- 投稿日:2026/03/28
新生活に向けてバタバタとされているこの季節。大学生になりバイトを始めたり、就職したりで銀行口座を作るかと思います。
また、子供が生まれて、我が子のために貯金していくぞ!と子供の口座を作る方もいるでしょう。
さて、現代社会では必要不可欠な銀行口座。
「作ったものの使ってない口座あるなぁ
なになに?貸したり売ったらお金になる?それ、いいじゃん!」
なんて簡単に考えていませんか?
いえいえ、そんな甘い話じゃありません。
銀行口座を貸したり売ったりするのは犯罪です。
いやいや、ちょっと前科は付いちゃうかもしれないけど、また別の銀行で作ったらいいでしょ。
銀行はたくさんあるしね。
金融機関の信用情報を甘く見てはいけません。情報は共有されています。
どういう理由であれ、信用に問題のある人はどこの金融機関も嫌がります。新たに口座を作りたいと申し込んでも審査が通りません。
まぁ銀行口座がなくても現金が使えなくなるわけじゃないし。
そんな話で済まないのです。
前述の通り、現金決済だけで世の中まわっていません。給与の振込先はどうしますか?いまどき現金払いの企業はかなりの少数派です。
「銀行口座を作れない状態」は、社会的信用の面で大きく不利になります。
銀行口座を作れない人がどうやって会社に信用されますか?
企業側も不安を感じるケースが多いでしょう。
◆ それは犯罪です
まず大前提として、銀行口座の売買や貸し借りは、主に
・ 犯罪収益移転防止法違反
・ 詐欺の幇助(ほうじょ)
などに当たる可能性があります。特に最近は「闇バイト」や「受け子口座」で問題になってるので聞いたことがある方もおおいのではないでしょうか。
軽い気持ちでやっても、口座を渡した時点で“犯罪の一部を担った”と判断される可能性があります。
場合によっては刑事事件として扱われることもあり、決して軽い問題ではありません。
◆ 「信用履歴」はどうなるのか
誤解されがちではありますが、いわゆるクレジットカードの「信用情報(CICなど)」とは別で、銀行には
反社会的・不正利用の内部記録(ブラックリストの様なもの)
があります。
これは、その銀行だけじゃなく銀行間で共有されるケースもあります。
すべてが共有されるわけではありません。
とは言え、実務上かなり影響があるのは事実です。
◆ 実際どうなる?
① 口座が凍結・強制解約
これはほぼ確実に起こります。
② 他の銀行でも口座が作りにくくなる
これが怖いところで、
・ 審査で落ちる
・ 作れてもすぐ止められる
といったことが起きます。
③ スマホ契約・クレカにも影響することがある
直接の信用情報とは別でも、
・ 本人確認が厳しくなる
・ 疑われる
という形で地味に効いてきます。
◆ 一生口座が作れない?
結論、 「一生」は言い過ぎだけど、かなり長期間は事実上厳しいです。
理由は
・ 銀行の内部情報は消える時期が明確でない
・ 少なくとも数年〜十年以上影響が残るケースがある
・ 金融機関は「怪しい人を無理に受け入れる理由がない」
つまり、「理論上は作れる可能性はある」が「現実的にはめちゃくちゃ不利で長期的に苦しむ」ということです。
◆ 大学生、新社会人が特に危険な理由
そして新生活が始まる春、特に危険と言われているのが親元を離れて一人暮らしを始める大学生や新社会人の方々です。
・「簡単に稼げる」って誘惑に弱い
・ 口座を複数持ってる(新生活で増える)
・ 法律の知識が薄い
で、よくある流れが
「口座を貸すだけで5万円」
→ 軽い気持ちでOK
→ 詐欺に使われる
→ 口座凍結&人生ハードモード
……いやほんと、割に合わなすぎます。
◆ まとめ
口座売買は「バレたら終わり」ではなく「ほぼ確実に」バレます。一度の軽率な行動で、金融インフラから弾かれる可能性があり、「一生使えない」は誇張もありますが、「長期的に詰む」は現実です。
「親戚のとこで働いてて、仕事キツイから転職も考えたいけど絶対辞めれなくって」という男性からお話を聞きました。
辞めるという事に心理的ハードルが高いからかな?
恩義を感じていて辞めれないのかな?
なんて思いましたが、理由は「銀行口座を持っていないから」。
大学生で一人暮らしをしていた時に、サークルのメンバーから「お小遣い稼ぎができる」と声を掛けられ、遊ぶお金欲しさに口座を貸したそう。
その後はお察しの通り、生活に大きな制限がかかることになりました。
大学を辞め、就職もできず、親戚の方が経営している会社へ雇ってくださったそうです。
もちろん給与は現金払い。
結婚して子どももいますが、家を建てたいと考えても自分でローンを組めません。引き落とし関係は全て奥様名義の口座からです。一般的に結婚していると世帯主は男性が多いと思いますが、奥様が世帯主になっているそうです。結婚して賃貸のアパートを借りる時に「世帯主の口座を引き落とし口座にしていただけますか?」と言われたからだそうです。
引き落とし口座がないのでクレジットカードは作れないし、「いま話題のNISAってやつも気になるけど、口座が作れんからできんのよ。妻はやってるけどさ。」と苦笑いされていました。
「こんな自分でも雇ってくれた人や結婚してくれた人がいるから生活をやっていけてるけど、そうじゃなかったら人生詰んでた」とのこと。
「もっとよく考えればよかった」
そう気づいたときには、もう取り戻せないものがあります。
あなたの未来の選択肢を狭めないために。
その口座、本当に手放していいものか、もう一度考えてみてください。