- 投稿日:2024/09/13
- 更新日:2025/09/29
元インテリアコーディネーターがおすすめする壁紙
山ほどのサンプルから選ぶのは至難の業
新築やリフォーム予定のみなさん、壁紙選びに迷っていませんか?
カタログの写真では、まるで同じに見えるような物から、個性的な色柄まで「そんなに数が必要!?」と思うほど豊富にあります。
また、小さいサンプルを見せられても、いまいちイメージが湧きませんよね。
確固たる好みがある方は、その好みを貫いていただくのがベストです!
好みに良し悪しなどありません。
ご自分のやりたいようにやるのが一番なのです。
インテリアコーディネーターをしていた時、ヨーロッパテイストがお好きなお客様はフランスから取り寄せた紫の地色に大きな花の柄が一面に入った壁紙を使われました。
なかなかに奇抜な壁紙でしたが、美しい仕上がりにお客様は大満足されていました。
一方、特にはっきりした好みがない方、お部屋のテイストを決めかねている方にとっては壁紙選びは結構難しいのではないでしょうか?
壁紙選びに迷ったときに選ぶべきものはコレ!
そんな壁紙選びに迷われている方におすすめするのは、「シンプルな壁紙」一択です。
シンプルは壁紙とは、柄のない白っぽい壁紙です。
例えば下の画像のようなものです。
【織物調】
【塗壁調】
その中でも、うっすらベージュ系やグレー系の色がついている物がありますが、正直どちらを選ばれても大差はありません。
上の画像がベージュ系、下の画像がグレー系なのですが、二つ並べるからこそ色味の違いがわかりますが、単独で広範囲に貼られた壁紙を見ると実際どちらが貼られているかわかりません。
強いて言うなら、お手持ちの家具が明るい色の木目の物が多ければベージュ系、濃い色の木目やモノトーンの物が多ければグレー系を選ばれるとしっくりきます。
↓
ベージュ系の壁紙と相性⭕️
↓
グレー系の壁紙と相性⭕️
ただ、それほど厳密なものではありません。
そもそも壁紙の色が強い色ではないので、気にされなくても大丈夫です。
直感で選ばれることをおすすめします。
シンプル一択の理由
なぜシンプル一択なのか一言で言うと、「どんな変化にも対応できる」からです。
シンプルな壁紙にしておけば、ピンクのカーテンでも水色のカーテンでも合います。
家具だってモダンなテイストの物でも、カントリー調の物でも、カジュアルな物でも違和感なく取り入れることができます。
ラグの色やクッションの色も、どんな色でも合わせやすいので小物を変えるだけでお部屋の雰囲気をガラッと変えることもできるんです。
主張の強い柄物などは、合う色やテイストが限定されてしまうので、好みが変化した時に置きたい家具と壁紙がチグハグになってしまいかねません。
また、シンプルな壁紙は単価が安めな場合が多いこともメリットの1つです。
注意すべき点
シンプルなものを選ぶ際に、1点気をつけるべきことがあります。
それは、「凹凸のない真っ白の壁紙は避ける」ということです、
理由は下記の通りです。
・反射しやすく、日光が当たると眩しく感じられて落ち着かない部屋になる
・壁紙の繋ぎ目が目立ち、下地の凹凸が目立ちやすい
・事務所のような無機質な印象になる
織物調や塗壁調など、凹凸のある壁紙を選んだ方が高級感も出ますし、仕上がりも美しくなります。
最後に
壁紙は汚れたり、経年劣化もしますので、10年〜15年に1回は貼り替えが必要です。
貼り替える費用はそれほど高額ではないので、「飽きれば貼り替える」というのもアリです。
とは言え、家具を移動させたり、業者を手配したりと、それなりに手間がかかります。
長く飽きずに使えるものにしておくことが、コスパ的にもおすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この情報が、どなたかのお役に立てば幸いです。