- 投稿日:2023/12/17
- 更新日:2025/10/09
私淑とは
「私淑(ししゅく)」と言う言葉をご存じでしょうか。
簡単に言うと、本人の了承のないままに、師匠と仰いでしまう事です。
心の中で、「私はあの人の弟子である」と思って、知識や考え方を取り入れるのです。
ある人の考え方に共感し、もっと勉強したいと思っても、対面でお願いして、弟子にしてもらうのは、なかなかハードルが高いものです。
私淑は、そのハードルを軽々と越えていきます。
そして、私淑する時におすすめな方法が、読書なのです。
1 会えるはずのなかった人に巡り会える
読書は、時間も場所も、つまり時空を越えて私淑することができます。
自分の狭いコミュニティでは、そうそう偉大な人に巡り会えません(笑)
いろいろな本を乱読すると、巡り会えるはずのなかった人と巡り会うことができます。
そこからアンテナが広がって、興味の幅も広がります。
思いもよらない生きがいが見つかるかもしれませんね(//▽//)
2 聞いても教えてくれるはずのない事を、知ることができる
書籍一冊の中には、著者の渾身の研究が封印されています。
人生が詰まっている場合もあります。
奥義書とも言えるものを、数千円で手に入れることができるのです。
ある人に「運良く出会えて」、「時間をいただけて」、「会話をした」として、渾身の研究なんて、教えてくれるわけがないですよね(笑)
もちろん、ワンセンテンスを引き延ばした、中身の薄い本も沢山あります。しかし、読み終わって自分がどう感じたか、それだけが重要なのです。
今の自分が学びがあると感じれば、今の自分にとって良い本です。
そのうち「奥義書」と「薄っぺらい本」を、すぐに見分けられるようになりますので大丈夫です。
3 亡くなっていても教えを受け取れる
すばらしい人を知っても、ご存命とは限りません。
読書は、すでに亡くなった偉大な方にも私淑する事ができるのです。
まさに時空を超えた私淑ですね。
4 アニメやマンガのキャラクターにも私淑できる
世界中の人が、日本の文化に私淑しているといえますね(笑)
何代目の火影に私淑しているのだろうか…
実在の人物でなくてもよいのも、私淑のいい所です。
私は比古清十郎に私淑しています。
剣術ではなく、お酒との向き合い方ですが(笑)
なので私の酒道の流派は「飛天御剣流」です。
(分からない方はごめんなさい)
(興味がある方は検索をどうぞ)
知識の集積は人類の英知
人類が知識の集積を可能としたのは、文字の発明によります。
昔は、長老様やおばあちゃんが知識を集積し、語り部となって後世に伝えてくださっていました。
それが文字によって、発見・失敗・研究課程・成果・予測といった知識が、時空を超えてアクセス可能となったのです。
これは言い換えると、誰もが人類の英知に触れられるということです。
アクセスするしかありませんね(//▽//)
読書は、英知への道標です。
情報に溺れず、自分に必要な知識を選び、集めて行ってください。
不要な情報を捨てることが、必要な情報を集めるために重要です。
私淑の考え方を応用して、「すてきなあの人から知識を受け取りたい」と思える人を増やしてください。
そう。家計簿の考え方は、読書にも使えるのです。
【基礎知識】
【人生が豊かになる知識】
【時間の無駄な知識】
私淑の考え方が、あなたの今後の人生をより良いものにするお手伝いができたらうれしいです。
今を楽しみつつ、残りの人生も豊かにしていきましょう。
「両さんの弟子です」と勝手に言うのはダメです(笑)
しかし「両さんに私淑している」と言うことはできるのです。
「お金の大学」
改めてすてきな本ですよね(//▽//)
人生を豊かにしていくためには、「使う力」が重要です。
次回は、「100歳になったときに残っておいてほしいモノ・コトにお金を使おう」と題して寄贈しようと思います。
お楽しみにしてくださるとうれしいです(≧▽≦)/