- 投稿日:2026/04/28
- 更新日:2026/04/28
リベ大アニマルレスキューの活動が始まりましたね。
動物の殺処分はなかなかゼロにならない社会問題の1つです。
そこにリベ大の活動が加わることは、いまよりもっと保護動物についての理解や関心が増えるのではないか、と私は密かに期待しています。
そして、自分にできることを考えたとき、今回の記事を書くことにしました。
動物と生活したいと思う方だけでなく、今後保護活動に関わりたい方や関わっていくことで保護犬を迎え入れたいと思った方にも、何か役に立てばいいな、と思います。
動物と家族になるということ
動物を家族に迎えるとき、必要なのは「かわいい」という気持ちだけではありません。
「お金の準備」と「最期まで一緒にいる覚悟」
これが絶対に必要です。
私はこれまで4匹の犬と一緒に暮らしてきました。
初代わんこはペットショップから迎えましたが、その後縁あって3匹の保護犬と家族になりました。
今は4代目わんこ(3匹目の保護犬)と一緒に暮らしています。
20年以上になる犬との暮らしの中で、高額な治療費・介護・そして別れを経験しました。
お金の面でも、精神的な面でも「犬と一緒に生活するとはどういうことか」を常に学んでいる一人です。
「動物との生活は難しいからやめておけ」という話がしたいのではありません。
人も動物も悲しい思いをしないために「準備してから迎えられるのがいいよね」という話がしたいのです。
そして、もし家族を迎えることを考えているなら、「保護犬」という選択肢もあることを知っていてほしいと思っています。
「かわいい」だけでは足りない、お金と責任の現実
犬と一緒に生活するのは、想像以上にお金がかかります。
【定期的にかかるもの】
👛ご飯代:商品によりますが2,000円くらい〜
👛予防接種:4,000円くらい
(法律で決められている狂犬病以外にも混合ワクチンがあります)
👛定期健診:5,000円くらい〜
👛フィラリア予防薬の投与:1回1,000円くらい
(地域によるところもありますが、私の住んでいるところは4・5月〜12月くらいまで、毎月1回)
👛トリミング(犬種による):7、8,000円くらい〜
他にも、避妊・去勢手術代(避妊3〜6万くらい、去勢1.5〜3万くらい)がかかります。
これは「普通の出費」です。
問題は「突然かかる出費」です。
【我が家のわんこに突然かかった費用】
🐾1代目わんこ・蛍(ほたる)🐾
(ペットショップで出会ったフレンチブルドッグ)
子犬のときに迎えた初めての子だったので、「体調不良か?!」と思うたびに通院していました。(大抵は風邪とか軽い診断でしたが。)
🐾2代目わんこ・豆蛍(まめる)🐾
(放浪保護のフレンチブルドッグ)
顔面にメラノーマ(皮膚がんの一種)ができ、手術費・治療費の総額は十数万円(詳細を覚えておらず…)になりました。
🐾3代目わんこ・あんころ🐾
(ブリーダーから保護された繁殖リタイア犬のトイプードル)
フィラリア(血液中に寄生虫がいる状態)が陽性だったので毎月の投薬、度々ひきつけを起こして何度も病院にいきました。総額数万円ほど。
🐾4代目わんこ・きなころ🐾
(ブリーダーから保護された繁殖リタイア犬のトイプードル)
乳腺のしこりの手術と避妊手術で約6万円。
問題はお金だけじゃない
お金では測れないコストもあります。
心です。
認知症の疑いで夜中に動き回る豆蛍のためにベビーサークルを買い、毎朝うんちを踏んづけて飛び跳ねるあんころのために汚れたケージの中を掃除して、夜中・早朝起こされて、乳飲み子を育てていたときと張るくらい(もしかしたらそれ以上??)睡眠不足になることもありました。
4匹の中で一番のおっとりさんだったあんころは、家族になって半年ほどで虹の橋を渡りましたが、亡くなる少し前から度々ひきつけを起こすようになりました。(原因はわからず)
その姿を見るのは、ただただ辛かったです。
「かわいいから」だけでは割り切れない瞬間が必ずあります。
お金や体力だけじゃなく、心が削られることもあります。
それも含めて「動物と暮らす」ということです。
「売れ残り」だった初代わんこ・蛍(ほたる)
初代わんこ・蛍(ほたる)とはペットショップで出会いました。
フレンチブルドッグの男の子。生後6ヶ月。ショーケースではなく、フロアのケージの中にいた、いわゆる「売れ残り」の子。
私は、ひと夏の命でも見る人を幸せにする”蛍”のように、私より先に逝っても私に幸せを届けてくれる子、という意味を込めて「蛍」と名付けました。
