- 投稿日:2024/10/23
- 更新日:2025/10/02

はじめに
家賃の一定割合を会社が補助してくれる制度を利用している方にとって、単に家賃の安さだけで住居を選ぶのは賢明ではありません。
実は、家賃が多少高くても高断熱な物件を選ぶことで、総合的に見て金銭的メリットが得られる可能性があります。
家賃補助と住居選びの関係
家賃の一定割合支給型の補助を受けている場合、家賃が高くなるほど補助額も増加します。
例えば、家賃の50%が補助される場合:
・家賃8万円の物件:自己負担4万円、補助4万円
・家賃10万円の物件:自己負担5万円、補助5万円
一見、家賃の安い物件のほうが得に思えますが、ここで光熱費を考慮する必要があります。
断熱性能と光熱費の関係
断熱性能の低い住宅では、冬は暖房費が、夏は冷房費が大幅にかさみます。
一方、高断熱住宅では:
・冬期の暖房費が大幅に削減
・夏期の冷房費も節約可能
・結露やカビの発生リスクが低下し、健康的な住環境を維持
と、光熱費が節約できることに加え、生活の質も向上します。
具体的な試算例
以下に、家賃と光熱費を合わせた月額コストの比較例を示します:
1.断熱性能の低い物件:
・家賃:8万円(自己負担4万円)
・月平均光熱費:2万円
・合計月額コスト:6万円
2.高断熱物件:
・家賃:10万円(自己負担5万円)
・月平均光熱費:1万円
・合計月額コスト:6万円
この例では、高断熱物件のほうが家賃は高いものの、光熱費の削減により総コストは同等になっています。
その他のメリット
金銭面以外にも、高断熱住宅には以下のようなメリットがあります:
・室内温度が安定し、快適性が向上
・結露やカビの発生が抑えられ、健康的な住環境を維持
・環境負荷の低減につながる
まとめ
家賃補助を受けている場合、単に家賃の安さだけで住居を選ぶのではなく、断熱性能も考慮に入れることが重要です。
高断熱住宅を選ぶことで、快適性の向上と長期的な金銭的メリットを両立できる可能性があります。
住居選びの際は、家賃と光熱費を合わせた総コストを比較検討することをおすすめします。
高断熱住宅の探し方についても記事を書きたいと思っています。
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