IR BANKとチャートを行ったり来たりする必要がなくなるので、分析の効率がぐっと上がります。
5. セットアップ手順(自分のPCで動かす)
オープンソースで GitHub に公開しているので、自分のパソコンにインストールして無料で使えます。
必要なもの
✅️Node.js 20 以上(公式サイト からインストール)
✅️ターミナル(Mac は「ターミナル」、Windows は「PowerShell」または「コマンドプロンプト」)
✅️ブラウザ(Chrome / Edge / Safari など最新版)
初回セットアップ(ターミナルで3行コピペ)
ターミナルを開いて、以下を1行ずつコピペして実行してください。
git clone https://github.com/hiroka475/stockview.git
cd stockview
npm install
npm install は数百MBの依存パッケージをダウンロードするので、初回は数分かかります。
起動
npm run dev
ターミナルに「Ready in ○○ms」と表示されたら、ブラウザで http://localhost:3000 にアクセス。StockViewが使えます!
2回目以降の起動方法
cd stockview
npm run dev
たった2行です。
終了方法
ターミナルで Ctrl + C を押すと停止します。
6. もう一歩進んで「自分専用クラウド版」も作れます
ローカル版で慣れたら、自分の Cloudflare アカウントにデプロイすることもできます。
そうすれば「自分のPC」じゃなくても、スマホやタブレットからアクセス可能になります。
(Cloudflare Access で自分のメールアドレスだけ許可する設定にすれば、他人は使えません)
Cloudflare へのデプロイ手順は、改めて別記事にまとめる予定です。
必要なもの
Python 3(Macには最初から入っています。Windowsの方はこちらからインストール)
セットアップ手順(ターミナルで3行コピペするだけ)
Macの方は「ターミナル」、Windowsの方は「PowerShell」または「コマンドプロンプト」を開いて、以下を1行ずつコピペして実行してください。
git clone https://github.com/hiroka475/stockview.git
cd stockview
python3 server.py
実行すると「StockView サーバー起動」と表示されます。 ブラウザで http://localhost:8080 にアクセスすれば、StockViewが使えます!
2回目以降の起動方法
cd stockview
python3 server.py
たった2行です。
Macの方はもっと簡単: stockviewフォルダ内にある「StockView起動.command」をダブルクリックするだけで起動できます。
終了方法
ターミナルで Ctrl + C を押すと停止します。
7. Q&A
Q:本当に完全無料ですか?
A:はい、完全無料です。広告もありません。オープンソースで GitHub に公開しています。
Q:自分のデータ(ウォッチリスト)は誰かに見られますか?
A:見られません。ローカル版(自分のPCで動かす形)の場合、ウォッチリストのデータはお使いのブラウザ内(localStorage)に保存されます。第三者のサーバーには一切送信されません。
Q:スマホでも使えますか?
A:チャート表示がメインのツールなので、PCのブラウザでの利用を推奨しています。大きな画面の方が見やすいです。
Q:アラートはどうやって確認しますか?
A:StockViewのページを開いているときに、条件に達した銘柄のウォッチリスト上にベルアイコン🔔が表示されます。メール通知ではなく、画面上で確認する仕組みです。
Q:データの出典は?
A:株価データは Yahoo Finance、ファンダメンタルズデータは IR BANK(EDINET・TDNETのXBRLデータを元に集計)から取得しています。
Q:株価はリアルタイムですか?
A:株価データは約20分の遅延があります。デイトレードではなく、中長期投資のチャート分析・管理ツールとしてお使いください。
Q:プログラミングの知識がなくても使えますか?
A:ターミナルにコマンドを3行コピペするだけなので、プログラミングの知識は不要です。Node.js のインストールだけ事前に https://nodejs.org/ から済ませておいてください。
Q:Windows でも使えますか?
A:はい、使えます。「PowerShell」または「コマンドプロンプト」を開いて、セットアップ手順の3行をコピペして実行するだけです。Node.js のインストールだけ事前にお願いします。
8. 更新履歴
【2026/4/27 v2.0.0】メジャーアップデート
インフラを Render から Cloudflare Pages + Workers に全面移行
フレームワークを Python から Next.js + TypeScript に刷新
StockView ロゴをドロップダウン化+設定モーダル統合
指標/延長線/一括インポート/一括削除を設定モーダルに集約
チャート左上に銘柄名・OHLCV・指標値の常時表示(TradingView風)
配当利回りチャートに平均配当利回りの基準線を追加
次回配当落ち日の予測表示
目標配当利回りから株価を自動算出 → アラート設定
ウォッチリストを独立カラム化
多数のデータフィルタ・UI改善
【2026/3/7 v1.0.1】
スクリーニング機能を分離(軽量化)
データ出典表記(IR BANK・Yahoo Finance)を追加
【2026/3/7 v1.0.0】
初回リリース
株価チャート(日足・週足、最大15年分)
テクニカル指標(EMA・ボリンジャーバンド)
ウォッチリスト(JP/US/カスタムタブ)
一括インポート・一括削除
株価アラート(無制限)
ファンダメンタルズ分析(IR BANK連携)
トレンドライン描画
銘柄検索(日本株3,000以上・米国株対応)
あとがき
StockViewは、Claude Code(AIプログラミングツール)を使って約2日で開発しました。プログラミングの経験がほとんどない僕でも、AIと一緒に作ることでここまでのものが作れる時代になっています。
リリース以降も継続的にアップデートを重ねていて、今では自分の投資管理ツールとして毎日使っています。
今後の予定:
Cloudflare へのデプロイ手順を別記事として公開
高配当株のスクリーニング機能(配当利回り・連続増配年数・ROEなどの条件で銘柄を自動抽出)
「こんな機能がほしい」「ここがわかりにくい」という方は、ぜひコメントで教えてください。 皆さんの声を参考に、より使いやすいツールにしていきたいと思っています。
GitHub リポジトリ → https://github.com/hiroka475/stockview
※ 本ツールは投資助言を行うものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。 ※ 株価データの出典:Yahoo Finance / IR BANK(EDINET・TDNETのXBRLデータを元に集計)