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- 投稿日:2024/03/07
- 更新日:2024/03/08

1.はじめに
人生の最期を準備する「終活」。
葬儀や相続について、生前に準備される方が増えています。
頑張って家計管理や副業をして小金持ち山に登り切ったあなた、、、
ご自身やパートナーが認知症などで判断能力が不十分になったとき、
・大切な財産をどう守りますか?
・自分の希望する施設に入所したり希望する病院に入院する手続はどうしますか?
特に、おひとり様やおふたり様は、何か準備をしておかないと周囲の人々に迷惑をかけてしまうのではないかという不安をお持ちなのではないでしょうか?
こうした不安は、任意後見制度を利用すれば、解消できます。
この記事では、家庭裁判所で後見事務を専門的に担当していた経験のある元家裁調査官が、「任意後見制度」について、わかりやすくお伝えしていきます!
2.任意後見制度について
成年後見制度とは
まず、「成年後見制度」とは、成人で認知症などによって判断能力が低下したときに、代理で契約や財産管理のサポートを行なってくれる人(成年後見人)を選ぶ制度です。

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