- 投稿日:2026/04/11
- 更新日:2026/04/11

「また続かなかった」
「やっぱり自分はダメだ」
「なんで自分だけうまくいかないんだろう」
そんな言葉を、心の中でつぶやいていた時期がありました。
副業がうまくいかないとき。
仕事で思うように動けないとき。
変わりたいのに変われないとき。
気づいたら、自分を責めることが習慣になっていました。

■ 特別支援教育で出会った「自分を責める子たち」
9年間、特別支援学校で働いていました。
現場で出会う子どもたちの中に、自分を激しく責める子がいました。
うまくできないと、頭を叩く子。
失敗すると「もうやだ」「死にたい」と言う子。
ちょっとしたミスで、泣き崩れて動けなくなる子。
その姿を見るたびに、胸が痛くなりました。
でも同時に、気づいたことがありました。
「この子たちは、責められ続けてきたんだ」と。
できないことを指摘され続けると、人は自分で自分を責めるようになる。
それは子どもだけじゃない。大人も同じです。

■ 「頑張れ」より先に必要なこと
支援教育の現場では、「もっと頑張れ」とは言いません。
まず、安心できる場所を作ること。
失敗しても大丈夫だと感じられる環境を整えること。
それが先です。
安心がなければ、人は挑戦できません。
土台がなければ、何を積み上げても崩れてしまいます。
副業もキャリアも、メンタルの土台があってはじめて前に進めます。
「なぜ続かないのか」より先に、「自分は今、安心できているか」を確認することの方が大切だと、今は思っています。

■ 自分への言葉を変える
現場で心がけていたのは、子どもへの声かけの言葉を変えることでした。
「なんでできないの?」→「どうしたらできそう?」
「また失敗した」→「今日はここまでできた」
「ダメだね」→「難しかったね」
言葉が変わると、子どもの表情が変わる。
少しずつ、自分を責める回数が減っていく。
これ、自分自身への言葉にも使えます。
「また続かなかった」→「今日はここまでやった」
「自分はダメだ」→「今のやり方が合っていなかっただけ」
「なんで自分だけ」→「誰でも最初はうまくいかない」
言葉を変えるだけで、少し楽になります。

■ 「休む」は逃げじゃない
特別支援教育では、疲れたら休むことを大切にします。
無理に続けさせることより、整えてからまた始めることの方が、
長い目で見てずっと大切だからです。
副業も、キャリアも、人生も同じです。
休むことは、逃げじゃない。
次の一歩のための、準備です。
自分を責めることが習慣になっていたら、少しだけ立ち止まってみてください。
「ダメな自分」なんかじゃない。
ただ、心の守り方を知らなかっただけかもしれません。