月収15万円の極貧OLでしたが、「この子の家族になれるのは私しかいない」と思って、ローンで迎え入れました。
(これは今でも「貯金と計画が先だった」と反省しています。本当に。絶対に。)
6畳のワンルームは、ケージと私のベッドだけの狭っまい我が家でしたが、腕の中で大いびきの蛍に眉をひそめながらも寝る毎日は愛しく幸せでした。
蛍は引っ越しも転勤も結婚も、約14年間ずっと一緒にいてくれました。
蛍が虹の橋を渡った日は、子どもたちの前にも関わらず声をあげて泣きました。
「もっとしてあげられることがあったんじゃないか」
そう思うと一日中、何をしていても涙が出ました。
火葬場で係員のおじさんにもらった言葉
蛍を火葬場に連れて行ったとき、涙でぐしゃぐしゃな顔の私に係員のおじさんが優しく言葉をかけてくれました。
「今日はどんだけ泣いてもいいけど、泣くのは今日で終わりやぞ。泣いとったら亡くなった子が心配してしまうやろ。明日からは笑って過ごすんやぞ。」
帰りの車の中で、最後と思って泣きました。
子どもの時でも、こんなにしつこく泣き続けたことはなかったと思うくらい泣きました。
蛍が虹の橋を渡ったあと、私はしばらく新しい家族は迎えないと決めました。子どもたちがまだ小さくて、手がかかっていたから。
本当は自信がなかったから。
保護犬という選択肢
ある日、近所で迷い犬を保護するということがありました。
警察に連れて行ったときに、「飼い主が現れなかったら殺処分になるかもしれない」と思ったら、気づいたら「飼い主が見つからなかったら我が家の子にします」と言っていました。
今まで家族と過ごしていたのに、突然一人ぼっちになるなんてどんなに寂しくて悲しいだろう…それならうちの子になればいい、と。
幸いにして、その子はすぐにお家に帰ることができましたが、このことがきっかけで「また犬と暮らしたい」と思っている自分に気づきました。
「やっぱり人も悪くないな」と思って欲しい
蛍が亡くなったときには「自信がない」と思った私ですが、気持ち的には「もし家族を探している子と縁があれば家族にしたい」という思いはずっと持っていました。
人から寂しい思いや悲しい思いをさせられた子でも、最期は「やっぱり人も悪くないもんだな」と思って家族と過ごしてもらいたい。
私が保護犬から迎え入れたときは、「かわいい子犬は、私じゃなくても家族になりたい人がいると思う。でも今、家族を探しているこの子は、私じゃないと。」と、”縁を感じた子”と家族になりました。
きっとペットショップから迎えた子も”縁を感じて”迎えていると思います。
保護犬を迎えることは、特別なことではありません。
保護犬出身の私のわんこたち
🐾2代目わんこ・豆蛍(まめる)🐾
たまたま見つけた短頭種(たんとうしゅ:鼻ぺちゃ属性の犬種)特化の保護犬サイトで出会いました。
放浪しているところを保護された子で、蛍とよく似た仕草に「この子をうちの子にしたい」と思い、片道2時間半の距離でしたが速攻で会いに行きました。
構いすぎる私に迷惑そうな顔をすることも少なくない子で、距離を詰めすぎずに可愛がってくれる長女の膝の上で寝るのが好きでした。
🐾3代目わんこ・あんころと4代目わんこ・きなころ🐾
地元の個人保護主さんが同じブリーダーから2匹一緒に保護した、繁殖リタイア犬コンビ。
どちらの子も白内障で目が濁り、乳腺にはしこりがあって、さらにあんころはフィラリア陽性でした。
2匹が血族かどうかは保護主さんもわかりませんでしたが、ずっと寄り添ってきたことが感じられる2匹の姿が印象的でした。
あんころ・きなころと出会ったときのこと
正直に言うと、私はトイプードルは自分とは縁がない犬種だと思っていました。「可愛らしい女性の愛犬」のイメージで、どう考えても私じゃない。
ご縁がなかったと帰るつもりが、「こんな状態の子たちなので1年以上家族が決まらない」と聞いたら、膝の上に乗ってきた子(あんころ)を下ろすことができませんでした。
そして、ずっと寄り添ってきた2匹を離れ離れにすることもどうしてもできず、「2匹ともうちの子になるか!」と連れて帰ってきてしまいました。
(保護主さんは「家族は諦めていたから、本当に嬉しい」と涙ぐんでいましたが、完全にやらかしポイント。でも後悔はしていません。)
私が保護犬を迎えたときの流れ
🦴保護団体・保護主さんに連絡🦴
↓
🦴直接やりとりして日時を決める🦴
↓
🦴会いに行く🦴
↓
🦴その日は解散🦴
↓
