- 投稿日:2024/10/02
- 更新日:2025/11/05
私は音楽生成AIを使ってBGM系のYoutubeチャンネルを運営しています。
運営開始から8ヶ月後にチャンネル登録者1000人と総再生時間4000時間の収益化条件を達成しました。
収益化条件達成後の初月に5万円の広告収益を得ることができました。
資格も権威性もいらない。場所や時間の拘束もない。
小学生で習う掛け算の「九九」を覚えるのが学年で一番遅かった私が月5万円稼ぐことができたのだから、きっとこの情報も誰かの役に立つだろう。と思い、先をゆく先輩たちを見習い、この記事を書くことにしました。
私の方法で必ず稼げるようになるということではないので注意してください。
音楽生成AIのBGM系なので、Youtubeに「再利用されたコンテンツ」や「付加価値がない」と判断されれば収益化が出ない可能性を大いに含んでいると私は考えています。
保証を求めるマインドの人は参考にならないと思います。ご理解したうえでチャレンジしてみてください。
音楽生成AIで音楽を作る
音楽生成AIはSUNO AI一択です。
私はSoundfulやMubert,Udioなどの音楽生成AIを色々使ってみましたが、
・イメージからの作りやすさ
・音楽バリエーション
・カスタマイズ
・商用利用
上記の観点からSUNO AIが最も適しています。
SUNO AIで曲を作る
SUNO AIは無料でも少しなら使うことができるので試しにプロンプトを入れて生成してみてください。
慣れてから有料プランに変更すればOKです。
商用利用にはプロプランかプレミアプランが必要です。
※無料では商用利用できないので注意です。
月額10ドル or 月額30ドルです。
初めはプロプランからスモールスタートで大丈夫です。
※SUNO AIは画面がアップデートで頻繁に変わるのでボタンの位置などが変わっていることがあるのでご了承ください。
音楽を生成します
①Create画面
②V3.5を選択→最新はV4.5に変わっています※2025,5月現在
③Instruments(歌詞なし)をクリックして有効化
④プロンプトを英語で入力しワード間にカンマを入れる
例えばBGM系で流行っているLo-Fi Musicをつくるとして、
英語入力します。
lo-fi dreamy chillout music, down temp, drum kit, synthesizer
プロンプトの最初の一文はどんな音楽なのかわかるようにプロンプトを入れます。その後にカンマで区切って使用したい楽器や雰囲気のワードを入れると比較的狙った音楽を作りやすい傾向にあります。
⑤タイトルをいれる
⑥Createをクリックして生成します。
画面の右側に曲が作られました。
2曲作られます。1曲MAX最大4分です。曲の長さをコントロールすることはできません。
気に入った曲があればExtendボタンで続きを作ることができます。続きの曲は最大で2分です。曲のどこから続きを作るか00:20など途中から指定することができます。
①Extendボタン
②開始時間を入力
③Createをクリック
続きの曲を更に続きを作ることも可能です。
続きの曲の編集の項目から、はじめに作った曲と続きの曲をつなげて1曲にします。
①続きの曲の右端にある縦の三点リーダーをクリック
②メニューのCreateをクリック
③[Get Whole Song]をクリック
下に初めの曲と続きの曲がつながった1曲ができます。
ダウンロードはできた曲の編集の項目からWAVかMP3でダウンロードします。
①ダウンロードしたい曲の右端にある縦の三点リーダーをクリック
②Downloadをクリック
③WAV Audioをクリック
はじめのうちは3分から4分くらいの曲をたくさん作って、動画にするプレイリストを作ります。
メロディはいいのに音質が悪いと感じたり、曲調を変えたい場合はカバーを作成します。
①カバーしたい曲の右端にある縦の三点リーダーをクリック
②メニューのCreateをクリック
③Cover Songをクリック
④楽器やスタイルを入力
⑤Createをクリック
これを繰り返して狙った音楽を作っていきます。
テンポをコントロールする方法は下記の記事よりご確認ください。
【SUNO AI】プロンプトに頼らないテンポコントロール方法を解説!
