- 投稿日:2023/12/14
- 更新日:2025/11/05
①良い転職エージェント・悪い転職エージェントの見分け方
転職エージェントの活用方法、接し方を学ぶ前に、そもそも良い転職エージェントに支援してもらわなければ、転職の成功確率はぐんと下がってしまいます。
残念ながら、転職エージェントの中には結構な数、「外れ」があります…😅
✅無理やり転職をゴリ押しする
✅適当な求人を、適当に送り付ける
✅職務経歴書の添削や企業情報の把握など、必要な支援をしない
✅レスが極端に遅い
など、転職エージェントとしての介在価値を発揮していないどころか、転職エージェントの目先の利益を優先して、結果的に転職希望者の方の不利益になるようなことをするエージェントがいます。
そういう、「外れ」を見極めるためのポイントをお伝えします😊
良い転職エージェントの特徴
良い転職エージェントは、下記のようなエージェントです。
✅最初の面談では、転職希望者のヒアリングを丁寧にする(面談に1時間以上かける)
✅転職をゴリ押ししない(時には、転職以外の方法を勧める)
✅紹介する求人を厳選し、紹介した理由も明確に伝える
✅紹介する企業の情報をリアルタイムで詳しく把握している
✅メールや電話のレスが早い
✅履歴書、職務経歴書の添削、面接対策を丁寧に行う
✅面接のフィードバックをしっかりと行う
悪い転職エージェントの特徴
悪い転職エージェントは、下記のようなエージェントです。
✅面談が条件面だけ確認するような形式的なもの
✅「とにかく、たくさんの求人に応募しないと内定獲得できないですよ」と、何10社もの求人を出してくる(本当に転職希望者に合った求人を精査できていない)
✅求人票に載っていない企業情報をほとんど持っていない
✅転職を煽る
✅レスが遅い
✅履歴書、職務経歴書の添削、面接対策が適当
転職エージェントの良し悪しは、「会社」ではなく「個人」によって差があります。
「この会社のエージェントなら間違いない」というのはありませんので、当たり外れは、自分で見極める必要があります。
「このエージェント、いけてない」と思ったら、担当を変えてもらうこともできますし、違う会社に依頼することもできます✨
②転職エージェントに伝えるべきこと
良い転職エージェントが見つかったら、「転職エージェントに何を伝えるのか?」が重要になってきます。
良い転職エージェントであれば、転職に必要な条件、要素は面談で聞いてくれますが、転職エージェント任せにせずに、ご自身でもしっかりと軸を持っておくとよりスムーズに、トラブルのない転職活動ができます。
転職エージェントに伝えるべきことを整理します。
1.転職の理由
まず重要なのは、「転職で何を実現したいのか?」です。
✅年収を〇万円アップさせたい
✅勤務地を変えたい
✅〇〇の業界の経験を積みたい
✅もっと自分の時間が取れる職場に変えたい
など、理由は人それぞれです。
ここで注意しないといけないのは、
自分の要望の中で最優先したいこと、どうしても実現させたいことを明確にすることです。
「あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しい」
では、なかなか理想の転職先は見つかりません。
また、もっと深堀りをすると、
「なぜ、これを実現したいのか?」という理由まで
明確にしておくと、転職活動の途中でブレることが少なくなります。
そのためには、人生の価値観マップからスタートすると良いですね✨
第26回 人生の羅針盤(価値観マップ)を作ろう!作り方解説【人生論】2.転職の意思の強さ
「今の会社よりも、良い条件・働き方の会社があれば転職したい」
という温度感の人もいれば、
「今の会社はもう耐えられない!すぐにでも辞めてやる!」
という温度感の人もいます。
後者の方であれば、転職を最優先に活動するので問題ないですが、前者の
「良い会社があれば…」ぐらいの温度感の方は、その意思をしっかりと転職エージェントに伝えておきましょう。
転職エージェントは、転職希望者が転職して初めて収益が発生しますので、どうしても「早く転職してもらいたい」という力学が働きます。
温度感のすり合わせをしておくと、転職エージェントから必要以上に急かされることはありませんし、もし急かされたとしたら、それは良くないエージェントですので、距離を取ればOKです。
大事なのは自分の意思です。
転職エージェントに流されないように、自分の転職活動のスピード感もしっかりと認識しておきましょう。
※ただし…「今は転職する気はありません。ただ市場価値を知りたいです」
と、正直すぎることを言ってしまうと、転職エージェントがかなりがっかりし、てきとーにあしらわれてしまう可能性があります。
