- 投稿日:2024/09/29
- 更新日:2025/11/20
「お葬式の費用って、式場に払うもの以外にもあるの?」
「葬儀費用以外で、高額な費用ってどんなもの?」
そんな不安を抱えていませんか?
実際には、葬儀社に支払う費用のほかにも、想像以上の“意外な出費” がいくつも発生します。
事前に知っておかないと、思わぬタイミングで家計に大きな負担がかかることもあります。
この記事では、私が親を見送った際に実際に支払った「葬儀費用以外でかかった想定外の高額出費」4つ を、リアルな体験にもとづいて紹介します。
考えたくないことではありますが、突然の別れは誰にでも訪れるものです。
これから大切な人を見送る方が、少しでも慌てずにすむよう、知っておきたいポイントをまとめました。
葬儀費用以外でかかった想定外の高額出費
1. お坊さんへのお布施:60万円
お坊さんへのお布施は、想像以上に高額です。

私の実家の菩提寺では、葬儀にかかったお布施は 60万円。
ちなみに、内訳は通夜・葬式・戒名料でした。
先祖代々のお墓があるお寺の場合、お布施の値引きをお願いするのは現実的に難しいのが実情です。
墓じまいを検討するという選択肢もありますが、そうでない場合は、事前にしっかり準備しておくことがとても大切です。
2. 高額香典への追加返礼品:26万円
近しい親族などからいただく 高額香典の場合は、当日手渡す香典返しとは別に、後日「追加の返礼品」を用意する必要があります。

この費用は当初の葬儀社の見積りには含まれていないため、意外と盲点になりがちな項目です。
地域差はありますが、相場としては当日渡した返礼品と合わせて“香典の半額程度”。金額が大きくなるほど、返礼品代も一気にふくらみます。我が家の場合は、叔父叔母からの香典が高額で、返礼品代も26万円とかさみました。
追加の返礼品は葬儀社に依頼することもできますが、相場より割高で、品揃えも限られていることが多いのが実情です。
そのため、自分で楽天などの通販サイトから手配する方が、選択肢も多く、値段も抑えられるのでおすすめです。
3. 墓石の刻印・位牌の購入:10万円
仏教徒の場合、葬儀後には 先祖代々の墓石に故人の名前を追加する刻印 と、故人の戒名を記した黒位牌の準備 が必要になります。

我が家の場合、墓石の刻印は地元の石材店に依頼して 約4万円、黒位牌は大手の仏具店で購入し 約6万円 でした。
これらの費用も、葬儀社の見積りには含まれていないため、忘れずに考えておきたい項目です。
なお、石材店や仏具店は価格差が大きいため、相見積もりを取ったり、位牌の種類を選ぶことで費用を抑えることも可能です。
4. 火葬費用:5万円
意外と盲点になりやすいのが、この 火葬費用 です。
我が家の場合、公営の火葬場で、故人の住所地であれば 2万円 で火葬できました。
しかし、その火葬場は“とんでもない山奥”。
県外から来る高齢の親戚も多かったため、そこまで移動してもらうのは現実的ではありませんでした。
そこで、葬儀会場の近くにある別の公営火葬場を手配したところ、費用は倍以上の5万円に増加。火葬場の場所によって、こんなに差が出るとは思ってもいませんでした。
これから葬儀を控えている方は、「住所地の公営火葬場がどこにあるか」「アクセスしやすいか」を事前に確認しておくと、後になって慌てずに済みます。
まとめ
私が親を見送った際に実際に支払った「「葬儀費用以外でかかった想定外の高額出費」は、次の4つでした。
1. お坊さんへのお布施:60万円
2. 高額香典への追加返礼品:26万円
3. 墓石の刻印・位牌の購入:10万円
4. 火葬費用:5万円
葬儀は、体力的にも精神的にも大きな負担がかかる時期です。
そんなとき、せめて お金の不安だけは少しでも軽くできるように、前もって知っておく・準備しておく ことが大切です。
あなたやご家族が、突然のときに慌てずに済むよう、今回の体験が少しでも参考になれば幸いです。