曲のクオリティを上げて長くするテクニック
SUNO AIを使っていると、曲の最後の方の音質が悪くなりがちで、お気に入りの曲を伸ばそうと思っても、うまく伸びなかったりと思うように曲が作れない問題にぶち当たります。
そこでExtendボタンで曲のバリエーションをたくさん作ってAudacityという無料の音声編集ソフトで曲を繋げて曲の音質を保ちつつ長い曲を作ります。
具体的にはまずお気に入りの曲の冒頭のサビからAメロもしくは、イントロからサビに変わる部分の大体2秒前でExtendします。
同じ位置でさらにもう一回Extendします。
すると初めの曲+4曲のバリエーションができました。
すべて繋げずに別々で1つずつダウロードします。
Audacity(オーダシティ)で曲を編集
※SUNO V4.5は4分の曲が最後まで音質よく再生される頻度が高いので無理にオーダシティで編集する必要が無くまりました。
ですが自分の好きなパートなどを編集したい場合は参考にしてください。
音楽や音声の無料編集ソフトであるAudacityを使って曲を切ったりつなげたりして、1曲に仕上げます。
基本操作ショートカットキー
・ズームイン【⌘+1】
・ズームアウト【⌘+3】
・所定の位置に戻る【⌘+2】
・再生、停止【スペースキー】
・カット【⌘+i】
Audacityに音楽をインストール
ダウンロードした曲をAudacityにインストールし、すべて横並び移動します。
音量を調整する

すべての曲を選択(Command⌘+AまたはCtrl+A)してエフェクトタブのラウドネスノーマライズ を選択します。
-14.0LUSFに設定して音量を調整しましょう。
追記:編集を効率化する設定
カットして不要なトラックを削除した時にそのトラックが存在した場所にスペースができす。
この設定では削除したらそのスペースを自動的に埋めるように後ろのトラックを前のトラックまで移動させる設定です。
①Audacity
②トラック動作
③クリップ編集時に以降のクリップも移動させる
④OKをクリック
カットと削除で曲を違和感なく繋げる
次に別々にダウンロードした曲と曲を違和感なく繋げるのですが、これは音楽のセンスが必要になってくると思います。
カットしたいトラック上でクリックして縦線を表示
⌘+iでカットします。
消したいトラックの上部をクリックして選択
バックスペースキーで削除します。
曲同士のつながりを確認するために、下に新たにトラックを作って、波形同士を比較しながら繋げるポイントを探ります。
何もないところで右クリックし「ステレオトラックを追加」を選択
トラックを下にずらして波形を確認しながら調整できます。
片方ずつ再生したい場合は各トラックの左側のミュートを押して再生します。
トラックをコピペすることもできるので1曲の長さをいくらでも長くすることができます。
これは歌詞なしのBGM系の強みです!
編集できたらダウンロードします。
上部のファイルタブの[オーディオをエクスポート]を選択して[コンピュータにエクスポート]を選択します。
サンプリング周波数を[44100Hz]でエクスポートします。
ダウンロードが完了しました。
これで1曲できましたね。
この方法では曲の後半の部分をカットしつつ、メロディのバリエーションを増やし、曲全体の長さも長くすることができます。
画像生成AIで画像を作る
動画の背景やサムネイル画像を作ります。
画像生成AIをもう使っているという方はお好みのサービスで生成します。
BGM系で流行っているLo-fi Girlなどのイラスト系の画像やリアルなカフェなどの画像が一般的です。YouTubeでBGM系のチャンネルをたくさんリサーチして好みの方向性を決めて下さい。
初心者おすすめはCanvaかAdobeExpress
(※BGM系のチャンネルは画像が超重要なので画像生成AIに慣れている人はミッドジャーニーなどの本格的な画像生成AIを使うと良いです。)
おなじみのCanvaでも有料プランで画像生成AIを簡単に使うことができます。
CanvaのUIに似たサービスでいうとAdobeExpressもおすすめです。リアル系の画像生成がCanvaよりも得意な印象です。
両方とも画像生成AIサービスではなくいろんな画像や動画素材があったりテキストを入れられたりしてサムネイル画像作成にも最適なのでおすすめです。
ちなみに私はどちらも有料で使っています。
