- 投稿日:2023/12/15
- 更新日:2025/11/11
わたしはプロパンガス会社で15年以上働いています。この記事では、ガス屋ならではの視点から節約術を紹介しています。
すべてを頑張る必要はないので、生活習慣に取り入れられそうなものから挑戦してみてください。
🔥コンロの節約術5選
はじめに、コンロの炎のチェック
燃費が悪い状態でいくら節約しても効果が薄いので、①にある写真を参考にして、チェックしてみましょう。
①バーナーの掃除をする
意外とほったらかしにされがちですが、
バーナーが詰まっていると炎が不安定になる=燃費が落ちる原因になります。
コンロの炎の色は青色が正解です。赤い炎で鍋の底の黒いすすがつくときは不完全燃焼なので、改善が必要です。
バーナーをこまめに掃除しましょう。
掃除方法は歯ブラシやつまようじがおすすめですよ。
100均などでコンロ掃除専用のワイヤーブラシが売っていますが、ガシガシやりすぎると、バーナーの穴の形が歪んでしまいます。
そうなると部品を買い替えるしかありません💦
金属の掃除道具を使うときは、手加減しながら使ってくださいね。
②底の面積の広い鍋を使う
ラーメンやパスタなどは、深型フライパンを使うと熱効率が良いです。
わたしは、ほうれん草を茹でるときも深型フライパンを使っています。
③落し蓋を使う
味もしみるので一石二鳥。
④鍋の底の水滴は必ず拭く
⑤鍋の大きさに合わせた火力にする
炎が鍋底からはみ出ないようにします。火加減は中火がおすすめ。
🔥給湯器の節約術7選
ガス代を大きく左右するのは給湯器です。特に冬はガスの使用量が夏の倍近くになるので節約効果が出やすいですよ。
①水を使うときは、水栓のハンドルを水の方へ
少しでもお湯の方へハンドルが向いていると、給湯器がウイーンと動き出してしまいます。
確実の水の方へハンドルを回して使いましょう。
②節水シャワーヘッドを使う
これが一押しです。
慣れるまで水圧が低くて変な感じかもしれませんが「家族が協力してくれない!」とイライラすることなく節約できます。
節水シャワーヘッドを使ってお湯の出る量を約50%カットできれば、ガス代は年間8000円以上削減可能。
ガス代だけでなく水道代も削減できる一石二鳥の節約グッズですよ。
③シャワーの時間を短くする
④浴槽に溜めるお湯の量を減らす
⑤浴槽の蓋をこまめに閉める
⑥追い焚きを減らす
⑦保温シートを使う
❌間違った節約術2つ
よくある節約術で、間違ったものを2つ紹介します。
❌コンロの火を弱めすぎる
ガスコンロの火力を弱めすぎると、火が通りにくくなり、かえってガスの使用量が多くなることがあります。
❌給湯器の設定温度を40℃にする
これは40℃以上のお湯を使う場合の話です。
温度調節機能がついている水栓の場合、何年も続けると水栓が壊れる可能性があるんです。
蛇口から40℃のお湯を出そうと思っても、配管を通る間に水温が40℃以下になっているので、水栓に負荷がかかるのです。
「じゃあ何度の設定にすればいいの?」
と疑問に思いますよね。
目安は、使うお湯の温度+10℃で良いでしょう。
まとめ:節約はしくみから変える方法がおすすめ!
節約は、がんばりすぎないのがおすすめです。
わたしは、シャワー時間を短くする節約は、自分が頑張っているのに家族がジャージャー使うとイライラしてしてしまい、だめでした。
そのような理由から、給湯器は節水シャワーヘッドが一番オススメの節約法です。
🔶プロパンガスをお使いの家庭は、ガス会社を乗り換えると数千円単位で安くできる場合があリますよ。↓乗り換えのコツはこちらの記事に書きました。
https://library.libecity.com/articles/01HHEQAED67VECWX5FCMZDG17S?