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- 投稿日:2024/10/06

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32.月初仕掛品がある場合の計算
総合原価計算において完成品総合原価および
月末仕掛品原価の算定を行うにあたって、
月初仕掛品が存在する場合には、平均法や
先入先出法などの一定の仮定に基づく方法を
用いることになる。
🔶平均法
平均法とは、月初仕掛品原価と当月製造費用
(当月投入原価)を区別せずに、まとめて
完成品総合原価と月末仕掛品原価とに
按分する方法をいう。
🔶先入先出法
先入先出法とは、先に製造着手したものから
順次完成するもとと仮定して計算する方法を
いう。つまり、先入先出法を採用している場合、
月初仕掛品から先に加工して完成品となり、
次に当月投入分の加工を行うものと仮定して
計算を行う。
つまり、「月初仕掛品数量<当月完成品数量」
となる場合には、月末仕掛品は当月投入分から
のみ構成されるものとして計算することになる。
➡通常、当月製造費用(当月投入原価)のうち
月末仕掛品原価となる金額を計算することが
できる。
🔶例題1)以下の資料から平均法により、
月末仕掛品原価、完成品原価、
完成品単価を求めなさい。

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