今回はサンプルとして下記のようなイラストをAdobeExpressで簡単に生成してみました。
動画編集ソフトで動画を作る
作った曲と画像を動画にするために動画編集ソフトを使います。
おすすめ動画編集ソフトFilmora(フィモーラ)です。
Filmoraをおすすめする理由は音の波形
私はDaVinci Resolveを使っていますがより簡単なFilmoraをおすすめします。
その理由はオーディオスペクトラムを簡単に動画内に導入することができるからです。
※オーディオスペクトラムとは音に合わせて波形が動くエフェクトのことです。
BGM系の動画で見かけることがあります。
単純に波形が動いているのではなく、音に合わせて動いているので動画のクオリティを簡単に上げることができて、単なる静止画ではなくなるのでYoutubeに付加価値のないコンテンツと判断されにくくする狙いがあります。※実際のところ効果があるかわかりません。
Filmoraならデフォルトでこの波形の種類が25種類あります。
私はDaVinci Resolveでオーディオスペクトラムを使っていますが、重たくてよくソフトが落ちます。
そのため、オーディオスペクトラム用にデータを小さくしたものをわざわざ作って使用しています。
しかも作成はかなり複雑で音ズレ対策も必要なため全くおすすめできません。
Filmoraなら一発で簡単にいれることができておすすめです。
①曲をいれる
②画像をいれる
③オーディオスペクトラムを入れる
基本この3点で完成できちゃいます。
ここからタイトルのテキストを入れたりエフェクトを入れたりしてさらに差別化していくことも可能です。
注意(Filmoraは有料にしたとたんに7日間無料のFilmora Creative Assets(Effect & Plug-ins)というサブスクプランががついてきますが8日目から自動更新で有料になるので解約わすれずに!!)
無料でも使うことができますが、動画を書き込みするとFilmoraの透かしが入るので実際にはYouTubeに投稿することはできません。練習ならいくらでもできますので、まず無料で使用してみて下さい。
サクッと作った1曲だけですがサンプル動画です。
※リンクの動画は限定公開です。チャンネルも収益化しておらずサンプル投稿用です。宣伝、収益の意図はありません。
ChatGPTでタイトルと概要欄を作る
タイトルや概要欄の生成もAIにお任せです。
タイトルは英語ベースで作成することを勧めします。
理由は英語にすることでリーチする人口を増やすことができるからです。BGM系の強みです。
そのためにAIを使います。
例えば英語圏の人にとって違和感のないタイトルを英語で作ってとAIにお願いすることができます。
タイトル作成
「Lo-fi HipHopのBGM系のYouTubeチャンネルの動画のタイトルを下記のキーワードを入れていくつか生成して」というように狙ったキーワードを入れたタイトルをつくってもらいます。
※英語圏の人にとって違和感のないように英語で生成して日本語の解説と翻訳もつけて。とプロンプトするとタイトルの良し悪しを判断しやすくなります。
出来上がったタイトルが微妙な場合、必要に応じてアップグレードしてもらうのにクロードやGoogleのジェミニなどの別のAIにお願いして、ブラッシュアップしていきます。
このタイトルをグレードアップしてなどプロンプトを入れます。
最終的に出来上がったタイトルを更にChatGPTに「このタイトルのバリエーションをたくさん作って」とお願いすることで、次の動画のタイトルも作ることができます。
概要欄の作成
概要欄もこのタイトルから概要欄を生成してとAIにお願いします。
ただしいちばん大事な冒頭の一文は自分が考えた文章にすると良いでしょう。
なぜならAIが考えた文章は「~の旅へようこそ」など詩的な冒頭の文章が多く、冒頭は単純に『このBGMは~です。』と視聴者がそれを見ただけで内容がわかるようにしたいからです。
伸びる動画にする戦略
どうすれば再生数の伸びる動画にするか今までの運営で体感してきたことです。はじめは面白いほどに視聴されません。
私はいろんな音楽生成AIサービスで曲を作り様々なジャンルを取り扱っていました。
はじめは一つのレーベルを作る!と粋がっていましたが現実はそう甘くはありませんでした。
まずはチャンネルの専門性を高めて弱者のためのランチェスター戦略で運営しましょう!
