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- 投稿日:2024/07/21

10.消費高の計算
材料の消費高(消費金額)は、消費数量と
消費単価(消費価格)の2つの要素によって計算
される。
✅材料消費高(消費金額)
=消費数量×消費単価(消費価格)
🔶消費数量の計算
材料の消費数量を把握(計算)する方法として
継続記録法と棚卸計算法(実施棚卸法)の2つ
がある。素材や買入部品など金銭的重要性の
高い材料には継続記録法を適用し、
工場消耗品など金額的重要性が乏しい材料には
棚卸計算法(実施棚卸法)の採用が多い。
💠継続記録法
継続記録法とは、材料の受入・払出の都度、
その数量を材料元帳などに記録する方法を
いう。長所は在庫管理に役立つ。
実施棚卸を行うことによって、
棚卸減耗を把握することができる。
短所は実務上の煩雑性が伴う。
💠棚卸計算法(実施棚卸法)
棚卸計算法(実施棚卸法)とは、
継続記録を行わず、期末棚卸数量を実施棚卸
により把握し、払出数量は期首棚卸数量と
受入数量の合計から期末棚卸数量を差し引く
ことによって間接的に求める方法をいう。
✅払出数量=期首棚卸数量+期中受入数量
ー期末棚卸数量
長所は実務上の手続が簡便、
短所は棚卸減耗を把握することが出来ない。

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