- 投稿日:2024/04/23
- 更新日:2025/10/07

はじめに
今回の記事は副業などの事業所得ため、マネーフォワードなどの会計ソフトで帳簿をつけていらっしゃる方向けの内容となっています。
これから副業を始めたい方や自分で確定申告をしてみよう!と簿記を勉強されている方にも役立ちますので、是非最後までご覧いただければと思います🙇♂️
仕訳を入力する
会計ソフトで仕訳を入力する際に、
✅銀行口座に売上が20万円入金があった
✅10万円のパソコンを買ったをクレジットカードで支払い、
その請求分が銀行口座から出金された
このような場合、勘定科目も大事なのですが、
大切なのは「いつ、その取引が行われたのか」ということです。
特に帳簿をつけるときは大事な考え方ですので、自分の取引に置き換えながらイメージしていただけると幸いです。
現金主義
現金主義というのは「入出金があった日を取引日」とすることです。
売上も支払いも全て現金という方は最近では珍しいので、
現実的に帳簿付ける際はあまり使われません。
現金で支払った経費などはこの現金主義が使われたりしますが、
銀行振り込みやクレジットカードを日ごろから使われている方はこの現金主義を補う形(むしろメイン)で発生主義で計上を行います。
発生主義
発生主義というのは「取引が発生した日を取引日」とする考え方です。
先ほどの
✅銀行口座に売上が20万円入金があった
の場合は、
請求書発行日が4/30(毎月月末締め)で、
入金が5/31だったら、4/30を取引日として売上を計上するということです。
✅10万円のパソコンを買ったをクレジットカードで支払い、
その請求分が銀行口座から出金された
パソコンを買ったのが4/15で
クレジットカードの請求が引き落とされたのが5/27の場合は、
4/15を取引日として計上することになります。
現金主義の場合は相手勘定科目を現金にすればいいですが、
発生主義の場合は、
✅売上だったら、売掛金/売上高
✅原価だったら、仕入高/買掛金
✅経費だったら、消耗品費など/未払金
のようにB/Sの資産・負債として残高が計上されます。
そして入出金の時(翌月以降が多い)に残高が消えていく流れになります。
確定申告では
期末に近い取引
確定申告では発生主義で帳簿をつけなければいけません。
特に期末(個人の確定申告だと12/31)に近い売上や原価の取引に関しては、
実際に入出金があるのが翌月以降のことが多いので、帳簿に漏れが無いように記帳しましょう!
帳端
売上や原価の締め日にも注意が必要です。
個人の確定申告で売上が毎月月末締めの場合、
12月末締め分は12/1~12/31の期間となりひと月分全額計上することになります。
しかし、20日締めの場合は、
12/21~1/20となり、12/21~12/31の期間分のみを計上することになります。
これを「帳端」というのですが、
「考え方が難しくてわからないよ。。。」
という方は、税理士や会計に詳しい方に聞くのもいいと思います。
自分の取引で気を付けなければいけない帳端は、しっかり見てもらう方が安心ですし、時間的な効率もいいです👍
最後に
いかがでしたでしょうか?
日常生活であまり発生主義を意識してお金を使っている方は少ないと思いますが、
まずはマネーフォワードなどで仕訳の登録をしながら少しづつ慣れていくことをおススメします。
お時間ある方は、こちらの記事も合わせてご覧ください
★【簿記】マネーフォワードではこうやって仕訳を確認するんです!
★【マネーフォワード】自動仕訳ルールの設定、活用方法を解説します!
=============================
この記事を最後まで読んでいただき
ありがとうござます!
この記事が少しでも参考になりましたら、
一言(例:参考になりました!)で構いませんので
レビュー💬いただけますと励みになります!
==============================