FP３級　さりげなく押さえておきたい項目　１７

１　扶養控除

日本の所得税および住民税において納税者扶養している親族に対して適用される所得控除の一種です。

（１）扶養控除の概要

扶養控除を受けると、課税所得が減少し、結果として納税者の税負担が軽減されます。控除の対象となる扶養親族には、以下の要件があります。

⚪️ 配偶者を除く、納税者と生計を一にする配偶者以外の親族（子　父母　祖父母　兄弟姉妹）が対象となります。

⚪️ 納税者と生計を一にしていること。

⚪️ 年間の合計所得金額が48万円以下（給与のみの場合は給与収入が103万円以下）であること。

⚪️ 一般の扶養親族　16歳以上　特定扶養親族　19歳以上23歳未満（大学生などの場合）

⚪︎ 事業専従者として給与を受けていないこと

（２）控除額

⚪️ 一般の控除対象扶養親族：38万円

⚪︎ 特定扶養親族：（大学生など）63万円

⚪️ 老人扶養親族　70歳以上（別居老親等）：48万円

⚪️ 老人扶養親族　70歳以上（同居老親等）：58万円

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