- 投稿日:2023/12/13
- 更新日:2025/10/14
日本やアメリカ、その他多くの先進国は資本主義という考え方を採用しています。これは簡単に説明すると、世の中で求められているモノやサービスを皆で競争してどんどん生み出す仕組みです。
資本主義社会をシンプル化すると
シンプルな例で考えてみましょう。
Aさん、Bさん、金貨だけが存在する世界があるとします。
そして金貨の価値は100万円とします。
この世界における金融資産の総額(時価総額)は、金貨の【100万円】です。
みんなの得意を活かすと社会の富が増える
Aさんは家を作るのが得意です。Aさんはその得意を活かしてBさんに家を建ててあげました。
そして、Bさんはお礼に金貨をAさんに渡しました。
するとどうでしょう?この世界の資産は、
・金貨:100万円
・Bさんの家:100万円
合計【200万円】に増えました。
さて、家を作ったAさんはお腹が空きました。そこで、食料を獲ってくるのが得意なBさんはAさんに食料を獲ってあげました。
Aさんはお礼に金貨をBさんに渡しました。
するとどうでしょう?この世界の資産は、
・金貨:100万円
・Bさんの家:100万円
・食料:100万円
合計【300万円】に増えました。
さて、Aさんは自分用に家が欲しくなりました。そこで、自分で家をつくりました。
するとどうでしょう?この世界の資産は、
・金貨:100万円
・Bさんの家:100万円
・食料:100万円
・Aさんの家:200万円
合計【500万円】に増えました。
さて、Aさんは車を作ることも得意です。そこでBさんに車をつくってあげました。
Bさんはお礼に金貨をAさんに渡しました。
するとどうでしょう?この世界の資産は、
・金貨:100万円
・Bさんの家:100万円
・食料:100万円
・Aさんの家:200万円
・Bさんの車:100万円
合計【600万円】に増えました。
つまり資本が自己増殖している
このように、
・相手が欲しいと思うモノを提供してあげる(他者貢献)
・自分が欲しいモノを生み出す
という営みを繰り返すことで、富がどんどん増えていくという訳です。
まとめ
今回はシンプルな例を用いて、資本主義社会において富が自己増殖していく様子を説明しました。
同様のことを、今日も世界で何十億人というレベルで行なっているのです。
物やサービスを一人で生み出すことは普通は難しいですから、例えば会社を組織して皆で協力して分担作業で行っているのが現実ですね。
その会社を所有するという行為が「株式を買う」という事です。
そう考えると株式投資ってワクワクしませんか?