あくまでも、転職エージェントは「お仕事」をしているのであり、ただの相談相手ではないので、そこは大人に振舞いましょう(笑)
3.他に選考を受けている会社の情報
転職活動を進めるにあたって、同時進行で複数の会社の選考を受けることはよくあることです。
✅Aエージェントからは、X社を紹介され、選考を受ける
✅Bエージェントからは、Y社を紹介され、選考を受ける
なんてことは、転職エージェントにとっても「あるある」です。
転職エージェントから、他社の選考状況について聞かれることが多いですが、他社選考状況についてはできるだけオープンにしておくことをお薦めします。
上の例でいえば、X社とY社の選考のスピードが同じぐらいで進んでいるのであれば、両方の会社の結果も同じぐらいの時期に出て比較しやすいですが、X社とY社の選考スピードに差がある場合、内定・条件提示の時期に差が出て、後に受けている会社の選考を待たずに、先に内定が出た方の会社から内定承諾の可否を迫られるということもあります。
他社の選考状況を転職エージェントに伝えることで、選考のスピードを調整することもでき、結果的に自分の転職活動がやりやすくなります。
③転職エージェントは、あなたのここを見ている!
最後に、転職エージェントから「良い扱い」を受けるためのコツをお伝えします😆
誤解を恐れずに言うと、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」で、企業が「顧客」です。
実際、顧客である企業から、紹介手数料をいただく訳ですからね。
転職エージェントは、「良い商品(転職希望者)」を顧客に紹介したいのです。
※イラスト:ももんがさん
じゃあ、「良い商品」とは何なのか?
転職エージェントが見ているポイントは、次のようなことです。
1.挨拶、感謝の言葉、返信ができるか
・・・
当たり前じゃない!?😮と思いましたか?笑
当たり前のことを、当たり前にできる人って、実は少ないです。
転職エージェントは、無料で利用できるのですが、なぜか結構な割合の人が転職エージェントに対して「業者」のような扱いをするのです。
先にお伝えした通り、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」です。
自分が「良い商品」であれば、「良い企業」に紹介してもらえ、高く買って貰えます。
転職エージェントに「挨拶をしない、感謝を伝えない、返信をしない」ということをすると、「自分という商品の価値」を自分で下げてしまうことになります。
転職エージェントにペコペコしろということではありません。
ただ、ビジネスパーソン・社会人としてごく当たり前のことを、転職エージェントにもすれば、それでOKなのです。
2.自分から動けるか
これも1.と似たようなことかもしれませんが、転職活動は、当然のことながら自分の意思で動かないと進みません。
転職エージェントから、求人が流れてくるのを待っているだけでは、転職活動のスピードはとても遅くなり、機会損失が発生します。
また、転職エージェントは同時に多くの転職希望者とやり取りをするため、少し間が空くとあなたのことは忘れてしまいます…笑
✅自分に合う求人があるか
✅応募したい
✅転職活動の状況はこんな感じ
など、どんどん自分から転職エージェントにコンタクトを取って、情報共有を積極的に行いましょう。
その姿勢が、「この人は主体性があって、転職先でも活躍できそうだな」と思われ、「商品価値の高い人」認定されるのです。
あなたが持っている経験やスキルは、もちろん転職を成功させる要素の1つです。
でも、本当に大事なのは「人間性」です。
どんなに高いスキルがある人でも、人間性が伴っていない人を、転職エージェントは企業に紹介したくありません。
「じぶん株式会社」の株価を上げられるよう、原因自分論の考え方を大切にしたいところですね✨
まとめ
転職エージェントは、「うまく使うもの」であって、「使われて」はいけません!
証券会社や不動産会社など、他のサービスと同じように、使い方によって全く結果が違ってきます。
あなたが、転職エージェントをうまく活用して、転職成功できるよう、この記事が少しでも参考になると嬉しいです✨
「ちょっと一人じゃ整理しきれないな…」
「客観的な視点が欲しいな」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください!
元転職エージェントとして、第三者だからこそできるフラットな目線で、一緒に整理して、進め方を考えるお手伝いをします✨
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読んでいただき、ありがとうございました!!!