- 投稿日:2026/04/10
- この記事で分かること
- CLAUDE.mdの仕組み(30秒で分かる概要)
- 鉄則① 150行以内に収める
- 鉄則② 3層構造で書く
- 鉄則③ 「やらないこと」を明記する
- 禁止事項
- 鉄則④ 「AIに何をさせたいか」ではなく「自分がどう仕事を進めたいか」を書く
- ワークフロー
- ブログ記事のルール
- 鉄則⑤ 定期的に育てる(書きっぱなしにしない)
- コピペOK ─ 用途別テンプレート3種
- プロジェクト概要
- 文体ルール
- 出力フォーマット
- 禁止事項
- プロジェクト概要
- 技術スタック
- コーディングルール
- コマンド
- 禁止事項
- プロジェクト概要
- 文体([ペンネーム]スタイル)
- 媒体別ルール
- 禁止用語
- 画像生成ルール
- やめたこと(失敗した書き方)
- 今日から始める導入チェックリスト
- まとめ
Claude Codeの出力が毎回バラバラで困っていませんか?原因は「CLAUDE.md」が無い or 書き方を間違えていること。5つの鉄則とコピペOKテンプレートで、今日からAIの出力を安定させる方法を解説します。
「Claude Codeに毎回同じ指示を出しているのに、出力がバラバラで困る…」
これ、僕も半年前まで同じ悩みを抱えていました。記事を書いてもらっても、あるときは太字だらけ、あるときは箇条書きゼロ。毎回手直しが必要で、AIに任せているのに全然楽にならない。
原因は1つでした。「CLAUDE.md」を書いていなかったんですよね。
CLAUDE.mdとは、Claude Codeが毎回自動で読み込む「プロジェクトの設定ファイル」です。ここにルールを書いておくと、AIが勝手にそのルールを守って出力してくれます。一度書けば、あとは何も言わなくても出力が安定する。
前回(3/30)の記事では「CLAUDE.mdとは何か」を概念として紹介しましたが、今日はもう一歩踏み込んで「実際にどう書けばいいのか」を5つの鉄則とテンプレート付きで解説します。
この記事で分かること
・CLAUDE.mdがなぜ出力安定に効くのか(30秒で分かる仕組み)
・書き方の5つの鉄則(実例つき)
・用途別テンプレート3種(コピペOK)
・やめたこと(失敗した書き方3パターン)
・今日から始める導入チェックリスト
CLAUDE.mdの仕組み(30秒で分かる概要)
Claude Codeは、セッションを開始するたびにプロジェクトルートの `CLAUDE.md` を自動で読み込みます。つまり、ここに書いたルールは「毎回勝手に適用される」ということ。
人間のチームに例えると、新しいメンバーが入社したときに渡す「オンボーディングドキュメント」と同じ役割です。
「このプロジェクトではこう書いてね」「この言葉は使わないでね」「出力はこのフォーマットで」
これを毎回口で説明する代わりに、1回ファイルに書いておけば、あとはAIが勝手に守ってくれる。これがCLAUDE.mdの本質です。
鉄則① 150行以内に収める
CLAUDE.mdはすべてのセッションで読み込まれるので、長すぎると逆効果です。AIのコンテキストを無駄に消費するし、情報が多すぎると重要なルールが埋もれます。
僕の目安は「150行以内」。これを超えたら別ファイルに分離します。
分離の仕方
```
CLAUDE.md ← 全体方針・最重要ルール(150行以内)
.claude/rules/ ← 細かいルールを分野別に分離
style.md ← 文体ルール
images.md ← 画像生成ルール
forbidden.md ← 禁止用語リスト
```
Claude Codeは `.claude/rules/` 配下のマークダウンも自動で読み込んでくれるので、CLAUDE.md本体はスリムに保てます。
鉄則② 3層構造で書く
効果的なCLAUDE.mdは必ず3つの層で構成されています。
①プロジェクト概要 ─ 「何をするプロジェクトか」を2〜3行で
②技術スタック・環境 ─ 使っているツール・言語・フレームワーク
