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- 投稿日:2024/09/16
- 更新日:2024/09/16

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要約
私たちの生活に身近な土地、そんな土地を売買したいけど、価格が分からない。
そんな悩みも、相続税路線価を使うことで、価格の目安を知ることができます。
この記事では、相続税路線価から目安額を算定する方法をまとめています。
前編では、相続税路線価から、標準的な宅地の単価を求めました。
本編では、標準的な宅地の単価をもとに、対象の土地の価格を求めていきます。
対象の土地の価格を求める(補正項目編:前)
標準的な宅地の1㎡当たりの価格が求められましたので、続いて対象の土地の価格を求めます。
具体的には、標準的な宅地の価格から、対象の土地の大きさや形などを考慮して補正を行います。
先ほどのカレーの例えで言うと、自分が売買したいカレー(対象の土地)と、その地域の代表的なカレー(標準的な宅地)を比較して、どのような具が足されているのか(価額がプラスになる要素)、もしくはどのような具が不足しているのか(価額がマイナスになる要素)などを考慮していきます。
前編の算定で、対象の土地の標準的な宅地の単価は2,070,000円/㎡(図9)で、高度商業地区に属する土地であると言うことが分かりました。
図9
では、対象の土地は、標準的な宅地と比べてどのような点で優れ、どのような点で劣っているのでしょうか。

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