- 投稿日:2024/07/28
- 更新日:2025/11/22
はじめに
記事をご覧いただきありがとうございます!
「リベ大生が簿記を楽しく理解するお手伝いをしたい」簿記ブロガーのまねきねこです😊
この記事では、簿記においてとっても大事な論点である「見越・繰延処理」について、第一弾として概要と重要性について解説します💡
まず、「見越・繰延処理」と聞いて皆さんはどう思いますか?
このように思う方も多いと思います💦
実は見越・繰延はとても重要な処理なのですが、あまり頻繁に聞くことはありません。テキストでも、最後の方にある決算整理の章にちらっとだけ出てくる、といったことも珍しくないんです😳
ただ、ここまで読んでいただいた皆さんの中には、こう感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし実は、簿記における処理の多くは本質的には見越・繰延処理なんです!つまり、見越・繰延について深く理解することは、簿記そのものを深く理解することと直結します💡
そこでこの記事では、 完全未経験から約2ヶ月の独学で簿記2級に合格し、その後2度の不合格で挫折を経験した上で簿記1級に合格した私まねきねこが、「見越・繰延処理について」概要とその重要性を解説していきます💡
この記事のゴールは、皆さんが「見越・繰延ってこういうものだったんだ!確かに大事かも!」と思ってもらうこととしましょう💡
それではこれから、見越・繰延の概要と重要性を解説していきます😊
見越・繰延を理解すると多くの論点の理解度が格段に上がります!一緒に楽しく簿記を理解していきましょうね😆
【背景と種類】見越・繰延処理の概要
それではここから見越・繰延処理について解説していきます。まずは概要として、背景と種類を確認していきましょう😊
見越・繰延処理が必要な背景
まずは、見越・繰延処理が必要な背景についてです。その背景は以下になります💡
この背景についての詳細はこちらの記事をご覧ください。具体例を挙げながら、なぜ簿記がややこしく感じるのか?について解説した記事です😊
そして、上記の背景のもと活躍するのが、この記事で解説する見越・繰延処理です。見越・繰延処理をすることで費用や収益が一定期間で区切られた会計期間を前後することができるようになるのです✨
種類と覚え方
それでは続いて、見越・繰延処理の種類について見ていきます😊ここでは、覚え方についても説明していきますね💡
まず、見越、繰延処理は以下の4種類に分かれます!
このように4種類に分かれるのですが、これらを覚えるのは意外と難しいです💦
そのため、これらの覚え方として「くまのみみ」という言葉を伝授します😊簡単な語呂合わせなので、知らなかった方はこの機会に覚えてしまいましょう😆

見越・繰延の重要性 〜実は多くの処理が見越・繰延〜
見越・繰延処理について概要を学んだところで、ここからはその重要性について解説していきます😊
さて、冒頭でも書いたように、実は簿記における処理の多くは見越・繰延処理です😳つまり、見越・繰延について深く理解することは、簿記そのものを深く理解することと直結する、ということでしたね💡
具体例を見ていきましょう😊
※具体例で挙げている仕訳や見越・繰延処理の具体的な方法をまだ勉強していない方には少し難しいと思います💦「そうなんだ〜」程度でまずは大丈夫ですよ💡
売上原価の算出は繰延処理の一つ
まず一つ目は売上原価の算出についてです!商品売買の論点において、売上原価の算出は欠かせません。試験において出題されないことが無いくらい重要ですね😊
そんな売上原価の算出ですが、皆さん仕訳は覚えているでしょうか?💡
売上原価の算出仕訳は以下の二つで、合わせて「しいくりくりしい」と呼ばれます。
ここで、「繰越商品」という科目を「前払費用」のように考えます。すると、1行目の仕訳は繰延処理における再振替仕訳で、2行目の仕訳は繰延処理そのものとなります😆
この記事ではこれくらいにして、詳しくは繰延処理についての記事で解説します!楽しみにしていてくださいね✨
※すでに売上原価や繰延処理を学んでいる方は、どういうことかぜひ考えてみましょう😊
貸倒引当金の計上は見越処理の一つ
続いて二つ目は貸倒引当金の計上についてです!貸倒引当金の計上も、売上原価の算出と同じくとても重要ですね💡こちらも、試験で出題されないことは無いと言って良いかもしれません。
貸倒引当金を計上する仕訳は以下のようになりましたね。
ここで、「貸倒引当金」という科目を「未払費用」のように考えます。すると、この仕訳は見越処理そのものとなります😆
この記事ではこれくらいにして、詳しくは見越処理についての記事で解説します!こちらも楽しみにしていてください😊
※すでに貸倒引当金や見越処理を学んでいる方は、どういうことかぜひ考えてみましょう!
まとめ 〜まずは見越・繰延の全体像を知ろう〜
今回の記事では、見越・繰延処理を解説する記事の第一弾として、概要と重要性について書かせていただきました😊
見越・繰延がなぜ必要なのかの背景から始まり、覚え方と合わせて見越・繰延の4種類、最後に見越・繰延が重要な理由を解説しました💡
見越・繰延処理の詳しい考え方や具体的な解き方は第二弾以降で書いていきます!楽しみにしていてくださいね😊
それではこれで見越・繰延処理の概要と重要性に関する記事を終わりにします💡
これからもこのような記事を投稿していきたいと思っていますので、「次も読みたい!」「応援したい!」と思っていただけたらいいねやブックマークをしてもらえるととても励みになります😆
最後まで読んでいただきありがとうございました🙏
皆さんが簿記を深く楽しく理解する手助けができていれば幸いです😊
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