- 投稿日:2024/04/18
- 更新日:2025/10/07

はじめに
労働基準法では、賃金(給与)は現金払いが原則なのですが、労働者が同意すれば銀行振込を選択できます。今の時代ほとんどの方が振込ではないでしょうか?
ただ、もう一つの支払い方法「デジタル払い」ができるようになります。
振込先の銀行を会社に指定させられたり、引き出す時に手数料がかかることを気にされている方もいらっしゃると思います。
ひとつの選択として覚えておいてもらえたらと思います!
概要
厚生労働省が令和5年4月~、労働基準法の一部を改正しました。
参照元:厚労省
今まで給与は現金、振込支給しか認めてませんでしたが、
●●PAYなどキャッシュレスで支給できるようになりました。
※2024年8月14日からソフトバンクグループ各社の従業員を対象に「PayPay給与受取」のサービス提供を開始
※2024年12月13日から「Air ワーク給与支払」を利用する従業員はスマホアプリ「エアウォレット」で給与受け取りが可能
理由
なぜキャッシュレス支給を選択できるようにするのかは、
1.国がキャッシュレスを推進している
2.労働者が銀行から給与の引き出しやキャッシュレスにチャージする手間を省ける
3.外国人労働者など銀行口座を開設できない方が現金以外の方法で給与を受け取れる
などなど会社側ではなく、労働者に配慮して給与の受け取り方法の選択を増やすためです。
昨今、支払方法が多種多様になっているので、
現金払いされている方も少なくなってきています。
給与もデジタル払いになると、日々の生活で現金に触れる機会がより減りそうですね。
支給方法
例えば月30万円の給与の場合、
振込25万円+キャッシュレス5万円のように分けて振込んでもらうことも可能になります。
労働者はより利便性のいい受け取り方を選択できるというわけです。
逆に会社側は銀行より安い手数料になるかもしれませんが、事務作業は確実に増えます。それでも労働者のためを思って選択できる会社が増えていけばいいですね。
資金移動業者
そのキャッシュレス払いできる業者(資金移動業者)は、
・PayPay株式会社
・楽天Edy株式会社
・楽天ペイメント株式会社
・株式会社リクルートMUFGビジネス
の4社が申請し、審査中でしたが、
2024年8月9日にPayPay株式会社が第1号として、
正式に指定されました。
※2024年12月13日に株式会社リクルートMUFGビジネスも指定されました。
まとめ
2024年9月~ソフトバンクグループ各社の従業員を対象にプレスリリースが始まっています。
自分は選択しないという方も時代は、
こういう方向に進んでいるということを分かっていただければと思います。
会社員の方は自分の家計管理上で都合のよい選択が
できるようになるので、早く選択できるようになればと思いますし、
給料日にATMが混まない未来が来るかもしれないですね( ´∀` )
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