- 投稿日:2024/06/16
- 更新日:2025/09/30

こんにちは、くれよんと申します。
私はウェブデザイナーとして、「正社員 中小企業で5年」、「派遣社員 有名企業で7年半 計4社」を経験しました。(主に、デザイン・コーディング両方を行う職場に勤務していました。)
ウェブデザイナーに興味のある方への情報提供ができればと思います。
何故、この仕事を選んだのか?
・絵やデザインをするのが好き&ITスキルを身に付けたかったから。
・コーディングは、プログラミングほど難解ではないところ。最初はJAVAのプログラマとして採用されましたが、向いておらずデザイナーに転向しました。
この仕事の楽しい点、やりがい
1. 右脳(デザイン)と左脳(コーディングやサイト設計など)を使うバランス感
クライアントワークの縛りはあれど、ウェブデザインは創造力を存分に発揮できる場です。さらに、サイト設計やコーディングなど、論理的に設計する作業も行います。自分のデザインを、自分で動かす。クリエイティブな表現と技術という点で、非常に楽しい仕事です。
2. 達成感
完成したウェブサイトやアプリが公開されたときの達成感は格別です。特に多くの人々に利用されるサイトやアプリのデザインに関わることができると、自己の成果を実感しやすいです。URLを送ればすぐに友達に見せることもできます!
3. フレキシブルな働き方
ウェブデザインの仕事は、多くの場合リモートでも可能です。フリーランスとして働く場合や、会社でもフレックス制度がある場合、自由な働き方を選ぶことができます。これにより、ワークライフバランスを自分で調整しやすいです。
4.副業もしやすい
本業で得たスキルや仲間と一緒に副業を開始するのが比較的容易です。本業のデザイナー・プログラマー・コーダー・ディレクター仲間と協力したり案件を共有し合えば、副業での難しい依頼にもプロの相談チームが周囲にいるという心強い環境が作れます。
自分のスキルを使ってちょっとした副業を行うことに慣れた人や抵抗のない人も多いので、人にもよりますが副業の話を持ち掛けやすい雰囲気があります。(ある程度、職場で一人前になってからにしましょう。 まずはここの仕事を覚えなさいと言われてしまいそうですので。)
この仕事の大変な所
1. 技術の進化に追いつく努力
ウェブ業界はめまぐるしく変化していきます。新しいデザインツールやコーディング手法が次々と登場し、デザイナーにはその時々の最新トレンドを学習する意欲が求められます。常に勉強を続け、スキルを磨き続けることが大切です。
2. 多様なスキルが必要
基本的なITスキル、デザイン力、デザインツールを使うスキル、コーディング、SEO、企業ごとに使われている管理ツールを使うスキル、ちょっとしたイラストも描いてほしいなんて言われたり、多方面のスキルを求められていきます。多方面すぎて、今自分はどのスキルを高めればよいのか、何度も迷子になり、勉強のモチベーションをなくした時期もありました。アンテナは広く張りつつ、自分の核を持つようにしましょう。
3.企画者からの要件のくみ取り
「もっとバァーン!って感じにしてよ」など、フンワリした指示を実物に落とし込む力。時には納得のいかないご注文を盛り込んでうまく着地させる柔軟性が必要です。
なぜこのデザインが最適なのか、説得力をもって説明できる能力も必要です。働いているうちに少しずつ鍛えられます。
4.スケジュール管理
複数案件の同時進行をしている場合が多いです。
締め切りは決められているのに素材や原稿が届かないなど、こちらから発注者のお尻をたたいていくことも多くあります。
原稿はこの日まで、確認はこの日までに等、こちら側がリードしてスケジュール管理をし続けるときもあります。
また業務が多忙な職場も多く、作業スピードを求められます。
どんな人に向いているか
1.検索力と、あきらめず「なんとかする力」のある人
コーディングが動かない、デザインが決まらない、ツールの設定がうまくいかない、などなど。日々困難に出会います。素直に教えを乞うことも大切ですが、まずは自分で調べて解決する姿勢で臨まなければなりません。「検索して答えにたどり着く力」、最後まで投げ出さず「なんとかする力」、またある程度のところで方向転換するなど「効率化する力」も必要だと感じています。
2.コミュニケーション能力がある人
ウェブデザイナーは、クライアントやエンジニア、マーケターなど様々な人とコミュニケーションを取る必要があります。それぞれ異なる専門用語を使う人たちの発言の意図を汲み取り、コミュニケーションを取れる人が望ましいです。
3.論理的思考とザイン力を兼ね備えている人
ウェブデザインは、美しさだけでなく、ユーザビリティや情報設計も重要です。論理的思考とデザイン力のバランスを取ることができる人に向いています。
4.向上心とセルフマネジメント能力が高い人
ウェブデザインの技術は常に進化しています。自ら学び、スキルを向上させる意欲が必要です。また、締切りを守り、質の高い仕事を安定的に提供できるセルフマネジメント能力も重要です。
「有名企業派遣」と「中小企業正社員」の経験から
有名企業派遣の場合
・やりたい仕事をピンポイントでやれる。他では経験できないような大規模プロジェクト・有名サイトに関われるチャンスもあり、ポートフォリオが華やかになります。
・バナーを量産する案件、コーディングだけの案件、デザインだけなど、自分に合った案件を探すこともできます。
・大企業ではデザイナーチームの人数が多い。これは大きなメリットです!多くの先輩が手を動かしてデザインする動きや速度を傍で見る機会や、実際にデザインデータを開いて、どんなレイヤー構造で作っているのか、見て学ぶ機会は貴重です。
・契約内容以外の雑務(事務所の掃除とか、電話番とか)がほとんどなく、やりたい仕事に集中できます。
・数社を渡り歩くと、各社のよいところを効率よく吸収できます。
・大企業は個人事業主との直接契約NGなことも多く、将来フリーランスになってからお取引できる望みは薄いかもしれません。ですが各社で多くの人々との出会いはフリーランスでも相談できる貴重な仲間を得られます。
・無料の社食など、派遣先企業のメリットを享受できる♪
中小企業正社員の場合
・良くも悪くも「何でも屋」になりがち。動画撮影・編集を任されたり、自社システム運用の手伝いで現場に駆り出されたり。総合的に無駄にはなっていないと感じていますが、「効率的なウェブデザインのスキルアップ」が目的ならばブレてしまう可能性も。
・小規模サイトの担当になれば、クライアントとの打ち合わせ、見積、ディレクション、制作、納品、保守まですべて一人で行うこともあります。フリーランスに近い仕事のイメージがつかめます。
・新人教育制度が整っていない場合が多いです。経験が少ないときに、しっかり仕事を教えてくれる先輩や上司に出会える可能性は運次第。場合によってはデザイナーの先輩や上司がいなくて自分だけなんて状態かも。
・個人事業主とも直接契約してくれることがあり、将来フリーランスになってからも、個人事業主としてお付き合いできることも。
まとめ
いかがでしたか。デザインを生み出す作業は大変なこともありますが、やはり好きな仕事は楽しいです。
webデザイナーを目指す方は、ぜひ一度派遣会社やクラウドワークスなどの案件を見て、いま必要とされているスキルを先に確認されると良いと思います。覆面ビリオネアで言われていた、「客を見つけてから、商品を作る」の順番です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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みなさんの【おしご図書館📚】楽しみにしています!