- 投稿日:2023/12/19
- 更新日:2025/11/05
いつか、必ず、その時はくる・・
もし、あなたが自分の死後、iPhoneに保管されているデータを誰か信頼できる人に託すことを望まれるのであれば・・
【 故人アカウント管理連絡先 】を追加していくのが最も簡単で、安全な良い方法だと思います。
故人アカウント管理連絡先を追加する前に
故人アカウント管理連絡先を追加しておくには、
・iPhoneのiOSを 15.2 以上にアップデートしておく。
・Apple ID で 2 ファクタ認証を有効にしておく。
・13 歳以下ではない事。
・Apple ID や Apple 製デバイスを持っていない人も故人アカウント管理連絡先に設定可能です。
iPhoneでの設定方法
①iPhoneの「設定」アプリを開いて、自分のユーザ名をタップします。
②「サインインとセキュリティ」をタップし、「故人アカウント管理連絡先」をタップします。
③「故人アカウント管理連絡先を追加」をタップします。
場合によっては、Face IDなどを使った認証が必要です。

故人のデータへのアクセスを申請する際には・・
①故人が故人アカウント管理連絡先を選択した際に生成したアクセスキー
(事前に印刷するなどして、故人アカウント管理連絡先に登録した人に渡しておいてください。)
②故人の死亡の記載がある戸籍謄本
①と②を準備して、Appleへ申請を行います。
申請が承認された後、Appleから「特別な Apple ID」を受け取ります。3年間の期間限定で、故人のアカウントへアクセスが可能になります。
故人の Apple ID とパスワードは使えなくなり、その Apple ID を使っていたすべてのデバイスでアクティベーションロックが解除されます。
どんなデータが見られちゃうの?
写真、メッセージ、メモ、ファイル、連絡先、カレンダーの予定、デバイスのバックアップ、ヘルスケアのデータ などがアクセス可能となります。
個人的には、ヘルスケアのデータは・・ちょっと困りますね💦
逆に、iCloudキーチェーンに保存されているPWなどはアクセスできない為、外部サイトのデータまで見られることはありません。
実は、データへのアクセス以外にも大事な事が。
それは、アクティベーションロックの存在です。
なんぞや?と思われる方もいらっしゃると思います。
アクティベーションロックとは、要するにiPhoneを初期化するときに突破しなくてはいけない盗難防止のセキュリティ設定のことです。
ご自身が亡くなった後、アクティベーションロックが解除できなくなると、iPhone本体は文鎮と化します。
同じAppleIDで使っていた iPadやiPod touchもです。
基本、売る事もできません。
なかなか高額な商品ですから、遺産のひとつとして活用してもらう為(?)アクティベーションロックは解除できるようにしておくと良いと思います。
