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- 投稿日:2024/08/20
- 更新日:2024/08/20
こんにちは。
今回は百日咳とそのワクチンについてお話しします。
娘が夏休み前に長引く咳をしていたことから、百日咳のワクチンを追加接種するに至った情報をまとめました。
ワクチンと聞くと、医療業界の利権が絡んでいるのではないかと疑ってしまうこともありますが、今回はその点を含めて、アメリカと日本の百日咳ワクチンへの取り組みの違いについて解説し、ワクチン接種のメリット・デメリットを考えてみました。
引用元:日本小児学会 百日咳ワクチン接種推奨ポスターについて
百日咳とは
百日咳は、ボルデテラ・パータシス菌による急性の気道感染症です。主な症状は長期間続く咳で、特に新生児や乳児がかかると重症化することがあります。このため、予防接種が重要です。百日咳は症状が悪化するにつれて、激しい咳や嘔吐を伴うことがあり、乳幼児や高齢者にとっては命にかかわるリスクもあります。
日本とアメリカのワクチン接種の違い
●日本の取り組み
日本では、百日咳を含む四種混合ワクチン(DPT-IPV)が定期接種として生後3か月から開始されます。標準的には6か月までに3回接種し、その後12~18か月に1回追加接種します。しかし、11歳で接種する二種混合ワクチンには百日咳の成分が含まれていません。このため、日本では百日咳に対する長期的な免疫保持が難しい場合があります。下記の図にあるように5歳6歳と11歳12歳で3種混合ワクチンの予防接種が推奨されています。
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