- 投稿日:2024/07/30
- 更新日:2025/11/22
はじめに
記事をご覧いただきありがとうございます!
「リベ大生が簿記を楽しく理解するお手伝いをしたい」簿記ブロガーのまねきねこです😊
この記事では、簿記においてとっても大事な論点である「見越・繰延処理」について、第二弾として勉強の優先順位について解説します💡
見越・繰延処理の概要や重要性については第一弾であるこちらの記事で解説しました✨
しかし、皆さんこう思いませんでしたか?
そうです、見越・繰延は4種類もあるので、そのまま勉強を始めると高確率で混乱してしまうのです💦
でも、第一弾で解説したようにとても重要な考え方です。ここを理解すると簿記全体の理解度が格段に上がる、そんな内容です😊
そこでこの記事では、 完全未経験から約2ヶ月の独学で簿記2級に合格し、その後2度の不合格で挫折を経験した上で簿記1級に合格した私まねきねこが、見越・繰延を勉強する優先順位について理由を含めて解説していきます💡
この記事のゴールは、皆さんが「この順番で勉強すればいいんだ!一つ一つ理解していこう!」と思ってもらうこととしましょう💡
それではこれから、見越・繰延を勉強する優先順位について解説していきます😊
苦手意識をなくして、一緒に楽しく簿記を理解していきましょうね😆
見越・繰延って何?まずは意味を理解する
勉強の優先順位の前に、まずは見越・繰延の意味を理解していきましょう😊ここでは仕訳は置いておいて、どんな考えの処理をしているのかを勉強していきますよ💡
最初に、見越・繰延の4種類とその覚え方について復習しておきます!

繰延とは 〜前払費用・前受収益〜
それでは、先に繰延処理について解説していきます。まずは言葉の意味を確認してみましょう😊
繰延処理とは、以下のような処理のことをいいます。
つまり、繰延処理を行うことで、「費用は資産に」「収益は負債に」それぞれ形が変わり、当期1年分の金額で計上した分のうち、来期以降に計上すべき分が持ち越されることになります💡
と言っても言葉だけでは理解しづらいですよね💦
見越・繰延処理は時系列の図を書くとイメージがしやすいので、具体例を挙げて時系列を確認してみましょう!
具体例:X2.1.1に、1年分の金額を前払いするか、前払いしてもらった場合の繰延処理
この記事では、ざっくりの理解でまずは大丈夫です!具体的な仕訳は今後の記事で解説していきますよ💡
ここで理解して欲しいのは繰延処理のイメージです。「①1年分の支払いをするので一旦全額で計上し、②決算の時に来期分は持ち越す」というイメージを掴んでおきましょう😊
見越とは 〜未払費用・未収収益〜
次に、見越処理について解説していきます。繰延処理と同様に、まずは言葉の意味を確認してみます😊
見越処理とは、以下のような処理のことをいいます。
つまり、見越処理を行うことで、将来計上されるであろう費用や収益のうち、今期の分の金額が予想され、今期のうちに計上されることになります💡
と言っても、繰延処理と同じく言葉だけでは理解しづらいですよね😅
こちらも具体例を挙げて時系列を確認してみましょう😊
具体例:X2.12.31に、1年分の金額を後払いするか、後払いしてもらう場合の見越処理
見越処理もまずはざっくりの理解で大丈夫です!具体的な仕訳は今後の記事で解説していきます😆
ここで理解して欲しいのは見越処理のイメージです。「①決算の時に今期分を予想して計上し、②1年分の支払いをするので全額で計上する」というイメージを掴んでおきましょう😊
勉強の優先順位
ここまでで、見越・繰延処理がどのようなものかを確認することができました😊以下の4種類がありましたね💡
それではここから、勉強の優先順位について解説します💡結論として、見越・繰延の優先順位は以下になります!
そして、このような優先順位で勉強する理由は以下になります😊
まず、1,2の理由から、①前払費用(費用の繰延処理)を最優先で勉強します。試験でも前払費用は最も出題されやすいので、ここは特にオススメ✨
次に、見越処理を理解するために、②未払費用(費用の見越処理)を理解していきましょう💡
①前払費用②未払費用に慣れてきたら、費用を収益に変えて③前受収益④未収収益も勉強していきましょう😆
優先順位の理由も見たところで、ここで再度、繰延処理と見越処理の時系列のイメージを確認してみます。
〇繰延処理のイメージ
〇見越処理のイメージ
なんとなく、繰延処理の方がイメージしやすくないでしょうか?今期計上した費用や収益だけど、一部は来期分だから持ち越すための処理をする、でしたね😊
実は大事なのは、全てを並行して勉強するのではなく、優先順位をつけて一つ一つ着実に理解していくこと。そして、優先順位の理由を自分で納得していることです💡
必ずしもこの順番でなくても構いません😊メリハリをつけて勉強していきましょうね😆
まとめ 〜優先順位をつけて勉強していこう〜
今回の記事では、見越・繰延処理を解説する記事の第二弾として、勉強の優先順位について書かせていただきました😊
まずは見越・繰延処理とはどのようなものなのかを確認し、理由も含めて勉強の優先順位を解説していきました💡
次回の第三弾では、ついに見越・繰延処理の具体的な処理方法を解説していきます!まずは①前払費用から、ということで繰延処理の解説をしますよ!楽しみにしていてくださいね😊
それではこれで見越・繰延処理を勉強する優先順位に関する記事を終わりにします💡
これからもこのような記事を投稿していきたいと思っていますので、「次も読みたい!」「応援したい!」と思っていただけたらいいねやブックマークをしてもらえるととても励みになります😆
最後まで読んでいただきありがとうございました🙏
皆さんが簿記を深く楽しく理解する手助けができていれば幸いです😊
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【見越・繰延処理①】前払費用などの見越・繰延処理について概要と重要性を解説!
見越・繰延処理を解説する記事の第一弾として、概要と重要性について書いた記事です💡
見越・繰延がなぜ必要なのかの背景から始まり、覚え方と合わせて見越・繰延の4種類、最後に見越・繰延が重要な理由を解説しました😊
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