- 投稿日:2024/09/23
- 更新日:2025/09/30

はじめに
小さなお子さんが病気の時、急に病院に連れて行くのって大変ですよね💦
ただでさえ発熱や痛み・かゆみなどで、いつもよりご機嫌斜めなお子さんを、病院に連れて行く🏥
待ち時間が長くて退屈して動き回る…😟
他の子のウイルスがうつらないか心配…🥲
パパママも寝不足・疲労・仕事を早退しての受診でイライラ…
来院したお子さんから「今日は注射する?」「何するの?」と聞かれることも多いです。
言葉が分かるお年頃になると説明なしに触られたり抑えられるのは恐怖ですよね😥
親御さんが小児科受診の流れを知っておいて、事前にお子さんに説明できればお子さんの不安も軽減できるのではないでしょうか😊
小児科受診の流れや注意ポイントを事前に知ってスムーズに受診しましょう!
結論
🔴ポイント① 症状・質問事項をまとめておく!
🔴ポイント② 着脱しやすい服が一番!
🔴ポイント③ 持参物をまとめておく!
👨⚕️受診の流れ🏥
基本的に
①症状聞き取り
②聴診(お胸➡背中)
③口腔内診察
の順で診察され、症状や必要に応じて
・検査(採血、レントゲン、粘膜検査など)
・観察(皮膚・耳など)
・処置(塗り薬、ガーゼ交換、注射など)
が追加されます!
受診時の事前準備は以下の通りです
詳細をひとつずつ見て行きましょう!
ポイント① 症状・質問事項をまとめる📝
・要点をまとめた説明が理想!
時系列に体温や症状を全て順番に話した方がきちんと診察してもらえると思いがちですが、医療従事者はポイントを絞った情報からアセスメント(評価・判断)します
【2日間の間に発熱を繰り返した場合】
🟡いつから発熱(症状)が出たか?
🟡最高体温は?解熱剤使用の有無は?
🟡熱(症状)が出やすい時間帯は?(夜になると発熱して、朝昼は平熱など)
ポイントに絞った情報が頂けると助かります。
もちろん、親御さんもお子さんが病気で動転していて、症状を上手く伝えられない場合は、医療従事者から質問しますので、あまり気負はずお話ししてください😀
⭕いい例
・現在37.2℃。
・9/1夕方~発熱。
・最高体温は40.1℃で解熱剤を9/2の21:00と9/3の8:00使用。
・夜になると熱が出る。
・吐いたときと下痢は写真とりました。
※吐物・尿・便に異常を感じた時は写真や動画があると分かりやすいし、口で説明するより簡単です!
※皮膚の異常やけいれん時も、家での状況を口頭で伝えるのは難しいもの。病院に行くと症状が落ち着くことも!写真や動画があれば診察の助けになります
❌悪い例
・9/1の朝から機嫌が悪くて、朝ごはんは少し。
・保育園ではお昼ご飯食べず。夕方から37.3℃の熱。
・9/2の朝には熱が下がったので保育園に行って、17:00に38℃の熱が出たと電話連絡があり仕事早退して、お迎えに行きました。
・夜中に40.1℃熱が出たので下剤を使って37℃くらいに下がりましたが、また39℃に…
・9/3の8:00に37.5℃って、9:00は37.2℃。
・いつもより元気がなくてくずって、寝ないし、ミルクを飲ましても吐くし、離乳食は辞めてます。
・便も柔らかい。
🙋♀️質問したい事は事前にメモにまとめておく📝
お医者さんを目の前にすると緊張して、聞きたかった事聞き忘れちゃった💦って経験はないですか?
診察中にお子さんがグズったり、説明を聞いているうちに、聞こうと思ってたことや塗り薬も出してもらいたかったのに、言うの忘れてた…
なんてことよくありますよね
事前にまとめてメモやスマホのメモに入れておいて、それを見ながら伝えると、うっかり忘れが予防できます!
後で気付いて、受付や看護師に伝えても良いですが、医師が次の他の患者さんの診察中の場合、診察が終わるまで待たなければならず、会計終了までに更に時間がかかってしまうなんてことも…
事前の準備があれば良いですね😀
ポイント② 着脱しやすい服が一番!
ほぼ必ず行われるのが聴診です!
