- 投稿日:2026/03/29
桜の季節に想う、9歳離れた兄との永遠の別れ
全国で桜が咲く季節になりましたね。 春は出会いもあれば別れもある季節。ふとした瞬間に心が揺れ、少しだけナイーブになる夜もあります。
人生を長く生きていると、身近な人や友人、ご近所さんなど、悲しいことですが「永遠の別れ」は避けて通れないものです。
私の中にある最も悲しい別れは、9歳離れた兄との別れでした。
兄が亡くなったのは2021年2月。享年61歳でした。
「人生100年時代」と言われる今、男性の60歳と聞けば「あと20年は生きられたはずだ」と思ってしまいます。
しかし兄の場合、働き盛りの30代半ばに難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症したのを境に、状況は一変しました。あれよあれよという間に人工呼吸器をつけ、車椅子での生活へと変わっていったのです。
発症から25年以上が経った今、SNSなどの情報化社会では、病状や進行についてすぐに調べることができます。
けれど当時は、インターネットが普及し始めたばかりの頃で、今のように瞬時に情報を得る術もなく、兄の体から「できること」が次々と奪われていく姿を前に、私はただ戸惑うばかりでした。
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