- 投稿日:2024/09/27
- 更新日:2025/09/29

初めまして!シロマサルと申します。
今回は、宮本武蔵の『五輪書』を紹介します。
リベシティの「5つの力」をどのように活かすかについて考えてみたいと思います。
宮本武蔵とは?
宮本 武蔵(みやもと むさし)は、江戸時代初期の剣術家、大名家に仕えた兵法家、芸術家。二刀を用いる二天一流兵法の開祖です。
重要なのは壮年期(現在でいう30代後半から50代ぐらいまでの年齢)の思想です。五輪書にも色濃く出ています。
譜代大名に「客分」として迎えられ、藩主の息子や家臣へ剣術を指導し、禅僧などの知識人たちと交流を持ち、広い視野での生き方を説きました。
現代でいう「コンサル」といっても良いでしょう。
戦国から江戸へと変わっていく激動の時代、自らの道を貫いて確固たる自己を生きた宮本武蔵の『五輪書』は普遍性のあるヒントを我々にも共有してくれます。
『五輪書』とは?
宮本武蔵が、自らの生涯を通じて見出した「武士としてのあるべき生き方」を示した江戸初期の兵法書です。
「地・水・火・風・空」の5巻で構成されており、「地水火風空之五巻」と呼ばれています。
残念ながら、原本は既に焼失したと言われています。
弟子たちが書写したものを比較・校訂したものが残っているのみです。
5つの概要
「地の巻」:宮本武蔵自らの来歴と正しい道の地盤を固めることの重要性を説いています。
「水の巻」:器に応じて変化し、一滴から大海にもなる水のイメージから剣術の鍛錬法を説きます。
「火の巻」:火が燃え広がるイメージから一人の剣術は大規模な合戦にも応用できると説きます。
「風の巻」:「その家々の風」から他の流派の誤りを指摘する巻です。
「空の巻」:自由な空から道理を体得すれば道理にとらわれない自由な境地が開かれ、実(まこと)の道に生きる事を説きます。
リベシティの「五輪書」とは?
リベシティが提唱する「5つの力」とは、経済的自由や心の豊かさを目指すために重要なスキルです。
それぞれの力がどのように役立つかを簡単におさらいします。
1. 稼ぐ力:自分のスキルを活かして収入を得る力。
宮本武蔵が「どの武器でも勝つことが重要だ」と説いたように、稼ぎ方も一つに固執せず、多様な手段を駆使することが成功への鍵です。
2. 貯める力:得た収入を効率よく管理し、無駄な支出を抑える力です。
武蔵が語る「目に見えないところを覚ること」に通じるように、日々の小さな支出に気を配り、見えないリスクを回避するのがポイントです。
3. 増やす力:資産運用を通じて、お金を増やす力です。
武蔵の「広く諸芸にも触れる所」とあるように、さまざまな投資手法を知り、選択肢を広げていくことが大事です。なんでも使う前には知らなければなりません。
4. 守る力:稼いだお金や資産を税金やインフレ、リスクから守る力です。
武蔵の戦略も、勝利を得るための防御と準備が基本。
守る力は、経済的な安定を保つために不可欠です。
5. 使う力:ただ貯めるのではなく、自己投資や寄付、幸福感を高めるための支出が含まれます。
『五輪書』の「様々な芸事や道を知ることは自己を磨き上げる極意につながる」という言葉が、使う力を多様に使いこなす姿勢に通じます。
家計管理に活きる「五輪書」の考え方
「柔軟な戦略」
例えば、「水の巻」では、器に応じて形を変える水の性質が強調されます。これをビジネスに応用すると、状況に応じて柔軟に対応する姿勢が重要であることを示しています。
リベシティの5つの力も、1つにこだわるのではなく、多角的に使いこなすことが成功の秘訣です。
固定観念にとらわれないこと
武蔵の教えで特に注目すべき点は、「一つにこだわらない」という考え方です。
『五輪書』では、剣術においても、二刀流を駆使しながらも、状況に応じてさまざまな武器を使うように、私たちも「稼ぐ」「貯める」「増やす」「守る」「使う」の力を柔軟に活用しなければなりません。
固定観念にとらわれずに勝つ方法
リベシティで重要なのは、強者のやり方にとらわれることなく、自分に合った方法で5つの力をバランスよく活用することです。
武蔵が説くように、常に多様な手段を持ち、その場に応じた最適な選択をすることが、最終的な勝利へと繋がります。
そのためには、まず「自分に合った生き方」を決めなければなりません。
ゴールや目的がなければ、「こだわる以前の問題」です。
参考:地の巻 兵法を学ぶ道の心がけ 9か条
私が好きな、兵法を学ぶ道の心がけ9か条を載せます。
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邪ではないことを思うこと
道を鍛錬すること
広く諸芸にも触れること
諸々の職業の道を知ること
物事の損得を弁えること
諸事の真価を見抜くこと
目に見えないところを覚って知ること
わずかな事にも気をつけること
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どの様にとらえるかはお任せします。
おわりに
『五輪書』の教えは、時代を超えて現代にも通じる普遍的な知恵です。
リベシティの5つの力も、武蔵の教えと同様に、状況に応じて柔軟に活用することで、豊かな生活や自由を手に入れることができます。
一般人が勝つためには固定観念にとらわれないことです。
稼ぐことに囚われれば、稼ぐのが強い人しか勝てない。
節約で勝つことに囚われれば、我慢強いものしか勝てない。
情報を集め、聡くなければ相場や買い物に勝てない。
自分を知らなければ、良い消費はわからない。
私も含めて、大抵の人は強者ではありません。
ならば、固定観念にとらわれず、あらゆる策を講じてできることを発揮できれば、一瞬でも相手に勝(まさ)ることができる。
常識、伝統、美学、成功体験、現実は非常に大切な情報ですが、とらわれすぎるのは良くありません。
縛られず、囚われず、人事を尽くすことが生きる事である。
とても力強い作品です。
『五輪書』は正に、現代の「道」をゆくために必要な知識です。
ただし、誤用を招く恐れがあります。
「生兵法は大怪我の基」です。
十分にご注意を!
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!