🦴迎え入れると決めたら、保護主さんが自宅まで連れてきてくれる🦴(自宅環境の確認のため)
↓
🦴家族になる🦴
トライアル(お試し期間)を設けている団体も多いようです。
譲渡費用は団体によって異なります。私は「不要」と言われましたが、気持ちを渡したら「寄付として受け取ります」と言ってもらえました。
迎える前に考える、「お金と責任」
私はこれまで「この子の家族になれるのは私だっ!」の一心でわんこたちを迎えてきて、奇跡的に(?)なんとかやってこられました。
でも、正直、これは「たまたまうまくいった」だけだと思っています。
「かわいい」は迎える理由になります。
でも「かわいい」だけでは、動物も自分も守れません。
実際、私は離婚したときにも迷わずわんこも連れてきましたが、収入が少ない中での病院代には苦労しました。
"お金にまつわる5つの力"すべてにつながっている
リベ大では、お金と上手に付き合うための力として貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うの5つの力をバランスよく鍛えるように言っています。
実はこの5つの力を鍛える大切さは動物との生活にも当てはまるのです。
💰️貯める力💰️:毎月のご飯代・医療費を家計に組み込む。
ペット費用の予算をあらかじめ立てておく。
💴稼ぐ力💴 :急な医療費に対応できる収入の余裕を持つ。
「なんとかなる」ではなく、「なんとかできる」状態。
💪増やす力💪:緊急医療費のための積立。「もしも」に備えた資産形成。
🛡️守る力🛡️🛡️:かかりつけ医を持つ。万が一のときの預け先を考えておく。
🛡️使う力💴💴:動物との暮らしにお金を使う。
支援という形で保護活動に関わる。
たとえ一緒にいられる時間が短くても、「最期まで面倒を見られるか(費用・気持ち)」を考えてから迎えてほしいと思っています。
(私みたいに勢いで迎えてしまった人間が言っても説得力がないのはわかっていますが、だからこそ言いたい🫣)
4代目わんこ・きなころ
4匹の中で一番の赤ちゃん気質のきなころは、お母さん(私)が大好きすぎるわんこになりました。
だいたいお母さんストーカーとして家中ついてまわるか、お母さんと椅子の背もたせの間にはまり込んで寝るか、抱っこ紐の中で家事監督をしているかのどれか。抱っこも大好きな様子です(平和☺️🐩)
目が見えないからあちこちぶつかるし、トイレを失敗することもあります。
それでも、あちこちぶつかりながらも尻尾をふりふり駆け寄ってきて、必死になって抱っこをせがむ姿はなんとも言えない、愛おしい我が子です。
最近は寝ている時間が増えてきて、見送るときのことを考えてしまうこともあります。
迎えること以外でも、関われる
「動物と一緒に暮らしたい」という思いはあっても、今の生活環境や状況では難しいこともあります。
でも、保護活動への関わり方は「迎えること」だけではありません。
知る:
保護動物の現状を知ること自体が第一歩
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支援する:
里親を探している団体への寄付
リベ大アニマルレスキューへの応援
「今は迎えられない」でも、できることは必ずあります。人も動物も笑顔でいられる社会は、小さな関わりの積み重ねでできていると思っています。
人も動物も、最期まで笑顔の家族でいてほしい
一緒に過ごした愛犬を見送ることは、いつだって辛いです。
それでも、犬と一緒にいることを選んでしまうのは、
「私が犬を幸せにする」のではなく、「犬が私を幸せにする」から。
愛犬が保護犬出身というと、「保護犬を選ぶなんて偉いね(すごいね)」と言われることがあります。
でも、私からすれば、ただ縁があっただけで偉くもすごくもありません。
ペットショップから迎えた蛍も、保護団体から迎えた豆蛍も、あんころ・きなころコンビも、どの子も私の中では同じく「家族」なんです。
私の家族になってくれたわんこたちには、「ただ穏やかに生きてほしい」「最期まで笑顔で家族の一員でいてほしい。」と思っています。
今後は、もし迎えることが難しくなっても、保護活動を知ること・広めること・支援することで関わっていきたいと思っています。
今の生活でできることを精一杯やりながら、もっと稼ぐ力をつけて、リベ大アニマルレスキューの継続的な応援団になりたい。
人も動物も笑顔でいられる社会をずっと応援していきたい。
そんな、ただの犬好きの話でした。
読んでいただきありがとうございました🌸