③ルール定義 ─ 「やること」「やらないこと」を具体的に
特に③のルール定義が肝で、ここが曖昧だとAIは「無難な出力」に逃げます。
悪い例
```
文章は読みやすく書いてください。
```
良い例
```
・一人称: 「僕」
・語尾: 「〜なんですよね」「〜だと思います」を自然に混ぜる
・太字(**)は使わない → 「」で強調
・ナンバリング: 1. 2. 3. ではなく ①②③
・1段落は1〜3文。長い段落は禁止
```
「読みやすく」ではなく「具体的にどう書くか」を指定する。AIは曖昧な指示より具体的な制約のほうが守りやすいんですよね。
鉄則③ 「やらないこと」を明記する
CLAUDE.mdで最も見落とされがちなのが「禁止リスト」です。
AIは何も言わないと、つい「よかれと思って」余計なことをします。太字を入れたり、絵文字を付けたり、長い前置きを書いたり。
これを防ぐには、「やらないこと」を明示的に書くのが一番確実です。
僕のCLAUDE.mdには、こんな禁止リストが入っています。
```
禁止事項
・太字(マークダウン)を使わない
・テーブルを使わない
・####(H4)を使わない
・「ハッピープリンティング」という表現を使わない
・キャラクター名をテキストとして画像に含めない
```
「やること」だけ書いて「やらないこと」を書かない人が多いですが、AIの出力安定度は「禁止リストの充実度」で決まると言っても過言ではありません。
鉄則④ 「AIに何をさせたいか」ではなく「自分がどう仕事を進めたいか」を書く
これは見落としがちですが、CLAUDE.mdで一番大事な考え方です。
悪い例
```
ブログ記事を生成してください。SEOに配慮し、読者に価値を提供してください。
```
良い例
```
ワークフロー
1テーマから以下の5媒体に展開する:
Podcast台本 → ブログ記事 → YouTube動画 → X投稿 → ノウハウ図書館記事
ブログ記事のルール
・H1タイトル直下に140文字以内の要約(引用記法)
・H2は5〜10個
・末尾に「まとめ」セクション
・末尾にSpotify/YouTube/Blog/Noteの4リンク
```
「AIに何をさせたいか」ではなく、「自分がどういうフローで仕事をしているか」を書く。すると、AIがそのフローに合わせた出力を返してくれます。
鉄則⑤ 定期的に育てる(書きっぱなしにしない)
CLAUDE.mdは一度書いたら終わりではありません。使い込む中で「あ、これも書いておけばよかった」というルールが必ず出てきます。
僕のやり方はシンプルです。
①AIの出力に不満があったら、その場でCLAUDE.mdにルールを1行追加
②月末に全体を見直して、使われていないルールを削除
③大きなプロジェクト変更があったら、3層構造の①②を更新
特に①が大事で、「太字を使わないで」と口頭で指摘したら、その場でCLAUDE.mdにも書く。これを繰り返すと、どんどん「自分専用にチューニングされたAI」に育っていきます。
Auto Memory機能(前回の記事で紹介)と組み合わせると、CLAUDE.mdには「不変のルール」、Auto Memoryには「変化する状態」を分けて管理できます。
コピペOK ─ 用途別テンプレート3種
ここからは実際にコピペして使えるテンプレートを3種類置いておきます。自分のプロジェクトに合わせて編集して使ってください。
テンプレA: ブログ・コンテンツ制作向け
```
プロジェクト概要
[1〜2文でプロジェクトの目的を書く]
文体ルール
・一人称: 「[僕/私/わたし]」
・語尾: [具体的な語尾パターン]
・太字(**)は使わない → 「」で強調
・ナンバリング: ①②③
・1段落は1〜3文
出力フォーマット
・記事タイトル: [文字数]文字以内
・H2: 5〜10個
・最後に「まとめ」セクション
・末尾リンク: [各媒体のURL]
禁止事項
・[使ってほしくない表現を列挙]
```
テンプレB: 開発プロジェクト向け
```