聴診時、スムーズに腹部と背部を出せる服装が望ましいです。
ただでさえ診察室でお医者さん👨⚕️を前にすると泣いてしまう子😭も多い中、
服の着脱に手間取ると、お子さんにも負担になって恐怖心も増強してしまいす🥲
お子さんの成長具合で服装を変えて下さい!
【時期1 👶新生児~首座りまで】
〇 ボタン(ひも)で開閉できる肌着、ロンパースorカバーオール
× 頭から被るタイプの服やタイトで着脱しにくい服
➡基本的にベッドに寝かせて診察となることが多いので、寝たまま着脱できる服装がスムーズ
頭から被るタイプは一度抱きかかえたり、また寝かせたりと赤ちゃんにも負担になってしまします
【時期2 👦首座り~幼児】
〇 上下別れた服orボタン(ひも)で開閉できる肌着、ロンパースorカバーオール
〇 肌着は股下のボタンは事前に外しておくとGOOD
× タイトで着脱しにくい服🩱
➡首が座っていれば基本的には親御さんの膝の上で縦抱き抱っこで診察することが多いです
Tシャツとズボンだけど、肌着が股下でボタンで止まっていると、診察時にズボンを下げてボタンをはずすのでひと手間かかります
事前にお腹を出しやすくしておくとスムーズです
【時期3 👧幼児以上】
〇 上下に別かれた服
△ ワンピース、タイツ、レギンス、タイトなズボン
上下別れた服装の方が、診察はスムーズです
ワンピース👗だとまくり上げてパンツ🩲丸見えになってしまうので、不必要な露出を避けるために、Tシャツとスカートまたはズボンの方が乙女に恥ずかしい思いをさせなくて済むかも👧✨
【受診の目的によって更に服装に注意が必要】
🟢アトピー性皮膚炎やあせも、手足口病疑いの場合
肘と膝の内側や手足も見る事があるので、手足にゆとりがあり、まくり上げることのできる服装の方が全部脱がなくて済むことがあるので良いと思います!
🟢陰部に症状がある時や健診時
オムツやパンツを脱ぐこともあるので、診察前にオムツ交換しておいたり、脱がせやすい服装が望ましいです
わざわざタイツやレギンス、タイトなズボンを脱ぐのは大変ですね💦
腕や足の皮膚も診てもらいたい時は、ゆったりとしてまくり上げられる服装だとパンツ丸見えにならなくOK!
ポイント③ 持参物
下記の持参物をカバンにまとめておく!
又は、家族で置き場所を共有しておくと緊急時困りません!
🟢健康保険証
🟢母子手帳
🟢お薬手帳
🟢診察カード
🟢福祉医療費受給者資格証
🟢症状・質問事項をまとめたメモ(スマホにメモや写真・動画)
🟢飲物・お菓子
🟢オムツ・着替え・おもちゃ(必要時)
普段はママが管理していて、パパに受診に連れて行ってもらう時は準備して渡すご家庭も多いのではないでしょうか?
予定受診ならばそれでもいいのですが、子どもの受診は予測できないことも多いです
パパやおじいちゃん・おばあちゃんなどお子さんの受診に付き添ってもらう可能性のある人には、日頃から受診グッズの保管場所を共有しておくと良いでしょう
まとめ
お子さんが病気の時は親御さんも大変ですよね!
事前に小児科受診の流れを把握して準備しておけばスムーズに受診できます
親御さんから「今日は病院でお医者さんが"もしもし"とお口の中見るよ。お胸と背中見せてって言われたら、スーハ―しようね。お口も大きくあ~んってあけてね」と事前に説明しておけば、お子さんも安心できますよね
お家でお医者さんゴッコ👨⚕️をするのもオススメです!
慣れておけば、病院で自分から服を上げたり、お口を開いてくれる子もいます👧✨
とはいえ、不測の事態は起こるものです!
急に呼び出しがあって、保育園や幼稚園から直接受診する!
出先から受診する!
親御さんも慌てていて、症状まとめられない💦
着替える時間無いし、オムツも使い切って手持ちゼロ💦
など受診する状況は様々なので、臨機応変に😄
小児科も子ども専門の病院なので、オムツの替えは準備してあるし、
着脱しにくい服だったとしても診察室は他の患者さんからは見えない配慮がされているし、看護師が服の着脱を手伝ってくれるのでそこまで身構える事はありません
スムーズな受診でお子さんと親御さんの負担を最小限に、待ち時間を最小限にできれば嬉しいです
最後まで読んで頂きありがとうございました🙏