BGM系で100日で100万円稼いだ方法を惜しげもなく公開されているイヌさんの記事が運営のヒントになるので必ず読んだほうがいい内容となっています。
→100日で月100万円稼ぐまでの間にやったこと【やるorめっちゃやる】
14日で収益化したさちこさんのリサーチ方もめっちゃ参考になります!
→【YouTube】BGMチャンネルを14日で収益化した方法
音楽のジャンルを統一する
視聴者に継続的に観てもらうためには音楽のジャンルは統一しよう。
チャンネルの専門性を高めるために音楽のテンポや雰囲気まで統一します。
専門性を高めるのは弱者が生き残るためのランチェスター戦略です。
音質がそこまで高くない生成AIと相性がいいLo-fi系は激戦になってきました。
Lo-fi×jazz
Lo-fi×Dreamy
Reggae×Hawaiian
など、組み合わせることによって、さらに専門性を高めるようにジャンルを決めていきましょう。
やりながら視聴者の反応を見て細かな軌道修正が必要です。
質より量!
生成AIでとにかく音楽を作りまくって動画にしまくります。
実際少し前のSUNO AIの音質は今程良くはなかったのですが、チャンネル登録者数1000人未満でも再生数1万回を超える動画を作ることができました。
量を作ることで方向性やどんな音楽が受け入れられるかわかってきます。
タイトルやサムネは英語ベースで作る
歌詞のないBGM系の音楽の強みを活かして全世界の人に観てもらう戦略です。
まずは英語で作って、言語をあとから追加します。
私はイタリア語やフランス語、もちろん日本語など9言語ほどタイトル、概要欄の言語を追加しています。
サムネイルのテキストはシンプルに
テキストは大きく目立ちすぎてもクリック率が良くならない印象です。
実際、リサーチしてみると再生数があるのにテキストがまったくないサムネの動画も出てくるほどです。
おしゃれさが大事だと感じています。
BGM系の動画を見る人はどんな人か考えてみたら、雰囲気を大切にしている人なんじゃないかと仮定しました。
そんな人が選ぶサムネイルをイメージすると良いと思います。
サムネイル画像は3枚選択することができて、どの画像がクリック率がいいかテストすることができます。
テキストのフォントをシンプルなものや手書き、筆記体などに変えてみるなど、常に3枚の画像でテストしてください。
サムネイルは音楽の動画であることがわかるようにする
サムネイルを見ただけでBGM系の動画であることが瞬時に判断できるようにしておきます。
例えば…
・テキストにMUSICやPLAYLISTと入れる
・テキストの横に音符を入れる
・楽器が入った画像を入れる
・ラジカセやスピーカーが入った画像を入れる
とにかくサムネイルが超重要なので一番力を入れていろんなものをテストしてクリック率を見ながら作ってください。
サムネイルに関して、ノアさんの記事がわかりやすくかなり有益です。
BGM系のサムネイルを題材にして説明されているので絶対見ておくべき内容です。
→YouTube5本投稿で収益化!「リサーチは数字だけを追っていても意味がない」Webマーケティング
チャンネル名はジャンルや雰囲気がある程度わかるものに
このチャンネルはどんなBGMを配信しているのか一発でわかるチャンネル名にするほうがおすすめです。
ただ、細かな軌道修正ができるようにある程度にとどめておくことが重要です。
1時間以上の動画にする
感覚ではありますがBGM系の動画はあまり短いと受けが悪いです。
リサーチすると中には12時間近くの長尺の動画もたくさんあります。
はじめは1時間位の動画が作れるように音楽を生成していきましょう。
私も1時間程度の動画で10万回再生を突破した動画があります。
その後収益ができてから動画の長さを伸ばすように検討してもいいかもしれません。
やるorめっちゃやる
ここまできたらやるだけです。
・ほんとに収益化できるのだろうか
・やっぱり他のことをやるべきだろうか
・遊びたい
・忙しい
・眠い
いろんな誘惑があって挫折してしまいそうなことがたくさんあると思います。
そんなときに学長の言葉を思い出します。
「自分の人生にどれだけ真剣か」
やれるとこまでやりましょう!やるだけです!