プロジェクト概要
[何を作っているか1〜2文]
技術スタック
・言語: [Python/TypeScript/etc]
・フレームワーク: [Next.js/FastAPI/etc]
・DB: [PostgreSQL/etc]
・テスト: [pytest/vitest/etc]
コーディングルール
・テストは必ず書く
・型注釈を必ず付ける
・エラーメッセージは日本語
コマンド
・ビルド: `npm run build`
・テスト: `npm test`
・リント: `npm run lint`
禁止事項
・any型の使用禁止
・console.logを残さない
```
テンプレC: マルチ媒体・コンテンツ展開向け(僕が使っているもの簡易版)
```
プロジェクト概要
[チャンネルの方針1〜2文]
1テーマから以下を一気通貫で生成:
台本 → ブログ → 動画 → SNS → 記事
文体([ペンネーム]スタイル)
・一人称: 「僕」
・語尾: 柔らかく(「〜なんですよね」「〜だと思います」)
・太字禁止 → 「」で強調
・①②③ナンバリング
・テーブル禁止
媒体別ルール
ブログ
・タイトル直下に140文字要約
・末尾に4媒体リンク
X投稿
・140文字厳守(絵文字も1文字)
・絵文字を積極的に使用
禁止用語
・[リスト化]
画像生成ルール
・アニメスタイル必須
・キャラクター名をテキストとして含めない
```
やめたこと(失敗した書き方)
CLAUDE.mdを半年間運用してきた中で「これは違った」と思った書き方も正直に共有します。
①長文の「思想」を書く → やめた
「このプロジェクトの理念は〜」みたいな長い文章を冒頭に書いたら、AIがそれを引用して回りくどい出力を返すようになりました。CLAUDE.mdは理念書ではなくルール書。箇条書きで簡潔に書くのが正解。
②全ルールを1ファイルに詰め込む → やめた
300行超のCLAUDE.mdを作ったら、AIが後半のルールを無視するようになりました。150行を超えたら `.claude/rules/` に分離する。これが鉄則。
③曖昧な表現で書く → やめた
「読みやすい文章で」「適切な長さで」と書いたら、AIの解釈がセッションごとにブレました。「1段落1〜3文」「H2は5〜10個」のように、数字で制約する。曖昧さはブレの元です。
今日から始める導入チェックリスト
まず5分(ファイルを作る)
・プロジェクトフォルダのルートに `CLAUDE.md` を作成
・テンプレA/B/Cのどれかをコピペ
・プロジェクト名と基本情報だけ書き換える
次の10分(ルールを3つ書く)
・「やること」を3つ書く(文体・フォーマット・ワークフロー)
・「やらないこと」を3つ書く(一番よく指摘するミスを禁止リストに)
・Claude Codeを起動して何か作業を依頼、ルール通りか確認
1週間後(育てる)
・出力に不満があるたびにCLAUDE.mdに1行追加
・150行を超えたら `.claude/rules/` に分離
・月末に見直して使われていないルールを削除
まとめ
①CLAUDE.mdはClaude Codeが毎回自動で読み込む「プロジェクトの設定ファイル」
②150行以内に収めるのが鉄則。超えたら `.claude/rules/` に分離
③3層構造(概要・技術スタック・ルール)で書く
④「やらないこと」の禁止リストが出力安定の鍵
⑤「AIに何をさせたいか」ではなく「自分がどう仕事を進めたいか」を書く
⑥書きっぱなしにせず、定期的に育てる
まずはテンプレートをコピペして、自分のプロジェクトフォルダに `CLAUDE.md` を置いてみてください。たった5分の作業で、AIの出力がびっくりするほど安定します。
では、また次回。
ブログ記事(テキスト版)
https://mardna810.com/
YouTube(チャンネル登録お願いします)
https://www.youtube.com/@3dbox203
#ClaudeCode #AI #CLAUDE_md #時短術 #自動化